魔女狩り03「魔法学校」
魔女・・・いや、魔法使いの素養は、生まれ持った資質に左右される。
逆に言えば。それ以外の点においては、他の人間との差異は無いに等しい。
サーラは特に、不幸な生まれなどではなく。
どちらかといえば裕福な家庭で、我が子の為と両親は魔法学校に入れてくれた。
入学当初のサーラは、同年代と比較しても小さく、華奢だっ...
2023-07-04 15:00:00 +0000 UTC View Post
魔女・・・いや、魔法使いの素養は、生まれ持った資質に左右される。
逆に言えば。それ以外の点においては、他の人間との差異は無いに等しい。
サーラは特に、不幸な生まれなどではなく。
どちらかといえば裕福な家庭で、我が子の為と両親は魔法学校に入れてくれた。
入学当初のサーラは、同年代と比較しても小さく、華奢だっ...
2023-07-04 15:00:00 +0000 UTC View Post「健ちゃん、花火行こう」
「うん」
中学三年の、夏休み。
本来なら遊んでいる暇はなく、受験勉強に勤しむべき時期。
だけど、たまには息抜きも必要だろうと、お互いの両親から小遣いを渡された。
「その格好で行くの?」
「うん。浴衣は・・・入んなかった」
真理奈は、大き目の半袖シャツとスカートを穿いていた...
2023-06-14 15:00:00 +0000 UTC View Post
「ふっ、ん。ふぅっ、ん」
大柄な男が台に寝そべり、バーベルを挙げている。
俗に言う、『ベンチプレス』である。
「『ブラックバイセップス』様」
黒いタイツスーツの男が跪き、そう問い掛けた。
ガチャッ、ガチャン。
「何、だ」
『ブラックバイセップス』と呼ばれた男は変わらず、ベンチプレスを続ける...
2023-06-04 15:00:00 +0000 UTC View Post
「健ちゃん、学校行こう」
「うん」
僕たちは中学三年になり、同じクラスになった。
「制服、新しくしたの?」
春休みに入る前と同じ冬服とは思えない。そのぐらい、ゆったりとした余裕のあるシルエット。
「うん。長袖は次の冬も着るから」
真理奈の身体は、二年生の冬時点で『Lサイズ』の制服では収まらなくなって...
2023-05-14 15:00:00 +0000 UTC View Postそれは、昔々の話だった。
山深い、土地。その中でも一際、大きな山『赤犠山(あかぎやま)』。
その『赤犠山』の中腹に、とある大岩があった。
鬼を封じていたとされる『大鬼岩』はもう、見る影も無く。
それを護っていた『鬼岩院』すら、今やその跡が残るのみ。
―――。
「はぁ、はぁっ・・・...
2023-05-04 15:00:00 +0000 UTC View Post
『健ちゃん、ウチに来て』
「何だろ・・・」
春休みの、とある日。
僕は、真理奈から呼び出された。
中学三年生を控えて、徐々に高校受験がチラ付き始め。
お互い、朝の登校以外では会う機会も減った、そんな日。
「そういや、いつ以来だろ・・・」
ドアtoドアで、ホンの数秒。紅世宅の鍵は、開いている。
僕が...
2023-04-14 15:00:00 +0000 UTC View Postそれは、昔々の話だった。
山深い、土地。その中でも一際、大きな山『赤犠山(あかぎやま)』。
その『赤犠山』の中腹に、とある大岩があった。
鬼を封じていたとされる『大鬼岩』はもう、見る影も無く。
いつ、誰がやったのか。いや、人の手に依る所業なのか。
それすら定かでないぐらい粉々に砕けており、今やその跡が残る...
2023-04-04 15:00:00 +0000 UTC View Post
「健ちゃん、プール行こー」
「あー、うん」
ウチの玄関に、真理奈が現れる。
夏休み。
僕たちはこれから、プールに出掛けることになっていた。
猛暑日の連続で、インドア志向な僕たちも仕方なくアウトドアへ・・・ではなく。
昨今の世情や状況を鑑みて、ウチの中学校では水泳授業が廃止された。
しかし、...
2023-03-14 15:00:00 +0000 UTC View Postそれは、昔々の話だった。
山深い、土地。その中でも一際、大きな山『赤犠山(あかぎやま)』。
その『赤犠山』の中腹に、とある大岩があった。
その大岩は『大鬼岩』と呼ばれ、古くから鬼が封じられているとする伝説がある。
そして、その傍には『鬼岩院』というお寺が建っていた。『鬼岩院』という禍々しい名前は、鬼の伝説に...
2023-03-04 15:00:00 +0000 UTC View Post「最近、ご飯食べる量を増やしたりした?」
「うーん。特に増えてない、と思うんだけどなぁ」
僕の指摘で普段の食生活を思い返し、思案している。
真理奈も、自身の体重がニア100kgなのはショックだったようだ。
身長170cmとはいえ、“少し逞しい”ぐらいの女子が、体重98kg。
幾ら、僕らが中学生の知識や頭脳でも、おかしい事ぐらい...
2023-02-15 01:37:02 +0000 UTC View Post「凄いです。往年の『メ●ッサ・コーツ』を思い浮かべました」
かつて活躍した、有名ボディビルダーだ。勿論、女子。
パッと見、普通の、何の変哲もない腕なのに。
ちょっと曲げただけで、二の腕にモコッと大きな力瘤が盛り上がる。
ウェーブの掛かった金髪ロングヘアの美貌と、突然飛び出る大きな筋肉のギャップ。
「あ...
2023-02-04 15:00:00 +0000 UTC View Post
「健ちゃん、来たよー」
「おー、入って」
お互い帰宅した後。着替えを済ませて、再集合。
僕の部屋で、反省会ならぬ『確認会』。
「それ、縮んだ?」
「えー。これ、『Lサイズ』だよ?」
真理奈は、いつものTシャツと短パン。
『Lサイズ』は勿論、大人サイズでの『L』。
本来、中学生の僕たちが着ればブ...
2023-01-09 15:00:00 +0000 UTC View Post_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
_/【急募】
_/内容:レクリエーション活動
_/期間:8/1~31の一ヶ月間(住み込み)
_/報酬:100万円(諸経費込)
_/場所:Y県S郡
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
「何だ、これ」
俺は、不思議なアルバイト募集を見付けた。
...
2023-01-04 15:00:00 +0000 UTC View Post「健ちゃん、学校行こう」
「うん」
小学校時代から続く、朝の一緒の登校風景。
中学二年になり、僕と真理奈は別クラスに分かれた。
てっきり、疎遠になるかと思いきや。真理奈は必ず毎日、来てくれる。
「今日、だよな」
「うん、そだね」
僕は、半袖姿の真理奈を見て、シミジミとそう言った。
中学二...
2022-12-09 15:00:00 +0000 UTC View Postそこは、とある県にある離島だった。
その離島の役場は毎年、ウチの相撲部屋に巡業依頼を寄越して来る。
しかし、先代親方の強い意向もあって、丁重にお断りしていた。
「何だ、凄く良い島じゃないか」
風景も空気も凄く良い。オマケに、諸経費は全て島役場持ちで、謝礼金もタンマリ。
難点は船でしか来れない事だが、多...
2022-12-04 15:00:00 +0000 UTC View Post「先輩、ホントに“そんな店”があるんですか?」
「おぅ、そうだぜ。黙って来いっ」
俺は渋々、会社の先輩に連れられ、繁華街の路地裏を歩いている。
会社の先輩との飲みの席でつい、俺は“性癖”を吐露してしまった。
もし会社で広められたら、次の日から出社拒否になるぐらいの“特殊性癖”。
仲が良い先輩なのでそん...
2022-11-28 15:00:00 +0000 UTC View Post「健ちゃん、学校行こー」
「うん」
玄関のドアを開けると、真理奈ちゃんが立っていた。
僕は学ラン、真理奈ちゃんはセーラー服に身を包んでいる。
お互い、何の変哲もなく。地元の公立中学校に進学。
「・・・“紅世さん”」
僕はいわゆる“照れ”・・・以外の感情を込みで、苗字で呼んだ。
「健ちゃん、...
2022-11-09 15:00:00 +0000 UTC View Post
「おい、また新人が来るらしいぜ」
「何だ、またかよ。今回は早いな」
ここは、とある地方都市『Mシティ』。
武器の所持が、法律で保障されている某大国。
各人の身の安全を鑑みた法律は、治安の悪化という結果を招いた。
治安の悪化は、凶悪犯罪の増加に繋がり。
中央政府は、大都市に集中して取り締まりを強化。
「健ちゃん、遊ぼー」
「・・・うん」
玄関のドアを開けると、真理奈ちゃんが立っていた。
「どしたの」
「あ、いや・・・」
僕の声に覇気がないのか、真理奈ちゃんが心配そうに覗き込む。
「ううん、何でもないよ」
僕は特に、体調が悪い訳でも、気分が優れない訳でもなかった。
ただちょっと、“気圧された...
2022-10-09 15:00:00 +0000 UTC View Post「相撲取りが、八人・・・」
「・・・何の話?」
会話の最中もずっとカールさせ続けていたバーベルを、仁美は漸く置いた。
まるで、ルームランナーでジョギングしているかのような、軽快さ。
「昔、自動車を持ち上げてたよね」
「あー、そんなこともしてたね」
あれから何年も経っているので昔話、ということにはなる。
「健ちゃん、遊ぼー」
「うん、良いよー」
僕と真理奈ちゃんは、団地で隣同士。
なので、お互いがお互いの家に良く遊びに行った。
どっちがどっちへ、と言った感じで特に取り決めは無く。
その日その日の気分次第。約束もしない。
お互いが小学五年生になった、ある日。
その日は外が雨で、僕の家に真理奈ちゃんが...
2022-09-09 15:00:00 +0000 UTC View Post「さ、入って」
「で、っか・・・」
仁美は、郊外にある自宅に明子を招き入れた。
「まあ、“こっち”は何でも大きいから・・・」
確かに、日本と比較すれば。国土や食べ物、あらゆるモノが大きい国ではある。
「そういう問題かなぁ・・・?」
だけど、目の前の仁美の自宅は、単純なビッグサイ...
2022-09-04 15:00:00 +0000 UTC View Postそれは、ある晴れた日の夜だった。
住んでる団地では、隣同士。小学校も同じクラスで、席も隣同士。
いわゆる幼馴染な女の子、紅世真理奈(ぐぜまりな)。
僕と真理奈ちゃんは、世間で話題の流星群を一目見ようと、裏山に向かった。
裏山はそれなりの高さなのだが、手入れされておらず、森に覆われている。
小学生だ...
2022-08-29 00:32:36 +0000 UTC View Post
「うーん、やっと着いた・・・」
眼鏡を掛けた女性が、とある空港に降り立っていた。
ボブカットの黒髪に眼鏡、そして小柄な体躯。
空港の他の客と比べると、かなり若く見える。
大きなキャリーケースを引いていて、国外からの旅行者だろうか。
ズン・・・ズンッ・・・
すると突如、床を揺らすかのような振動...
2022-08-02 01:17:39 +0000 UTC View Post
「やっと、ここまで来た・・・」
ラストダンジョンの最奥。目の前にある【階段】を下れば、恐らく。
・・・いや。間違いなく、ラスボスが居る。
体重を確認するのは取り敢えず、一時保留。
“全て”が終わってから、麻隈さんに測定して貰えば良い。
「・・・大丈夫、だよね」
恐らく、最後となるであろう、パラメータ...
2022-08-02 01:17:20 +0000 UTC View Post
体育祭が終わり、期末テストも無事終了。
何だかんだと色々あった、激動の一学期が修了して。
待ちに待った、夏休み。
両親からは海外旅行に誘われたけど、今回は泣く泣く断念。不参加。
海外旅行なんて早々行けるもんじゃないから勿体ないけど、致し方なし。
そう、『DQ』。
『DQ』は、テスト休み...
2022-07-16 02:32:36 +0000 UTC View Post「近年稀に見る大悪人だな、貴様は」
祭壇のようなところに立つ、髭面の大男。
祭司なのか、豪奢な衣装を身に纏っている。
「へへっ、照れるぜ」
一方、両脇を角の生えた兵士に抱えられた男が下卑た笑みを浮かべた。
「本来であれば貴様なぞ、『大焦熱地獄』送りなのだが・・・」
そう。髭面の大男はいわゆる、『閻魔...
2022-07-11 09:35:54 +0000 UTC View Post「はぁ・・・」
「朝からどうしたの」
朝も一番から、溜め息。
私と明子は、と言うか。全校生徒が体操服でグラウンドに集合していた。
いわゆる、『体育祭』。
高校ともなるとトラック競技がメインではあるものの、小学校から続く昔ながらの種目もある。
当然ながら、帰宅部な私や明子も強制参加。
この前...
2022-06-15 15:00:00 +0000 UTC View Postそれは、白衣の女だった。
茹(う)だるような日差し。文字通り、茹で上がるような暑さの中、白衣を着た女が歩いていた。
白衣の裾は膝の下まであり、その中の衣服は窺い知れない。
「綺麗なお姉さん、“こんな所”で白衣って暑くない?」
アロハシャツにグラサン。如何にも遊んでそうな男たちが、声を掛けて来た。
...
2022-05-31 15:00:00 +0000 UTC View Post皆様、アンケートへのご回答、誠にありがとうございます。
集計期間:2022/4/19~5/23 ※集計中の途中経過
■筋肉(成長や怪力)を得る要因
生まれ付き:61%
筋トレ :61%
科学 :48%
化学 :39%
皆さん、筋肉が付く理由はシンプルで良い、な感じでしょうか。
私も、読者的な立...
2022-05-23 04:14:52 +0000 UTC View Post