前回は四大原型を描くことをご紹介しました。
fanbox post: creator/454491/post/914737
今回お話するのは自然物の練習についてです。
(ちょっと長くなるかも、、、)
自然物は建物などの人工物と違い、不定形なものです。
ただ枚数を重ねても自然物をリアルに描くことは出来ません。
自然物を実際に観察し、その情景を理解しなければなりません。
●自然物を描くポイント
同じ形のものを避けましょう!
同じものが並ぶと人工物感が強くなり、自然らしさが失われてしまいます。
地面に生えている草や雲など、身のまわりにある自然物を見てみてください。
同じものはないでしょ?
●自然物の練習について
最初から色んな要素が入ったものを練習するのは大変ですので、まずは空だけ、木だけ、、、など1つずつやっていくようにしましょう。好きな作品の背景(ジブリや新海さんなど)や写真の空部分だけをマネてみる、木だけをマネてみる、などで構いません。
私が練習した順番は以下の通りです。
空のみ
↓
木のみ
↓
空と山の組み合わせ
↓
地面と遠くの森と空の組み合わせ...
と、こんな感じで少しずつ階段をのぼるように要素を増やしていきました。
次に自然物それぞれのお話をしていきます。
どこに注意した方が良いかなどをお話していきますので、練習の参考にしてください。
空と木に関しては、私が普段描くときに意識していること、描き方動画も加えてますので、併せて参考にしてくださいませ。
【空と雲】
時間帯や天候、季節などによって、同じ青空でも空の色、雲の形など情景は様々です。
例えば夏の空は入道雲が多くコントラストが強めに。
冬の空は透き通った雰囲気で薄雲が多いなど。
・雲の形、大きさについて
雲の形や大きさに決まりはありませんが、自在に描けるようになると色んな場面に使えるようになるので良いです。(と言いつつ私も自信はありません。(;´▽`A``)
最初からいろんな種類の雲を練習するのは大変ですので、まずは基本形を描けるように練習してみましょう! (基本形とは、季節が関係ない昼間の青空です。)
慣れないうちは同じ形、大きさの雲が並びやすいのでその点を注意してください。
・雲の配置について
雲を描くときはパースにそって描くようにします。
遠近感なども考え、形や大きさが異なる雲を配置しましょう。
また、ボカシなどもパースに合わせてかけるようにします。(私は指先ツールを使っています。)
・練習方法
まずは季節感の関係ない基本形の空を練習します。
形や色などをよく観察しながら描いてみましょう。
かなりざっくりではありますが、雲の配置の目安や描き方を動画にしてみましたので、
そちらも参考にしてみてください。
(動画の後半に、私が雲を描くときのブラシの動きなどもあります。)
ちなみに私がやっていたことは、まずは基本形の空を何枚か描き、他も挑戦してみよう!と思ったタイミングで、夕景の空→入道雲→夜空、、、など描いてみたい空を練習していました。
【樹木】
樹木には広葉樹、針葉樹と様々な種類がありますが、これらは四大原型の組み合わせで明暗などを考えることが出来ます。
球、円柱、円錐の組み合わせで捉え、それぞれの形の明暗付けを行い、そこから形を崩しつつ自然な樹木を描いていくようにしていきましょう。
・樹木の表現
広葉樹は「球体と円柱」、針葉樹は「円錐と円柱」の組み合わせで考えます。
葉や茂みは、葉1枚1枚にとらわれず、大きな塊としてとらえて明暗を付けていきましょう。
幹や枝の部分は「円柱」の明暗を意識して描き込みをしていきましょう。
幹の樹皮は木の種類によって様々です。また、枝の付き方や伸び方も木の種類によって様々ですので、普段からよく観察するようにしましょう。(私も気を付けたい!)
・練習方法
①シルエットで描く練習。
1色で木を描いてみましょう。こちらも参考にしたい背景作品や、写真を見ながらで構いません。シルエットで捉える練習をしてみましょう。
②明暗で描く練習。
次は2色で描いてみましょう。シルエットに加え明暗も意識して描いてみましょう。
以上の2つをやりつつ、背景作品や写真を見ながら木の部分だけの練習もしてみましょう。
私の木の描き方の動画も撮ってみましたので、参考にしてください。(/・ω・)/
最初から上手く描けなくても問題ありません。身のまわりの木を観察し、表現したい背景作品もよく見てどんな風に描いているのかな、どうすれば表現できるかなと考え意識しながら描くことが大切です。
【山】
山にも様々な情景があります。
樹木や生えている山、岩山のように険しいものなど様々です。
山を描くには、明暗を意識し、奥行感が高低差が感じられる様に描かなくてはなりません。山の高さや大きさが均等に並んでしまうと自然らしさが失われてしまいますので注意してください。
・山の色
山は地域や時間帯、天候、季節などによって情景は様々となります。
山並みを描くときは、空気感、奥行感が感じられるように表現することが大切です。
「遠景」は雰囲気で表現する。(晴れた日の場合は青系をベースに)
「近景」は明暗をしっかりと。(晴れた日の場合は緑系をベースに)
樹木の生えた山の場合、近景の山はある程度樹木の雰囲気が感じられるように表現します。
・山並み
人工物感が増してしまいますので、同じフォルムは出来る限り避けて、高さや大きさを崩すようにしましょう。
他にも、地面や岩など様々な自然物がありますが、参考にしたい背景作品や写真を見ながらそれぞれを練習する方法で十分かなと思います。
というのも、私自身が空と木以外の自然物は模写でしか練習していないので、こんなやり方良いよ!と紹介できるものがありません。。。(;´▽`A``
あとは普段から観察もするようにし、なるべく均等にならないように同じものが並ばないように意識してください。
長くなりましたが以上になります。
次は模写についてです!(/・ω・)/