探偵サークル物語AnotherRoute【第1話】
Added 2020-05-19 09:55:07 +0000 UTC「私と一緒に探偵サークル作らない?」 この唐突な一言から私の波瀾万丈な学園生活がスタートした。 私、春風椿(はるかぜつばき)は、私立の女子大学に通う大学一年生だ。 学力も平凡で容姿もそれなりで髪は肩までかかるくらい長さ。 胸は平均より大きいため同性からの視線も時々感じるが、もう慣れてしまった。 そんな私は大学に入ったのはいいものの、一人で講義を受け昼食を食べ、下校する。 これが日常だった。 実際のところ私はあまり人と関わりを持ちたいとは思っていない。 私は一人でいることが苦痛と感じるタイプではないのだ。 これくらい大きな規模の大学は私にとってはちょうどいい。 一人の方が良いとずっと思って今まで生活してきた。 一人で推理小説を読んでいる時間がたまらなく大好きだった。 その推理小説が私の運命を大きく変えるとは当時は思ってもいなかった。 「私と一緒に探偵サークル作らない?」 春特有のポカポカ陽気が漂う昼下がり、私のの一人の時間を邪魔するように彼女は話しかけてきた。 秋山霞(あきやまかすみ)。 彼女は入学後積極的にコミュニケーションをとっており、同じ学年の中ではちょっとした有名人であった。 胸はお世辞にも大きいとは言えず、少々膨らんでいる程度だった。 クリーム色の髪の毛をポニーテールでまとめており、見るからに活発な女の子だった。 「どうして私を誘うのよ?」 優雅な昼のひと時を邪魔されたため、キツめに彼女に尋ねる。 「だってさ、春風さんっていっつも推理小説読んでるでしょ?だから探偵とか好きなのかなーって思ってさ!」 「別に私じゃなくても良いんじゃない?他にも探偵ごっこが好きな人はいると思うわよ…」 私はこの手のタイプの人間はあまり好きではなかった。 私がこれまで付き合ってこなかったタイプの人間。 言ってしまえば嫉妬なのかもしれない。 私にないものを持っている子を避けているのかもしれない。 そんな私の心の内など知らずに彼女は続ける。 「ダメ!春風さんが良いの!ほらこっちきて!」 「(何なのこの子…)」 彼女は私の手を握り、強引に私を講義室から連れ出した。 ここで手を振りほどいて逃げるのも1つの手だと思ったが、そうすることによって目立ってしまうのはもっと嫌だった。 そのために黙って彼女についていくことにした。 私は手を引かれ、たどり着いたのは秋山さんのアパートだった。 「(ほぼほぼ初対面の人をよく部屋に上げれるわねぇ…)」 秋山さんの強引さには驚かされる。 「じゃあ、これからの活動なんだけど…」 彼女は大学ノートを開き勝手に話を進める。 「ちょっと待って、私はまだサークルに入るって言ってないわよ」 「だってうちまで付いてきたきたじゃん」 「いやそれはあなたが勝手に…」 まさに暴論である。 彼女の中では『断らない=了承』となっているのだろうか。 これでは埒があかないと思い、私はずっと気になっていたことを投げかける。 「どうして私なの?他にも推理好きの人はいるはずよ。まして、私と秋山さんなんてほとんど話したことないじゃない」 すると彼女は立ち上がり本棚から何冊かの本を持ってきて、私に恥ずかしそうに見せてきた。 「これ、私の好きな本。」 「これは…!」 「この本って、春風さんが今まで読んでたのと一緒なんだよね。別に真似して買ったわけじゃなくて、まるっきり一緒だったんだよ。」 「こんなことってあるのね…」 「それで『この人しかいない』って…『この人と一緒に探偵として謎を解き明かしたい』って思ってさ…」 秋山さんの告白に私は驚かされる。 いつも講義中は寝ていて、あまり本を読まなそうな彼女が私と同じ本を読んでいたのだ。 そして、それが少し嬉しくもあった。 「そうなの、少し意外。貴女が本なんて読むなんて」 「むっ心外だよ〜!私だって本くらい読むよ〜」 「いつも講義中寝ているのに?」 「むぅ…痛いところを…」 いつのまにか"笑顔で”会話をしている自分に驚いた。 「ふぅ。いいわよ。とりあえずは仮加入という形で一緒に探偵ごっこやってあげる。」 「ごっこじゃない!探偵だよ!」 秋山さんが目を爛々と輝かせながら訂正をしてくる。 「はいはい。それで、活動って具体的にはなにをやるの?」 「んーとね、身の回りで起きてる事件を解決する的な」 「なんてアバウトなの…」 基本秋山さんはその場の思いつきで動いているみたいだ。 「じゃあ、今回はこの犯人を捕まえよう!」 「なになに…『近頃町内では強盗被害が多発しており近隣住民は気をつけて戸締り…』ってこれ、本当の事件じゃない」 「そうだよーやっぱりこういうのを捕まえてこその探偵だよね」 「あなたね、一端の女子大生が凶悪犯を捕まえられると思うの?」 「大丈夫!私、柔道やってたから!」 そう言って、腕を叩く秋山さん。 「そういう問題なのかしら…」 〈キィィィ……〉 その時、玄関の扉が開く音がした。 「(秋山さんの彼氏でも帰ってきたのかしら?なんか気まずいわね。)」 「秋山さん、そろそろ私帰るわ、ね。」 「えー、どうしてよ」 「だって彼氏さんが帰ってきたみたいだし、いろいろやることがあるんじゃない?」 「『ヤること』なんて、春風さんイヤラシよ!」 「あっいやそういう意味じゃなくてね…」 秋山さんは顔を赤くさせていた。天真爛漫な彼女でも大人の知識はあるみたいだ。 すると彼女は我に帰り… 「そーいえば。わたし彼氏なんていないよ」 「えっ、じゃあさっきの音は…?」 恐怖感で胸が締め付けられる。 心臓の音がドクドクと耳の奥で鳴り響く。 「(まさか…!)」 最悪の可能性に気づいた時にはもう遅かった! 「動くな!」 『っ!?』 部屋のドアが開き、拳銃を右手に構えた小太りの男が入ってきた。 『きゃぁぁぁぁ!!』 突然訪れた恐怖に私たちは悲鳴をあげてしまう。 「うるせぇ、次叫んだら銃で頭を打ち抜くぞ!」 小太りの男が言い放ったその言葉は私たちから反抗する気持ちを奪うには十分だった。 反抗的な態度を取ると「殺される」のだ。 今は男の言う通りにするしかない。 秋山さんは涙目になりながら男を見上げている。 「盗みに入ったらガキどもが居やがるとはな…」 「もしかして…強盗犯…?」 私ははおそるおそる尋ねる。 「あぁそうだ。」 男は静かに頷く。 私たちはこれからどうなってしまうのだろう。 私たちの心が恐怖に支配される。 「大丈夫だよ、さっき叫んだのを聞いて助けに来てくれるかも!」 秋山さんが私を励ましてくれる。 「平日の昼間から家にいるのはお前らみたいな大学生だけだ。他の住人なんてこの時間にはいるわけがねぇのよ。」 「そんな…」 強盗犯のその一言で私たちの希望は打ち砕かれた。 「そろそろ仕事に移らせてもらう」 そういうと、強盗犯は自身のバッグから麻縄を取り出した。 「…縛るんですか……」 私は震えながら男に尋ねる。 「察しがいいな。そうだ、この縄でお前たちを縛る。」 怖い…縛られたくない…。 「やめてください…!お金ならあげます…。誰にも言いませんから…どうか縛るのだけは…。」 「うるせぇ!そんなの信用できるか!!」 「ひぃ…」 「おい、この家にガムテープはあるか!」 私たちに拳銃を突きつけながら男は言う。 「その棚の中に引越しで使ったものが入っています…」 恐怖に耐えながら秋山さんは答えた。 男は棚を漁りガムテープを手に取る。 そして拳銃を私たちの方に向けて告げる。 「お前ら、履いている靴下を口の中に詰め込んでこのガムテープで口を塞げ。」 『えっ?』 「聞こえなかったのか早くしろ」 私たちの口を塞ごうとしているのだろう。 「ここはいうことを従いましょう。下手に逆撫ですると危ないわ」 ここで逆らっても危険が増えるだけ。 この場は男の言うことを聞くことが得策よね…。 「…うん。」 秋山さんも小さくうなずいた。 「その巨乳のねぇちゃんは聞き分けがいいじゃねーか、貧乳のお嬢ちゃんも見習えよ」 「ふん。(人を胸の大きさで呼ぶなんて最低ね)」 「貧乳じゃなくて、かすみだよ…」 かすみさんは涙目になりながら告げた。 そして、私たちは言われるがまま靴下を脱ぎ、それを口の中に入れる。 「ふふぁいふぉ…(臭いよぉ…)」 一日履いた靴下が口の中に詰められる。 汗の匂い、ゴムの匂い…多くの匂いが混ざった悪臭が口の中に広がる。 「ガムテープで口を塞げ」 「ふぁい…。」 男が乱雑に投げてきたガムテープを受け取りる。 〈ビリビリ…ビリビリ…〉 「ふぅ……ふが……!」 ガムテープで口をふさぐと全く喋ることはできず、呼吸をするのにも一苦労だ。 また、靴下の臭気により気持ち悪さも増大する。 そんな私たちの苦しさなんて知るはずもない強盗犯の男は手に持っていた麻縄を秋山さんに投げつける。 「貧乳のお嬢ちゃん、その巨乳のおねぇちゃんをこの縄で縛れ」 「ふぁい…?」 「お前が縛るんだよ!」 「ふぐぅ…」 秋山さんは投げつけられた麻縄を渋々拾う。 「手は後ろに回せよ」 私は仕方なく手を後ろに回し、腕を組む。 「さぁ縛れ。」 男が命じると秋山さんは私に縄をかけた。 後ろに組んだ私の腕に縄をかけられる。 後ろでの拘束が終わると、彼女は私の胸の上下に縄をかける。 「むぐっ!んん!」 時より声が漏れてしまう。 そう…声が出てしまうほどに秋山さんが施す縄は私の体をきつく締め上げる。 胸の上下に縄がかけられた縄は私の胸の大きさを強調する。 「ねーちゃん、やっぱりいいもん持ってるじゃねーか」 「ふぃふふぁ…(見るなぁ…)」 強盗犯の男は私の胸を見てニヤついていた。 「ん~…むぐぅ…」 一通り縛り終わったのか秋山さんは強盗犯に語りかける。 「どれどれ…」 男は私がきちんと縛られているかを確認する。 「おぉ、中々いいじゃないか」 確かに、秋山さんの縛りはすごかった。 私自身縛られるのは初体験だったが、手首も腕も完璧に固定されていて全く動かすことができない。 身体が締め付けられているはずなのに、身体に食い込んで痛いということもない。 「よし、よくやった。じゃあ次はオレがお前を縛るからな。手を後ろに組め。」 そう言われると秋山さんは、強盗犯に背を向けてを手を後ろで組んだ。 「へへ、おとなしいじゃねーか」 強盗犯が秋山さんに縄をかけようとした。 刹那… 「むぐぅ!!!!」 〈ドォン!〉 秋山さんは強盗犯の胸ぐらを掴んで投げ飛ばす。 「うぅ…いてぇ」 〈ベリベリ〉 強盗犯が蹲っているうちに彼女は自分の口に貼られているガムテープを取り、口の中の靴下を吐き出す。 秋山さんの口から涎が滴り落ちていた。 秋山さんは急いで私のもとへ駆け寄る。 「ごめん!ちょっと痛いよ」 〈ベリベリ〉 秋山さんは私の口に貼られていたガムテープを剥がす。 「ぷぁ…ぺっ」 口の中の靴下を吐き出す。 涎まみれでぐしょぐしょだった。 いや、そんな事はどうでもいい。 私は一緒に立ち上がり、一緒に玄関へ走った。 「(はぁはぁ…やっと逃げられる)」 秋山さんが家の鍵をかけて扉を開けた。 「アニキ、隣の部屋にめぼしいもんは1つもなかったですよ」 『っ!?』 そこに立っていたのは痩せ型の男だった。 「おい!そいつらを逃がすな捕まえろ!」 背後から小太りの男の怒号混じりの声が聞こえる。 刹那、痩せ型の男は私を突き飛ばした。 私はまだ上半身が縛られたままだったため、その場に受け身をとれずに倒れこむ。 「あぅ…!」 「椿ちゃん!?まってて、私がこいつもやっつけるから」 秋山さんは痩せ型の男を投げとばそうと手を伸ばすが… 「動くんじゃねぇ、巨乳のねーちゃんが死ぬぜ」 「ごめん…秋山さん…」 小太りの強盗犯は持っていた拳銃を私の額に当てて、かすみに告げた。 「く…くそ……」 秋山さんは痩せ型の男の胸ぐらから手を離した。 続け様に小太りの強盗犯は言う。 「手を頭の後ろで組んでゆっくりお前の部屋まで歩いてくるんだ。」 秋山さんは言われるがまま両手を頭の後ろで組み、小太りの男に従う。 「お前も鍵を閉めてこっちに来い、ゴトウ!」 「わかりやしたよ、ハンダのアニキ」 〈ガチャリ〉 ゴトウと呼ばれた細身の男は玄関の鍵を閉めた。 私たちの希望は打ち砕かれた。 私たちは再び秋山さんの部屋へと連れていかれた。 先ほどの会話から察するに、小太りの強盗犯はハンダ、痩せ型の仲間はゴトウと言う名前らしい。 いや、そんなことは今はどうでも良い。 私たちは再び強盗犯に捕まってしまったのだ。 今は2人で並んで座らせられている。 当然、私は縛られたまま。 秋山さんは頭の後ろで手を組まされている。 これからどんなことをされるのだろう。 そう思うだけで不安でいっぱいになった。 「ごめんね、春風さん、ごめんね…」 「いいえ、あなたは何も悪くないわ、逃げる方法を2人で考えましょ」 「うん…ありがとう……。」 そんな私たちをよそに男たちは話を進める。 「おいゴトウ、お前は金目のものを探しておけ、オレはこいつらを拘束する」 「へい」 そういうとゴトウは部屋の中を物色し始めた。 ハンダは片手に拳銃を持ちながら、私たちに近づく。 〈ムニ…〉 「な…!」 「やっぱり大きいと揉み応えがあるな」 ハンダは私の胸を鷲掴みにし、ムニムニと揉む。 「やめ…て……!」 抵抗しようとするものの私の身体に巻き付いた麻縄がそれを許さない。 〈ムニムニ…ムニムニ…〉 「ん…やめ…ぁん……!」 「色っぽい声も出せるじゃねーか。」 縄の締め付けにより敏感になっていた私の身体…。 こんな男に…胸を揉まれたくらいで…。 〈ムニムニ…ムニムニ…〉 男は胸を揉む手を緩めない。 「ぁん…!」 いつの間にか私の吐息も荒くなっているのがわかった。 「いい感じになってきたな…。よし次はお前だ。」 〈ムニムニ…〉 「ひゃあ!」 ハンダの手は秋山さんの胸を揉みしだいていた。 「っち、揉み応えがないな…!」 「うるさい…」 「俺が揉んで大きくしてやるよ。」 〈ムニムニ…ムニムニ…ムニムニ…ムニムニ…〉 「あ…そんなに強くは…」 男は秋山さんの胸を強く揉む。 「擦れて…変な感じにぃ…ひゃ…!」 〈ムニムニ…ムニムニ…〉 「ん…やめてぇ…!」 「まぁ、こんなもんだろ」 男はやっと私たちの胸を揉む手を止める。 「はぁ…はぁ…」 「ん…はぁ……ぁ…」 頰が熱い。 初めて異性に胸を揉まれたのだ…その悲しさ怒りがこみ上げてくる。 でも、それをぶつけることはできない。 〈ギチギチ…ギチギチ…〉 力を入れるたびに麻縄の音が鳴っていた。 「おい、貧乳のお嬢ちゃん、そっちのねーちゃんの縄を解いてやんな」 『えっ』 「早くしろ」 「う、うん。」 私たちの胸を揉んでいた男は、何故か私の縄を解くように命令した。 もしかしたら満足して解放してくれるのかもしれない、そんな幻想を抱いた。 「解き終わったよ」 秋山さんは私の縄を解いてくれた。 久しぶりに手が自由に動く。 わたしは手首についた縄の跡をさすった。 「脱げ」 『へ?』 私たちは男の言っている意味を理解できなかった。 「脱げ!」 怒号混じりに命令している。 「秋山さん。ここは言う通りにしましょう。相手は拳銃を持ってる。しかも2人。逆上させると危険だわ」 「うん。わかった…」 私たちは強盗犯の前で服を脱ぎ始めた。 まだ異性の前で見せたことのない素肌を露出していく。 ブラとパンツだけの姿になると、たまらなく恥ずかしくなる。 私たちは身体を手で隠そうとする。 「おい、手は頭の後ろで組めよ」 非常にも男は命令する。 「そんな…」 私たちは唇を噛みながら男や命令に従う。 私たちは下着姿で立たせれ、手は頭の後ろで組まされている。 そんな姿を見てか、 「ほう、ねーちゃんはやはり胸がデケェな。それに比べて、なんだその胸は。ぺったんこじゃないか。それなのにブラをつけているとはな。」 「うるさい…」 私の黒の下着、そして秋山さんの白の下着が露わになる。 大学生にもなって白の下着かと思ったが、天真爛漫な秋山さんらしくもあった。 太腿を擦り合わせて恥じらうものの、そんなことをして下着姿が隠れるわけもなかった。 「アニキ、これをみてくだせぇ」 クローゼットの中を物色していたゴトウは何かを見つけたらしく、紙袋を持ってやってきた。 「なんだ、金目のもんか?」 「いや、それがですね…」 “それ”に気づいた秋山さんが血相を変えて叫ぶ。 「いや!それは見ないで、お金になるものは入ってないよ!」 男たちは聞く耳も立てず、紙袋の中身を見る。 「これは…へへ、お嬢ちゃんそう言う趣味があったのか」 紙袋の中身を確認すると男たちはニヤリと笑う。 「いや…いやぁ…」 そういうとその紙袋の中にあったものをテーブルの上に乱暴に出した。 麻縄 穴の空いたボールに日本の革のベルトが付いているもの(ボールギャグ って言ったかしら) 『初心者でもできる縛り方100集』 手錠 以上四点がテーブルの上に並べられた。 これらはいわゆるSMグッズというものだった。 もしかして秋山さんって… 「お嬢ちゃん、お前、自分で自分を縛ったりするのがすきなのか?そうじゃなきゃおかしいよな!こんなものが女子大生の部屋にあるなんておかしいよな!」 「あ、あぁ…」 秋山さんは顔を真っ赤にして下を向いている。 そんな秋山さんを尻目にハンダは縛り方が記載されている本のページをパラパラとめくる。 「おい、縛られ好きのお嬢ちゃん」 「…別に…好きじゃないもん…」 「その巨乳のねぇちゃんを『亀甲縛り』ってやつにしてみろ」 そういうと、乱暴に麻縄を投げつける。 「そんな……。」 「どうした、できないのか?」 男は秋山さんに拳銃を向ける。 「秋山さん、私を縛って。大丈夫。私は大丈夫だから。」 「でも……。うん…ありがとう…。」 秋山さんは目に涙を浮かべながらその縄を拾い、縄に三箇所結び目をつけた。そしてその縄を首からわたしにかける。 「さすがは慣れてるじゃねぇか、さっきの縛りが良かったのも頷ける」 「う…うるさい…。ごめんね…春風さん。わたしの趣味…引くよね…」 「大丈夫、誰しも人に言えない趣味くらいあるわよ。それに、さっきの秋山さんの縛りは優しい感じがしてあまり痛くなかった よ」 「ありがとう…春風さん。」 「さぁ縛って…」 「ちょっと待て!」 秋山さんが私の股間に縄を通そうとしたときハンダは声を上げ、秋山さんを静止させる。 「どうせなら、コレを付けろ!」 男は『とあるもの』を私たちに投げつけた。 「ひっ…」 「えっ…」 『とあるもの』を見た途端、私たちは絶句する。 「それを挿れろ。」 男が私たちに渡してきたのは男性器の形をしたディルドだった。 「どうした、早くしろ」 男は拳銃を向け、急かす。 「こんなのって…」 「いやぁ…」 私の目から熱いものが流れた。 秋山さんの目からも大粒の涙が零れ落ちる。 「は、や、く、し、ろ」 男は執拗に拳銃を突きつける。 「かすみさん…」 「ツバキちゃん…」 私たちは見つめ合う。 そして… 〈ズルリ〉 私たちはパンツを下ろした。 秋山さんの下の毛は私と同様に切り揃えられていた。 そして割れ目もくっきり見えていた。 〈トロォ…〉 「え…うそ…」 「なんで…」 愛液が滴り落ちている。 よく見るとパンツも湿っていた。 「縛られて胸を揉まれた程度で感じているとはな」 男たちはニヤニヤと私たちを眺めている。 「見ないで…!」 「いやぁ…」 「おら、さっさと挿れやがれ」 男は私たちを急かす。 男の視線の先にはディルド。 「分かってるわよ…」 「うん…。」 私たちはディルドを拾い上げる。 「っ……!」 改めてディルドを見やる。 男性器をデザインしたディルドは生々しく、まるで脈動が聞こえてくるようだった。 「ん…」 ディルドを下の口に当てる。 自分の股間に冷たいものが当たっているのが分かった。 〈ズブ…〉 「ぁっ…!」 下の口からディルドが挿入される。 感じたことのない刺激が身体中に流れる。 股間に感じる違和感が気持ち悪い。 いや…気持ち良いと思いたくはなかった。 〈ズブ…ズブ…〉 「なんで…こんなこと…」 愛液によって気持ち悪いくらいにディルドがすんなり挿入されていく。 「もう…いやぁ…」 〈ズブ…ズブ…ズブ…〉 秋山さんの下の口も同じようにディルドが挿入されていく。 秋山さんの目には涙が…。 〈ズブッ〉 「あひ…!」 ディルドが奥まで到達する。 「パンツを履け。」 息遣いが荒くなっている私たちとは対照的に淡々と男は命令を下す。 私たちはパンツを拾い上げる。 履くために脚を上げようとするとディルドが落ちそうになる。 「ちゃんと噛めよ。」 憎い…。 どうして…こんな目に…。 血が出るほどに下唇を噛む。 パンツを履き終える。 「よし、縛りの続きをしろ。ディルドが落ちてこないようにキツく締め上げろよ。」 男の命令に従い私の首からかかった縄を手に取る秋山さん。 「ごめんね…キツく縛るよ…。痛くないようにするから…。」 そういうと、秋山さんは首からかけた縄を股間に通し上に引っ張る。 「ひゃぁ!」 股間を通る縄によってディルドが固定されたのが分かった。 「早めに終わらせるから」 秋山さんはそういうと、全身を素早く縛っていった。 「できたよ、、」 「すげぇな」 お腹のところに縄で六角形ができており、これが亀の甲羅みたいだから亀甲縛りらしい。 見事な縛りだった。 全身が縄で覆われており少しでも動こうとすると股間の縄が連動して締め付けられる。 「最後にお前の手錠を後ろ手にはめて完成だ」 私は秋山さんに拘束されてしまった。 「じゃあ次はお前だな」 そういうとハンダは麻縄を持ち秋山さんに近づいていった。 秋山さんは無抵抗のまま縛られていく。 〈ギチ…ギチ…〉 「あん!」 時より声が漏れていた。 そんなことも意に返さずハンダは厳重に縛っていく。 そして、秋山さんも手錠をはめられた。 「よし、お揃いだな」 「…違う…私のは菱縛り…」 「あ?」 「胸のところの縄の形が菱型。これは亀甲縛りじゃない」 「いちいちうるせぇな、これでも咥えとけ」 「むぐぅ!」 ハンダは秋山さんのボールギャグを咥えさせた。 お前もだ。 「むぐ…」 私もボールギャグを咥えさせられて、ベルトをきつく閉められる。 口の中にボールギャグがめり込み、舌で押し出すこともできない。 これで2人とも口の自由も奪われた。 「さぁ仕上げだ」 ハンダは余った縄を私たちの腰に巻き、腰縄作り、その縄尻を持った。 「さあベットまで歩け!」 私たちはまるで囚人のように縄尻を持たれ、連行されている。 『むぐ!んん!』 歩くたびにディルドが身体の中で動く。 なんとかベッドまで歩くと、その縄尻をベットの足へと結びつけた。 これで私たちは行動の自由も奪われてしまった。 「よーしこれで大丈夫だ。おーいゴトウ、金目のもんはあったか?」 「なにもないでっせー」 「なら他の部屋も探しにいくとするか。何か収穫があったらここに帰ってこい。当分はここを拠点とする。」 「了解しやした」 そういうと彼らは秋山さんの部屋から出ていった。 「(今がチャンスね。なんとか脱出しないと…)」 私は必死に体をよじらすも一向に縄が緩まる気配はない。 おそらく秋山さんもそうなのだろう、と秋山さんの方を見てみる。 「なんて雑な縛りなの!わたしだったら手錠じゃなくて後ろ手に縛るのに!」 彼女は既に手錠を外し、菱縄縛りを解いていた。 「むぐぐ!?(えっ!?)」 「ボールギャグ取るから動かないでね。」 秋山さんは私のボールギャグのベルトを外す。 「ん…ぷはぁ…あなたなんで手錠を??」 「いや~、いつもスペアの鍵をもしもの時のためにベットの下に隠しておいてたから」 「あ、なるほど…」 私たちは秋山さんの自縛癖のおかげで助かった。 「ごめん…ちょっと目瞑ってて…!」 「え…どうして…?」 「えと…」 秋山さんの視線が秋山さん自身の股間に向けられていた。 「あっ!ごめんなさい…!」 私は目を閉じる。 「ん…く…」 秋山さんから艶めかしい声が漏れていた。 「…もう大丈夫……!」 再び目を開くと、床にディルドが落ちていた。 そのディルドは秋山さんの体液によって濡れていた。 「あまり見ないで…恥ずかしいから…。」 秋山さんは頬を赤らめ俯いていた。 「ごめんなさい…!」 秋山さんは私の手錠を解いてくれた。 そして、私が縄を解こうとしていると…秋山さんはとある提案をしてきた。 「私に考えがあるんだけど…」 〈ハンダ視点〉 「(ちっ!ロクなもんがありゃしねぇ…)」 せっかく他の部屋に忍び込んだはいいものの姉めのものは見つからず内心焦っていた。 『プルルル』 スマホが鳴る。 「(なんだ?ゴトウからメールか?)」 メールはゴトウから送られてきていたようだった。 『ちっちゃい嬢ちゃんに逃げられてしまいやした。いま、巨乳のねぇちゃんを縛り直して、ちっちゃい嬢ちゃんを探してる所です。下着姿で縛られていて、ディルドも挿れっぱなしみたいなんでそう遠くへ入ってないと思いやす。アニキは一回部屋に戻って巨乳のねぇちゃんの縛りが解けてないか確認してもらいやせんか?』 「(なに…!)」 『わかった』 そう手短に返事を打つと急いで拠点の部屋へと向かった。 「ぐすん…くそ…」 部屋に戻ると亀甲縛りのまま、両手両足首を縛られ、床に横になっている巨乳のねぇちゃんの姿があった。 オレはとりあえずはほっと胸をなでおろす。 「(こいつには逃げられてねぇみたいだな…。にしてもゴトウのやつちゃんと縛れてるじゃねぇか。」 ディルドも挿入されたままのようで身体がピクピク動いていた。 「おい、ねぇちゃん残念だったな、お前の仲間はもうじき捕まる。後ろ手に手錠で、股間にディルドを挿入してあるんじゃそう長くは走れねぇ。」 〈トントン〉 突然オレは背中を叩かれた。 ゴトウか…? 「おっ早かったじゃ…」 「たあぁぁぁぁぁ!!」 〈ドッコォォォ!〉 「ぐあぁぁぁぁ」 なぜかオレは逃げたはずの自縛好きの嬢ちゃんに投げ飛ばされてしまう。 そしてそのまま嬢ちゃんに拘束されてしまった。 「なぜ、お前が…」 「へへーん、作戦通り!」 「さ、作戦?」 「そう!あなたの仲間はここ」 嬢ちゃんはクローゼット開ける。 その中には… 「ゴトウ!」 気を失ったゴトウが拘束されていた。 〈ツバキ視点〉 (数分前) 「私に考えがあるんだけど…」 秋山さんが提案した作戦はこうだ。 まず、先に帰ってきた方のどちらかを柔道技で投げ飛ばし拘束する。 そして、もう片方を先に帰ってきた方のケータイで呼び出し、厳重に拘束されている私(椿)を見て安心しているところを投げ飛ばすというものだ。 「でも、これは春風さんをもう一度縛るはめになっちゃうし、危険すぎるんだよ」 「大丈夫よ。警察を呼んでもあいつらが先に帰ってきちゃったらまた捕まって今度はどこに連れ去られるかわからない。それに、秋山さんの縛りって優しいから辛くないわよ」 「うん!ありがとう。じゃあ、どちらかが帰ってくるまで捕まってるふりをしよう」 そういうと私たちは亀甲縛りを施されたまま手を後ろに組んであたかも縛られているふりをした。 〈キィィィ〉 「はー…金目のもんがなかった…兄貴に怒られる…」 強盗犯の一人ゴトウが帰ってきた。 私と秋山さんはアイコンタクトを取る。 「おじさん?」 「ん?なんだ?」 「私…ディルドと猿轡が取れちゃった…。早くつけなおして…。そうじゃないと…興奮できないのっ!」 「お嬢ちゃん…マジか…」 この秋山さんの演技には流石の強盗犯も引いていた。 自分をもっと拘束してくれと頼んでいるのだ。 ゴトウが秋山さんの猿轡を直そうとしたその時… 「騙されたね、おじさん♩」 「えっ」 〈ドン!〉 秋山さんはゴトウを投げ飛ばし気絶させた。そして瞬く間に拘束していく。 「すごいわね。あなたの技。」 「柔道部に入ってたおかげかな〜、えへへ」 私は縛る技術のことを言ったのだが、これは黙っておこう。 「でもさすがに、菱縛りのまま柔道やるのはキツイね」 そういうと彼女は身体を締め付けていた縄を解いた。 どこか勿体無そうな顔をしていたのは見なかったことにしよう。 「計画通りに縛るね。痛かったら言ってね」 「うん。大丈夫よ」 秋山さんは、私の腕を後ろ手に縛り上げる。 「最後に猿轡をしてっと、完成!」 私は本日3回目の縛りを施された。 「じゃあメールで呼び出すね、作戦開始!」 〈現在に至る〉 「ってな感じでおじさんたちを捕まえたってわけ」 「く、くそ。こんな小娘共にやられるなんて…」 それから数分も経たずに警察は到着した。 秋山さんの作戦がなければ私たちはまた捕まって、どこかへ連れていかれていただろう。 そんなことを考えつつわたしはいつものように教室で本を読んでいる。 あの事件から早くも一週間が経っていた。 「あの、春風さん?」 秋山さんが声をかけてきた。 「あら?どうしたのかすみ。」 「あれ…私の名前……。」 「どさくさ紛れで貴女のことを下の名前で読んでたしね。」 「確かに…じゃあ私も…。ツバキ、仮入部の件なんだけどさ…」 「いいわよ入部してあげる。縛られ好きの探偵を1人にしておくわけにはいかないですものね。かすみ??」 「シーーッそれを人前では言わないで、それにわたしはね…」 「はいはい」 春風が気持ちよく吹き込む季節に私たちの探偵サークルは始まった。
Comments
ありがとうございます! とても力になります!
のべ
2020-05-27 22:02:54 +0000 UTC支援させていただきました。 エロいシーンが追加されてて楽しかったです。次の作品も楽しみにしています!
2020-05-27 17:21:49 +0000 UTCありがとうございます!! 大きな胸なのが悪いのです…。 (ちなみに初めて異性に胸をもまれた瞬間でした)
のべ
2020-05-19 13:59:56 +0000 UTC支援させて頂きました。 ツバキさんの胸揉みシーン興奮しました!
2020-05-19 13:46:27 +0000 UTC縛りから逃れた先にあったのは新たな縛りだった…。 DID大好きです!
のべ
2020-05-19 13:31:32 +0000 UTC祝!FANBOX開始!一度逃げられそうになるけど仲間が来てしまいまた縛られる展開好き。今後の作品も楽しみにしてます!
イノケン
2020-05-19 13:20:44 +0000 UTC(人''▽`)ありがとうございます!
のべ
2020-05-19 12:57:36 +0000 UTCえっちで、素敵でした! これからも作品楽しみにしております。
idun
2020-05-19 12:51:58 +0000 UTCありがとうございます!! 何とか月1回でも投稿できるように頑張ります!!
のべ
2020-05-19 12:26:38 +0000 UTC支援させていただきました! これからも作品楽しみにしております^^
hayate
2020-05-19 12:19:28 +0000 UTCありがとうございます!! 性的描写がしっかりかけているか不安でしたがよかったです!!
のべ
2020-05-19 11:29:56 +0000 UTC