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連縁考察:限凸雀巳のつくりかた

連縁インタビュー2021を読んでいたらなんとなく思いついたこと


雀巳のトレース/オーバーライドの代償を考える

 天影戦記の雀巳ルートの雀巳戦(表)で、他ルートと違ってお互いにお互いを殺すための殺し合いが発生している。これは雀巳ルートのみの特有な状況のように思われるが、いやまあ玄鳥や黒巫鳥が殺意を抱かずに戦っていたかというと違うと思うが少なくとも雀巳同士の間には完全に生きるか死ぬか殺すか殺されるかが明確にある


そういうガチ目の殺し合いでも雀巳が切り札として、それが相手には茶番だとわかっていても本を破る、プレイヤーにとってのいつものアレ-トレースで、トリックの種はお互い知っているにも関わらず逃げる側の雀巳は実際に一度は逃げ切ることができている


雀巳ルート中央goodendingより一部引用

「あなたにとっては最期のあがきなのかもしれないけど、

 私達にとっては見飽きた『予想外』なのよね」


 雀巳がトレースを行うことは最期のあがきと定義され、しかし自分を殺す時には殺される側の雀巳はそれを行い、実際に一度は逃げることができる。

その後は裏雀巳と決着をつけて負ける側の雀巳は負けて勝者の雀巳に統合される。

雀巳ルートでは負けたほうの雀巳と会話することはできないが、


神社組Ex+αより一部引用

「そしてお前は、また失敗する!

僕を仕留めそこなった!!」


とあるので、雀巳ルートではきちんと【仕留めた】のでオーバーライドが発生しなかったと読むこともできる



さてこんな便利機能、もっと頻繁に使ったほうが有利になるよね?

だがどうやら、雀巳達の主観では、雀巳側はそんなにトレース/オーバーライドを使っていないようだ。(頻繁に用いているならば、最期のあがきとして用いることを『予想外のこと』と相手の雀巳に思わせることは出来ない。)


あと一般的(メタ的)には、創作の中での強すぎる能力にはでかすぎる代償をつけることでバランスを保つ事が多い。十中八九、トレース/オーバーライドにはそれなりにでかい代償があるはずだ。


ここでいつもの大胆な仮説を提唱するぜ!


仮説1:雀巳能力の代償は対応する雀巳人格の死


これだと上記2つの会話とうまく整合性が取れる。いつでもオッカムの剃刀は当てるべきだが、こうするとすんなり説明がつく。


上の方で引用した文章をこう言い換えただけでもある。

雀巳(H,A)が敗北を悟った時に命さえあればトレース/オーバーライドを使う事ができる

最期のあがき≒トレース/オーバーライドを使う」

「仕留め残った時点で雀巳(A)はオーバーライド≒最期のあがきを使える」


この仮説だと、なぜExtra+αで突然人格が切り替わったのか(天影戦記上での操縦者はハミィであったのに、なぜ突然アルディに交代したのか)の答えが割とすんなり出せる。

もうハミィは居ないので。



さらに、こんな簡単に命をかけるリスクについては、

全てのルートが発生したのならば雀巳は複数存在するので、1つの歴史の中の雀巳の人格2つ(H,A)が死んだところで雀巳の復讐計画は狂わない

なぜなら雀巳は歴史の数だけ存在する。



仮説2:ベニーは雀巳(H,A)が得た情報の保持者

虚無虚無ベニーとかいう情報が少なすぎる雀巳第三人格だけど、人格として虚無に近いことが逆にベニーの特性であり特徴なのではないか。


仮に雀巳の行動指針を司るハミィ、アルディ人格がロストした時に、雀巳の肉体だけが残される。

物理的に雀巳の肉体が物理的ロストすると多分デジャブのなんたらで歴史と辻褄が合わなくなる(物理的殺害の代償が強いデジャブであることは雀巳ルートでほのめかされている)雀巳の計画の遂行のためには人格は捨てても良いけど肉体は残さなければならない。

そして仮にその歴史の雀巳が得た情報をロストさせることは無駄が多い。


仮説2も突拍子もなく聞こえるかもしれないが、これで自機雀巳側の行動にある程度説明がつく。

 

 要は自機雀巳側は「その歴史の雀巳が得た情報さえ手に入れば良く、その情報を得た時点でその歴史の雀巳と自機雀巳の区分がなくなる」

なのでハミィとアルディは当然抵抗するが自機雀巳には不要であり、もちろんハミィとアルディは命を賭して抵抗するがベニーは抵抗しない。



今日の考察:限凸雀巳のつくりかた



なんか新しい要素が加わっているけれど、要はハミィアルディが主体的に関与した部分を対応する人格ごと抹消することでトレース/オーバーライドできるんじゃないかってことが圏論のモノイドについて調べていて思った。(まだ煮詰まっていない)


そして、ハミィやアルディが人格的に死を迎えたとしても虚無虚無ベニーが存在することで无現里上で雀巳は全ての分岐で生存している歴史を得る。


未来から来た雀巳(というか自機雀巳)にはハミィ/アルディ人格が備わっているので、残り滓のベニーを回収すれば元通り雀巳(H,A,B)になる。

その歴史のハミィ,アルディが残存している場合、自機雀巳はハミィ、アルディを消去することで情報(ベニー)を回収する。




問題点1:藪雨オリジン

「なにこれー?」


この立ち位置は連縁というゲームのプレイヤーの立ち位置とほぼ等しい。この位置にいる藪雨を藪雨オリジンと呼称する。

作中の藪雨は今この位置に居ない。(藪雨オリジンを仮定する意味とはうごご)


无現里BADの情報を元に藪雨オリジンがねむねむ中であるとするとこんな感じのように思うが藪雨周りの考察は……無理です……


雀巳の歴史改変が効かないことに理屈をつけるのが難しい。強いて言うなら、

无現里内の藪雨は无現里からの影響は受けないが休眠中藪雨から一方的な影響を受けている状態、と定義できそうだ。


問題点2:モナドとは単なる自主関手の圏におけるモノイド対象だよ。何か問題でも?

 圏論のモナド/モノイド/忘却関手あたりの挙動が雀巳の挙動と一致することはあまりにも有名ですが、圏論用語が一般非数学人にとって難しすぎる問題があります。

私は一般非数学人なので正しく説明することも出来なければ、正しく理解している保証もできません。むずかち。


ハミィ/アルディを関手(fanctor)と定義して云々……

ベニーを自己関手(恒等関手/identity fanctor)と定義して自己にのみ作用する云々……

もっと頭がよかったら圏論を理解できるのに……



結論:結局何が言いたかったの

・雀巳が自分で選ぶ死(今回の記事では人格の消去)は雀巳の敗北にはならない

・撃破後のハミィ,アルディに時間を与えると逃げられてしまう

・玄鳥の大きな間違いは殺すなら言葉に出す前に行動しなければいけなかったこと

・そんなこと出来ない玄鳥の人間性が人間らしくていいよねってこと

・藪雨が雀巳に対する天敵すぎること

・モナドがわかんないってこと


以上です。




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Comments

すずみの限凸の仕方が物騒すぎて草だなと思いました(小並感)(オツムが足りないので難しいことはサッパリですが、ベニーを情報、あるいはバックアップデータのように捉えているのがとても斬新に感じました)。

Ato


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