「か、カナタちゃん、久しぶり!
とうとう、とうとう来ちゃったね、この日が!
緊張するね〜!よろしくね〜!」
「・・・
あー、ごめんヒナタ。
試合前だし、これから殴り合うのに馴れ合いとかしたくないんだよね」
ガーン!と音が聞こえてきそうな程、いいショック顔を見せてくれる。
相変わらず落ち着きのないやつだ。
これから始まる過酷な殴り合いの前の振る舞いとして、相応しくない。
「わ、久しぶりのカナタちゃん、超ドライ・・
ご、ごめんね〜!
私の村、男子ばっかり、で、女の子って私しかいないんだ!
同い年の女の子とか本当に久しぶりでつい嬉しくなっちゃって、その____」
「あっそ。怪我しない様にね。」
永遠に喋りそうなヒナタを無理やり黙らせる。
2年前に会った時もこんな感じだったな。
あの時はまだ試合の適齢期ではなかった。
こういうふざけたやつは身体に直接痛みを教えてやらねば。
「し、試合、いっぱい楽しもうね〜!!」
_____________
コーナーに戻り、全身に油を塗り込んでもらっていると、父が話しかけてきた。
「獄寺の末女はどうだ?カナタ。」
「はい、父上。相変わらず情緒を知らない奴ですね。
・・・とても獄寺の名を背負うものとは思えません。」
「ふん。所詮は年の離れた末女だしな・・・獄寺の名も落ちたものだ。
由緒ある正しい拳闘の精神を存分に分からせてあげなさい。」
「はい。必ずや我が西ノ宮家に謹勝を挙げて戻ります。」
両手の前で、グローブを握り込む。
10オンスの、私の胸ぐらいの大きさの二つの塊。
これでこれからヒナタと殴り合うんだ。
らしくもなくドキドキする。
対角のコーナーをみやると、ヒナタもちょうど準備が整ったようだ。
胸の前でグローブをパン!と叩き合わせている。
脱いだヒナタは・・なかなかいい体をしている。
思えば、初めてヒナタと会ったのは私が6才の祭りの時だった。
違う村に生まれた、ともに由緒ある家を背負う、同い年の女の子。
そう、私達は生まれた時から闘うことが決められていた。
「まるで許嫁、か・・。」
_______
「拳骨祭り」
数年に一回行われるこの村の祭りで、隣村と血気盛んな若者を1人ずつ出し合い、
境内の特設リングで激しく殴り合わせる。そんな祭りだ。
若者の逞しい健康祈願、過去の御前試合の名残、とかと聞いた。
が、そんなことは建前で、本当は村の大人達の暇つぶしなのだろう。
昔は拳で殴り合っていたそうだが、今は安全を考慮してボクシングのグローブを着用することになっている。
隣村の名家、獄寺家。
我が西ノ宮家の永遠の宿敵。
地主の家だそうだが、その喧嘩の強さは尾鰭がつきすぎる。
少なくとも、歴代のこの祭りでは敗北の記録はない。
とはいえ、その最後の試合記録はもう10年も前の話。
今はこの小さい末っ子の女の子を一人残すだけだ。
獄寺ヒナタは私と同じ年齢。今年で彼女も出場年齢を満たしたということだ。
・・・私達は生まれた時から闘うことを決められている。
宿命のライバルとも言えるし、まるで許嫁のような奇妙な関係とも言える。
『あ、あたし、ヒナタ!!』
祭りを見にきた私に、必要以上にデカい声で話しかけてきた変な子。
屈託のない笑顔だった。
ヒナタは私に友情を見いただした様だが、私は違う。
私はお前を憎き敵としか見たことはなかったよ。
今日この日まで。
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_____
__________
「ぶっ・・・!」
汗が後方へ吹き飛ぶ。
中身の詰まった上腕二頭筋から繰り出される、質量のあるストレート。
私がガードを落とした一瞬を見逃さず、的確に私の顔面を打ち抜いた。
「あ・・ああ・・」
速くて・・
・・すごく・・重い!
くらっとした強烈な酩酊感に、たまらず足がふらつく。
「へへへ・・これで4発目。
カナタちゃんはやっぱり凄いよ。
男の子だったら3発目でみんな大の字になってる」
・・凄いなんてもんじゃない。
頭が揺れて、体勢が戻せない。
たった3発。冗談でしょ??
たったの3発で、足を地面につけるのがやっとの、取り返しのつかないダメージ。
・・私のパンチの威力を遥かに凌ぐ威力であることを認めざるを得ない。
こんなに。
ヒナタって・・こんなに強かったの??
ダウンしたくない思いで、死に物狂いでクリンチへ持ち込む。
ヒナタは拍子抜けするほど容易く___私を受け入れた。
互いの熱く湿った体が、汗を交換しあう。
おおきいおっぱいが4っ、みっちりと腕の中で密着して、コリコリした乳首が激しく擦れ合った。
「びっくりしたでしょ?
カナタちゃんと試合のためにいっぱい練習したんだー。
本当に楽しみにしてたんだよ?今日のこと。・・ずっと昔から。」
カナタの熱い吐息が、うなじをくすぐる。
・・いつものヒナタと違う。
いつもより落ち着いているのもそうだけど。
静かに、それでも確かな興奮が感じられた。
それは、闘いの興奮とは、少し違うかも。
ガッチリと、私を抱擁するグローブに力が入る。
「んあっ!?」
ヒナタの濡れた腿が、私の股の間に差し込まれた。
私の敏感な秘部を電気のような衝撃が走る・・!
「あ、ヒっ・・ヒナタっ・・!?」
「へへ、私の村だとね、いっつも試合中にこうするの。気持ちいいでしょ!?
男の子だけじゃんくて、女の子同士でも気持ちよくなれるんじゃないかなって。
・・・ずっとカナタと試してみたかったの。」
ぬるぬると濡れた滑らかな太ももが前後に動き、
私の充血した敏感な秘部を激しく愛撫する。
すごく慣れた動き。
痺れるような刺激がお腹の奥に生まれて、徐々に身体中に広がっていく。
「あ・・ああ・・っ♡」
な、なにこれ・・
未知の感覚に怖くなる。
このままじゃ・・おかしく、なりそう・・!
「逃げちゃだーめ!」
逃げようとする私の尻を逃すまいと、ヒナタのグローブが腰を押さえつけた。
愛撫がますます激しくなって・・
「〜〜〜〜〜ッ!!!♡♡」
溜まりきった何かが爆発した。
股間から堰を切って快感が溢れ出し、ヒナタの腿を伝ってリングに降り注ぐ。
たまらず、ぎゅっ、とヒナタの熱くて逞しい筋肉質の体を抱く力に力が入った。
・・す、凄い・・ッ
すごく気持ちいい・・ッ!!
「え!? もうイっちゃったの??
・・敏感さんだぁ〜・・・♡」
愛おしそうに私の背中を抱くヒナタ。
殴り合いのリングとは思えないほど、優しく、静かに時間が流れる。
「ボクシングって本当に楽しいね。カナタちゃん。・・まだやれる?」
ヒナタが静かに私から離れていく。
「もっと感じて欲しいの。私のこと」
ヒナタが再びグローブを胸の前に構える。
私の顔を大きく腫らした、傷だらけのグローブ。
私の顔をさらに大きくしようと、その目が狂気を宿す。
生きてリングを下りれるか分からない。
でも、やれるだけのことはやりたい。
この怪物を相手にして。
彼女と同じように、私も拳を構えた。
↓差分
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いつもご支援ありがとうございます。
投稿おそくなりすみません。
なんだか調子があがらず申し訳ないです。
皆様も暑さに気をつけて健やかにお過ごしください。
mbc
2025-07-17 02:29:48 +0000 UTCtarupo789
2025-07-16 03:13:47 +0000 UTCtarupo789
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