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ギャランドゥ
ギャランドゥ

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喫茶店店員、婚期の代わりに人魚を捕まえる(なお捕まったのは自分の模様)

「あー暑ぅ...」


ミンミンミンミン...


燦々と照りつける太陽の光がコンクリートに跳ね返り、上から下から地面に立つ者をこんがりと焼いていく。多くの人は室内にこもり、行政からの電力節約のお願いなど知ったことかとエアコンを使用していることだろう。そんな中、一人の女性が森へ続く道を歩いていた。


「なんで私がこんなところを1人寂しく歩かなきゃ行けないんだよぉ...!?日焼けして肌を傷つけたらまた婚期を逃すかもしれないだろうが...!」


そんな悲痛な叫びをあげる27歳。彼女の名前は中原ミズキ。喫茶店リコリコにウェイトレスとして勤める結婚願望強めの女性だ。


「ったく...それもこれも千束とたきなのせいだぞ...私がいんのに、喫茶店の中でイチャイチャしたりしやがるから...!」




『たーきなー!』


『キャッ...!?ち、千束!危ないですよ!』


『にへへー、いいじゃーん』




喫茶店リコリコで共に働く2人の少女。彼女たちはつい先日正式に付き合うことにしたようで、喫茶店の中でも隙を見てベタベタと接触していた。


「近くにいるこっちが恥ずかしくなるわ!」


額に汗を浮かべながらミズキはひとりでツッコミを入れる。しかし、不意にその表情は優しいものになる。


「...ま、でも頑張ったもんね」


ミズキの声と顔には、千束とたきなに対する慈愛が込められていた。彼女たちとミズキには共通点がある。秘密組織【Direct Attack】(通称:DA)のエージェントとして活動していた、ということだ。ミズキは前線から退き、今も喫茶店リコリコでマスターであるミカと共にいざという時のサポートに回っているが、千束とたきなはつい最近まで銃を握り表沙汰に出来ない事件を多く乗り越えてきているのだ。特に、彼女たちがどちらも笑顔で生きている今は、当時を知るものからすれば奇跡という言葉すら生ぬるいものだ。それ故に、ミズキは仲睦まじく過ごしている千束とたきなを温かい目で見守っていた。


「てか、まだ着かないの!?」


そのためおじゃま虫であるある自分は退散(甘い空気に耐えられなかっただけとも言う)しようと喫茶店を出たはいいが、近所の人に教えてもらった、避暑地の池というものは一向に見えてこない。ミズキは半ばヤケクソになりながら歩き続ける。






ゼハァー...ゼハァー...


しばらくの間、道が見えづらくなるほど草木が生い茂った森の中を進んでいたミズキ。彼女の息は随分と荒くなっており、機嫌も急降下していた。


サラサラ...


「......っ!」


その時、ミズキの頬を優しく風が撫でる。そこには熱気が含まれておらず、冷たく涼しい水が乗っていた。


「もうすぐってことね...!」


ミズキはやる気を取り戻し、少し足を早めながら道を進む。




「おーっ...!」


そして木々を抜けた先で、近所の人が言っていた通りの美しい池を見つけた。


「やっぱあったんだー」


内心近所のおじさん嘘ついたんじゃないだろうな、と疑っていたミズキは、心の中で手を合わせながら池に近づく。


チャプ...


「うおっ、冷たっ!?」


池の水は夏の暑さにも負けず、火照ったミズキの手を冷やしてくれる冷たい水温を保っている。


キョロキョロ...


ミズキは辺りを見渡し、周辺には誰もいないことを確認し靴を脱ぎ始めた。


チャポン...


「あ"あ"あ"あ"〜めっちゃ気持ちいい〜」


そして両足を池の中につけ、中年オヤジのような声を出しながら涼む。


(確かにここは穴場スポットだわ)


でも次からは歩いてくるのはやめよう。ミズキが水の感触を楽しみながらそんなことを思っていた時


チャプ...


池の中央が小さく波打った。と言っても、池の直径は20m程でそれほど大きくなく、ミズキが目をこらせばその発生源が何かは見えそうだ。


(魚でもいるのかな)


ミズキは波紋を立てるモノが何か見ようとする。


スイスイ...スイ...


「いっ...!?」


そして水の中を進む影を発見するが、その影の大きさはミズキの想像の何倍も大きかった。


「サ、サメ!?」


ミズキは慌てて池の中に下ろしていた足を引き上げ、池から距離をとる。普通に考えれば、淡水の、しかもこれだけ小さな池の中にサメがいるはずないのだが、テンパってしまったミズキはそこまで考えが至っていなかった。


チャポ...


「ひぇぇぇぇぇ!?」


水面に迫ってくる影に、ミズキが悲鳴をあげる。しかし、顔を出したのは恐ろしい魚類の顔ではなく、水色の髪をした可愛らしい少女の顔だった。


「...は?」


ミズキは予想外の存在の登場に、口をポカンと開ける。


「ま、また人間だわ...わたしをいじめにきたのね...!ひどいわ...」


シクシク...


その少女はミズキのことを「人間」と呼ぶと、自分をいじめに来たんだと言って泣き始めた。


「え、いや...あの...私にそんな気はないんだけど...」


それを見たミズキは、思わず少女のことを慰めてしまう。あまりの非現実的な出来事に、彼女の脳は麻痺してきていたのだ。


「嘘よ...あなたもわたしの体が目当てなんでしょ...」


シクシク...シクシク...


依然泣き続ける少女は、他の人に聞かれれば誤解されてしまうような発言をしてくる。一瞬どういう意味かと考えたミズキだったが、池の中を見ることで彼女はその言葉を理解した。


パタパタ...パタパタ...


水面の下では、少女の下半身が顔を出したままにするために動き続けていた。しかし、透明度の高い水から覗けるソレは見慣れた人間の両足ではなく、魚の尾になっている。


「あ、あんたもしかして人魚なの?」


ミズキは少女を怖がらせないように、できるだけ穏やかな声を心がけながら確認をとってみた。


「...?えぇ...わたしは人魚よ...セリリって言うの...あなたはそれを知って来たんじゃないの...?」


人魚の少女、セリリは目を潤ませたままながらも、ミズキの言葉に不思議そうな顔をする。セリリはてっきり、目の前の人間は人魚である自分を目当てにこの池までやってきたと思っていたのだ。


「いや、人魚がいるなんて知らなかったわよ!」


ミズキはツッコミを入れ、セリリの誤解を解く。それを聞きようやくセリリもミズキが自分を狙うハンターではないと思えたようだ。


「よかった...わたしを食べに来た人間かと思ったわ...」


「食べに来る?」


胸を撫で下ろすセリリの言葉。それをオウム返しで聞き返したミズキ。確かに人魚は架空の生物と考えられている存在で、もしセリリのことが世間に知られれば大騒ぎになることは間違いないだろう。しかし、会話をすることが出来、見た目も気弱そうな少女をわざわざ食材にしようと思う猟奇的思考の人間はそうそういないと思うのだが。


「えぇ...聞いたことない?人魚を食べれば、不老不死を得られるって...」


「......っ!」


セリリの言葉に、ミズキはそういった話もあったなと納得する。不老不死、老いず死なずの存在になれるのならば、このいたいけな少女を食べる程度のことはするという人間は、この世にいくらでもいることだろう。


(あいつらみたいなやつでも、きっとね...)


ミズキは自分の所属していた組織DAの上層部を思い浮かべ、心の中で吐き捨てる。多くの者はミズキが直接顔を見た事がない奴らだが、孤児を集めて訓練させ、リコリスという殺し屋集団を作り出す外道たちだ。そのような非人道的な行為に嫌気がさし組織の第一線から退いたミズキは、彼らの所業を思い出し嫌悪感に顔を顰めた。


「こ、怖い顔...やっぱりわたしを食べに来たんだわ...!」


しかしその顔は、セリリの被害妄想をさらにかき立ててしまったようだ。


「...!?ち、違う違う!」


「嘘よ...!だって、人間はみんな不老不死になりたいに決まってるもの...!」


セリリはなかなかミズキの言葉を信じない。


「本当だって!私は男捕まえて結婚して、幸せな人生歩んで老衰で死ぬって決めてんのよ!長生きはしたいけど、不老不死なんて真っ平御免だわ!」


ミズキは自信を持って言い切った。


「あんたのことは他の人に教えないって約束する!」


「......」


ミズキの宣言に、セリリは嬉しそうに目を輝かせた。しかしハッとした顔になると、モジモジと顔を赤らめながら指をつんつんと合わせ出す。


「...人間の約束は信じられないわ...」


(まあ、仕方ないわよね...)


セリリの発言に、ミズキは気を悪くした様子はない。彼女はこれまで狙われてきた経験があるのだろうセリリに同情を抱いており、彼女の人間不信を理解していたからだ。


「...でも...」


ゴソゴソ...


セリリは言葉を続けながら、体を探り1枚のカードを取り出してくる。


「...友達の言うことなら、信じられるかも...」


そうして頬を赤く染めながら、ミズキにカードを渡してきた。


(何かしらこれ)


ミズキはセリリからカードを受け取り、そこに書かれた文字を見てみる。


【トモダチカード】


カードにはそう書かれており、ミズキには【00001】というナンバーが割り当てられていた。


チラ...チラ...


カードを見るミズキの顔を盗み見ているセリリ。友達になって欲しいという遠回しなお願いが受け入れてもらえるか不安なのだろう。


「...いいわ。これで私たち友達ってわけね」


ミズキは微笑みながらセリリに言う。


パァ...


「...うんっ!」


嬉しそうに顔を輝かせるセリリに、ミズキは微笑ましい気持ちになる。


(...けど)


ミズキはセリリから貰ったカードのナンバーを見て苦笑した。


(友達を大量に作る予定はあるわけね)


そして5桁まで用意されているカードナンバーに、心の中でツッコミを入れるのだった。















「あれ?ミズキ、珍しくお酒飲んでないね」


「ん〜?あぁ、私これから行くとこあるんだよね」


それから数日経った時、喫茶店リコリコで千束とミズキの間でこのような会話が交わされる。


「あっ!たきなー!」


しかし自由人の千束は、たきなの姿を見つけるとミズキを置いて飛び出してしまう。


「はいはい、オアツイことで...」


ミズキはため息をつきながら、用意した原付のキーを指で回し、マスターのミカに出かけることを伝える。


「〜♪」


ブルンッ...!


キーを回しエンジンをかけると、鼻歌を歌いながら出発した。











「セリリ、来たわよー」


原付を近くに停めたミズキは、ここ最近頻繁に通う池の前で新たにできた友人の名を呼ぶ。


「ミズキ!」


チャプン...


するとすぐに池の中から波紋が立ち、セリリが嬉しそうな顔をしながら姿を現した。


「今日も来てくれたのね...わたし、嬉しい...」


会った当初人間不信であったセリリだが、トモダチカード、というものを作っていることからも分かるように、彼女は寂しがり屋で交流に飢えていた。そのため、自分に会いに池へ来てくれるミズキにすっかり懐いてしまい、セリリは犬の尻尾ように尾ヒレを振りながらミズキに近づいていく。


「今日もいっぱいお話しましょう...!」


「はいはい、私の務めてる喫茶店があるんだけどさ

ー...」


こうして池の縁で、ミズキとセリリは他愛もない話を楽しむのだった。












「あー、男欲しいー...」


ポツリ...


ミズキは何気なくそう呟く。もはや彼女の口癖になっている一言。


ピクリ...


その言葉に、セリリは微かに肩が揺れる。


「...ミズキは、どうして男の人が欲しいの?」


「え?...そりゃあ、私もいい歳だしさー。結婚してオンナの幸せってやつを感じたいわけよ」


ミズキはセリリの質問にそう答えた。自身もリコリスの一員であった彼女は、"普通"というものにどこか憧れを持っているのだ。


「それ、わたしじゃダメ?」


「え...?」


顔も分からぬ男性との生活を想像し始めていたミズキは、セリリの予想外の言葉に目を瞬かせる。


「だって、わたしミズキのこと大好きよ?結婚って、好きな人同士が一緒にいるってことでしょ?なら、ミズキもわたしのことが好きだし、2人で結婚すればいいじゃない」


(あーなるほどねー)


ミズキはセリリの言葉に微笑んだ。人魚である彼女は、結婚というものを純粋に捉えているのだろう。


「それはちょっと難しいなー」


「ど、どうして!?ミズキはわたしのこと嫌いなの!?」


ミズキの返答に、セリリは慌てながら言い返す。その目には薄らと涙すら浮かんでいた。


「そういうわけじゃなくて、この国では同性での結構は認められてないの。だから女同士の私とセリリじゃ結婚が出来ないんだよねー」


(ま、付き合ってるカップルは私のそばにもいるけど)


ミズキは千束とたきなのことを思い出しながら、心の中でそう呟く。


「......や」


「え?」


違うことを考えていたからだろうか。ミズキはセリリの言葉を聞き取れなかった。そして、同時に彼女の変化にも気づけなかったのだ。


「いやっ!」


セリリはミズキの言葉に、強い否定を返す。


ガバッ...


そして水面からジャンプすると、ミズキの両頬を自身の手で挟む。


ヒヤッ...❤


暑さで熱を持っていたミズキの頬に、ヒンヤリと心地よいセリリの手が触れる。


チュウゥゥゥゥ❤


「んむぅぅぅぅぅぅ!?❤」


ザバンッ...


ミズキはセリリに唇を奪われ、そのまま池の中へ引きずり込まれてしまった。






(セリリ!?不味いっ...!息が...!?)


ゴボボボボ...


池の中に連れてこられたミズキはセリリの豹変に驚きながらも、水面に戻り酸素を得ようともがく。しかし、訓練によって瞬時に冷静さを取り戻す術を身につけていたミズキは、自身の状況に異変が見られることに気づいた。


(息が...できる...?)


ポコポコ...


そう、何故かミズキは水の中にも関わらず、呼吸が可能になっていたのだ。水面に上がらなければと暴れていた体が一旦落ち着き、水中で抱きついてくるセリリになすがままになる。


ギュウゥゥゥ...❤


チュルルッ❤ピチャッ❤チュッ❤


「......っ!?❤」


命の危険ではないことを理解したミズキの脳は、ようやくセリリとのキスを認識した。


ビクビクッ❤ビクッ...❤


ギュゥゥゥゥ...❤


セリリに絡みつかれるミズキの体が、その快感に震える。


(セリリの口の中、甘っ...!?❤)


ミズキはトロリ...❤とセリリの唾液を口内に流し込まれ、その甘さに目を見開く。


ピチャッ...❤ニュチッ...❤


同時にミズキの口の中にセリリの舌が侵入してくる。経験のないセリリの舌使いは拙く、明らかに慣れていない様子だったが、今のミズキにはそれで十分だった。


「んんんっ!?❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


ミズキは水中で甘い声を漏らしてしまう。何とかセリリの体を押し、彼女を自分から引き離そうとする。


スッ...❤


プハァ...❤


その意図が伝わったのか、セリリの体がミズキから離れていく。ミズキはほっと一息つくが、次の瞬間その安堵は消え去った。


「〜〜〜っ!?」


ゴボゴボッ...ゴポッ


(なっ...!?い、息が...!?)


いきなり溺れ始めるミズキ。まるでセリリが離れたことで、体がただの人間であることを思い出したかのようだ。


チュッ...❤


そんなミズキに、セリリが再びキスをしてくる。


「ふーっ...❤ふーっ...❤」


途端にミズキは呼吸ができるようになった。彼女は命の危険を感じ、ようやく理解させられる。人である自分が水中で生きられるのは、セリリとキスをしている間だけなのだと。


(まずいまずいまずいまずいっ...!?どうするっ!?)


チュッ...❤ピチャ...❤


「んっ...❤んうっ...❤」


ミズキはセリリに唇を奪われながらも、何とか状況を打破する方法はないか考える。今のセリリは明らかに普通ではなく、対応を間違えばこのまま池の底で朽ち果てることになるかもしれない。


ヒュン...❤


そんな中、セリリが水中で軽く腕をひと振りした。


プクプクプク...


するとミズキの顔の周りに泡が集まり始め、彼女に空気のヘルメットを作る。


「ぷはーっ!?はーっ...はーっ...」


ミズキはヘルメットの中で荒く呼吸をし、何とか体を落ち着けようとした。


『わたしの思い、伝わった?❤』


ニコニコと笑みを浮かべるセリリがミズキに話しかけてくる。


パクパク...❤パクパク...❤


水中なのだが、セリリが口を動かすと何故かミズキの耳に彼女の声が届くのだ。


「セリリ、早くわたしを水中に戻してよ」


ミズキは努めて冷静に、セリリを刺激しないようにしながら彼女に自分を地上に戻してくれと頼む。


『ダメ❤このままじゃミズキが誰かに取られちゃうかもしれないもの❤』


しかし、セリリはミズキのお願いを拒否する。


ピチ...プチ...


「っ!?」


(泡が...)


自分の顔を包む泡が、ミズキが呼吸や会話をする度に小さくなっていく。空気が使われ、どんどんと減っているのだ。


『えいっ❤』


命のカウントダウンに等しい泡の減りに焦りを見せるミズキに対し、セリリが可愛らしい掛け声とともに飛びつく。


『わたしのこと、もっと好きになって❤』


セリリはそう言うと、ミズキの顔を自分の胸に抱きしめた。


ムギュゥゥゥゥ...❤


「んむぅぅぅぅぅぅ!?❤」


ビクビクッ❤ビクビクッ❤


ガボゴボッ❤ブクブクッ❤


ミズキの呼吸が乱れ、泡の体積がさらに小さくなっていく。


ムニムニッ...❤モニュ...❤


セリリのまだ未成熟な、しかし女性らしい膨らみを持ち始めた胸がミズキの顔を押し潰す。


ムワァァァァァァァ...❤


(あ、甘いぃぃぃぃぃ!?❤)


ビクビクッ❤ビクンッ❤ビクンッ❤


同時に彼女の胸から香る甘い体臭が、ミズキの脳をピンク色に染め上げた。


クンクン❤クンクン❤


「んぐぅぅ❤んむっ❤」


(匂い嗅ぐのっ...❤止まらなっ...!?❤)


プチ...❤ミチ...❤ミチュ...❤


限られた空気しかない中、ミズキはその貴重な資源をセリリのおっぱいフェロモンを吸い込むことに費やしてしまう。泡は瞬く間に小さくなり、ミズキの顔に張り付くようになっていく。


『ミズキ、空気がなくなったら困るでしょ?❤苦しくなりたくなかったら、わたしのお願い聞いて❤』


パクパク...❤パクパク...❤


セリリが水中で口を動かし、ミズキに対し"お願い"をしてくる。しかし、生殺与奪を握られた状態でのその言葉は、もはや脅迫に等しかった。


「......っ❤」


ビクビクッ❤ビクンッ...❤


ミズキはセリリの胸に顔を埋めたまま、体を大きく跳ねさせる。死への恐怖と、キスと香りによって植え付けられたセリリへの好意で感情がグチャグチャになっている彼女は、もはや頷くしか道が残されていなかった。


コクリ...❤


『やったっ...❤ありがとう、ミズキ❤』


セリリはミズキの返事を聞き、無邪気にお礼を言ってくる。同時にミズキの泡袋が大きさを再び取り戻した。彼女が急に悪へ目覚めたわけではない。ただ友達であるミズキを誰に取られたくないという独占欲、嫉妬が無垢なセリリに強硬な手段を取らせたのだ。


『じゃあ、わたしからのお願い❤わたしの卵産んで?❤』


「っ!?❤」


ミズキも修羅場を潜り抜け生き残ってきた人間。セリリのお願いがある程度無茶なものであっても、覚悟出来ていたはずだった。しかし、セリリが告げたのは、ミズキの予想よりさらに上のもの。


(卵を産む...!?私、胎生の生き物なんだけど...!?)


セリリのお願いを叶えることは物理的に不可能。そもそもセリリはミズキにどうやって着床させようというのか。


ニョキン...❤


「なっ...!?❤」


ゴボッ...❤


しかし、その答えはすぐに分かった。セリリの股、女性器のある部分から長い突起が出てきたのである。人間の男性器と比べ、やや太めで起伏がないが、それでも立派なイチモツであった。


ゴクリ...❤


(わ、私何を期待して...!?❤)


ミズキは思わず喉を鳴らしてしまった自分に驚く。しかし、幼さを残す可愛らしい容姿のセリリから、メスを鳴かせ屈服させること間違いなしの巨根が生えてきているというのは、あまりに非現実的で、そしていやらしかった。


『ミズキのこと考えてたら、こんなに大きくなっちゃったの...❤』


スリスリ...❤スリスリ...❤


「んぎぃぃぃぃぃ...!?❤」


セリリがミズキの股に生えてきた男性器を擦り付けてくる。


キュン...❤キュンキュンッ...❤


トロ...❤


あの大きなイチモツに貫かれてしまえば、一体どれほどの快楽なのだろうか。想像してしまったミズキの子宮はもう待ちきれないと疼き、愛液が股から溢れ水に混ざっていく。


『ミズキ、もうわたし我慢できないのっ...❤いいよねっ...❤ねっ...?❤嫌って言ったら、一生ミズキを水の中に閉じ込めて、わたしとキスするだけの生活をさせちゃうんだからっ...❤』


フーッ...❤フーッ...❤


男性器が生えたことで、性欲も男性寄りのものになったのだろうか。セリリは先程より明らかに興奮した様子で、ミズキに男性器を押し付け始める。


「はわわわっ...!?❤」


キュンキュンッ...❤キュンキュンッ...❤


情熱的に求められたミズキは、思わず子宮と心をときめかせてしまう。


スイ...❤スイ...❤


(セリリの、おちんぽ...❤)


うっとりとしたメス顔になったミズキは、いつの間にか自分からセリリの男性器の前に顔を移動させていた。


ズイッ...❤


「はむっ...❤れろ...❤」


そして何も言わずに突き出された男性器を、嬉しそうに口の中へ頬張る。


『んあぁぁぁぁ!?❤ミ、ミズキのお口の中しゅごいよぉぉぉ❤』


ギュッ...❤


セリリがミズキの頭を掴みながら、腰をズンズンと動かす。


「んほぉぉぉぉぉ❤」


同時にミズキも獣のような嬌声をあげていた。鼻をくすぐる甘い香りと、口いっぱいに広がる甘美な味わい。人魚の男性器を知ってしまったミズキは、もう人間の男性などでは満足出来ない。人魚のちんぽ専用のメス穴奴隷確定だ。


ジュルッ❤ピチャッ❤ジュゾゾッ❤


(セリリのちんぽっ❤美味しすぎっ❤)


ミズキはセリリの男性器をフェラしながら、豊かな胸で彼女の竿を挟み込む。


パフン...❤


『ミズキのおっぱいっ❤柔らかいのぉぉぉ❤』


ジュルル...❤

パフパフ...❤ニュチニュチ...❤


池の中で2人の交わういやらしい音が鳴り響く。


『ミズキっ❤わ、わたしもうっ❤』


ジュルルルッ❤


(出してっ❤セリリの精子私の口に注いでぇぇ❤)


ミズキはセリリの言葉を聞いて、さらに口の吸引を強めた。その瞳にはハートマークが浮かんでおり、完全にセリリのお嫁さんに堕ちてしまっていた。


『で、出るぅぅぅ❤』


ビュルッ❤ビュルルルルッ❤


セリリはミズキの口の中へ、たっぷりと精液を放つ。


「〜〜〜っ!?❤」


ミズキはそれを一滴もこぼさず受け止めた。


「ぷはぁ...❤」


ミズキは射精を終えたセリリの男性器から口を離す。そして水中で器用に動くと、下の服を脱ぎセリリにトロトロになった女性器を見せつける。


「セリリっ❤私に種付けしてっ❤あんたの卵産ませてっ❤」


フリフリ❤フリフリ❤


セリリの男性器に媚びるように尻を振りながら、自らセリリとのセックスを懇願してしまうミズキ。


『〜〜〜っ❤ミズキぃ❤』


ドチュンッ❤


セリリは興奮と喜びで顔を真っ赤にしながら、その長い竿をミズキの女性器に突き入れた。


「おほぉぉぉぉぉぉぉぉ!?❤」


ミズキが舌を突き出しながら、あまりの快楽に叫ぶように喘いでしまう。


パンッ❤パンッ❤パンッ❤パンッ❤


『出るっ❤出すわっ❤ミズキのこと孕ませるのぉぉ❤』


「あぁぁぁ❤クるっ❤私の子宮、セリリの精液受け取るために降りてきちゃうぅぅ!?❤」


ドピュッ❤ドピュルルルルッ❤


ミズキの腟内に、セリリの濃厚精子がビチビチと飛び跳ねる。誰も邪魔できない池の中で、2人はさらに交わり続けるのだった...















「あれ?ミズキ最近太った?」


「ちょっと...千束...!」


喫茶店リコリコ。客もおらず、箒を持って退屈そうにしていた千束は、カウンターに座っていたミズキに対しそのような言葉を放った。慌ててたきなが口を塞ぐが、既に言ってしまったことは取り消せない。


「ん〜?❤そんなことないんじゃない?❤」


しかし、ミズキは意外なことに全く怒らなかった。それどころか彼女は酒も飲んでおらず、手元にある雑誌を熱心に読んでいる。


ナデ...❤ナデ...❤


(早く元気になりな❤私たちの"愛の結晶"❤)


ミズキは自分のお腹を愛おしげに撫でながら、手元の「妊婦用子育て雑誌」を1ページ巡るのだった。




※いただいていたリクエスト


あらすじ

・店員の二人(錦木千束と井ノ上たきな)が恋人同士となり、喫茶リコリコに居辛いミズキは散歩に出かける。

・散歩中、近所の森の奥に池があると知ったミズキは、そこに住み着く人魚・セリリと遭遇。

・DAに知られれば「不死身のリコリス」とかやりかねないと思い、セリリの存在を秘匿しつつ話相手に。

・「私をいじめるの?」モードだったセリリも、優しさや気安さにほだされ、ミズキを大好きに。

・しかしある日、結婚情報誌を手に「彼氏が出来ない」とボヤいた瞬間、セリリの様子がおかしくなり…。


セリリ

・人魚。淡水だろうと海水だろうと平気で暮らせる。

・不老不死を求めて追い回された過去があり、若干被害妄想が激しいが、優しくされるとすぐなつく。

・友情と愛情の区別がない上に距離感がバグっている為、態度は穏やかなままでヤンデレ化する。

・人間の体と魚の体の境目の少し下辺りに女性器があり、産卵管を普段は隠している。相手に卵を産んでもらいたい時はフタナリ化する。

・他の生き物の卵子と卵を結合させ、同性異種と遺伝子を残せる不思議生物。


プレイ案

・ミズキにキスをしながら池に引きずり込み、キスの間だけ息が出来る状態に追い込む。

・その状態で何度も池に沈めたり、柔らかくてクソ甘い匂いのする胸で呼吸を封じたりしつつ“お願い”を聞くように迫る。

・魅了と恐怖半々のミズキに「お願いを聞く」と言わせ、産卵管を披露し「卵を産んで欲しい」と強要。

・怯えるミズキの顔を腋で挟みながら「ミズキさんを不死にして、ずっと水の中で暮らしてもいい」とほほ笑む(=永遠の水責め暗喩)。

・屈服したミズキをフェラ、パイズリからの産卵管挿入で完堕ちさせ、ラブラブ婚姻セックス。


最後は、喫茶リコリコにて千束から「ミズキ太った?」と揶揄われるが、結婚情報誌ではなく子育て雑誌を読んでいるミズキは意味深に笑って流し、愛するセリリとの卵が育つぽっこりお腹を撫でるのだった、というオチで。

百合アニメの登場人物の癖に婚期とか言い出すお姉さんを、きっちり人魚の嫁にしてしまうお話を是非!

Comments

これで婚期に乗れたということで…☺

ギャランドゥ

あんないい女がフリーで居るのはおかしいので、こうして百合婚するのは自然な流れですね! 千束とたきなの式の際には仲人を務めてもらう必要がありますね、これは…w

屋根が高い


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