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【全体公開】しばりしばられ 7 その②

5時間目 「光姫!大丈夫!?」 教室に戻るや否や沙希が光姫の元へ駆け寄る。 「う、うん…。ちょっと寝不足でね…。」 「それなら良いんだけど…。」 ホッとした表情を浮かべるものの、いつもとは違う光姫の様子はまだ気になっているようで「そういえば…」と続ける。 「光姫って今週は一人ぼっちなんだよね?」 「うん、両親の仕事の関係でね」 「何かあったら…一人で抱え込まないでね。」 「え、う、うん。」 そう告げた沙希の表情は何かを伝えたいように見えた。 「(沙希…心配かけてごめんね…。)」 光姫は親友に心配されないように気丈に振る舞う。 「あはは、大丈夫!大丈夫!夜更かししすぎたのが悪かったのかもだから!」 「お、いつもの光姫だね」 「心配してくれてありがとね、沙希。」 「なぁに、友達だから当たり前だよ〜」 心の底から沙希という親友をもって良かったと実感する光姫であった。 そして光姫の親友は沙希だけではない。 「沙希ちゃん、大丈夫?」 「え、なに?友梨も心配してくれてたの?」 「当たり前だよ!授業中にいきなり居なくなったって聞いて…!」 「あはは、ちょっと疲れちゃっただけだからもう大丈夫だよ」 「うぅ…それなら良いんだけど…」 「友梨もありがとね。嬉しい。」 「光姫ちゃん、何か困ったことがあれば優奏ちゃんに相談するんだよ!」 「もちろん。でもどうして優奏ちゃん指定なの?」 「え…えと…ほら私と沙希ちゃんだと悪い奴らをやっつけられないからね!」 「悪い奴ら?あ、縄原のこと?」 「そうそう、光姫ちゃんはなにかとあの人たちに狙われてるみたいだし…」 「それなら和奏に相談しても良いんじゃ…」 そこまで言った瞬間に、光姫は気付いてしまった。 「あ…和奏は…」 「そう…和奏ちゃんは…ね……。逆に捕まっちゃうというか…。うん……。」 「あはは…」 三人で顔を見合わせてしまう。 そんな和奏に護衛してもらっているのか…。 でも、心強いことには変わりない。 そして優奏ちゃんにも助けてもらった。 古町姉妹には助けられてばかりだ。 「優奏ちゃんは本当に頼りになるよ。私よりも小さいのに…身体を張って助けてくれるし。」 「正直なところ光姫って優奏ちゃんのことどう思ってるの?」 「へ?」 沙希からの質問に少したじろいでしまう。 「優奏ちゃんだよ、優奏ちゃん。光姫的にはどうなの?」 「どうって…優奏ちゃんは可愛くて頼りになって本当に大好きだよ。」 「っ……!!!」 「あはは……」 沙希と友梨は赤面して顔を伏せている。 「え、私なんか変なこと言った?」 「ま、まぁ…沙希はその調子で…うん…。優奏ちゃんも大変だなぁ…」 「私はそんな二人を見るのが楽しいからそれで良いと思うよ〜」 「???」 二人の言っていることが理解できない。 「それじゃ、私はそろそろ行くね」 友梨は自分の教室へ戻っていった。 「(う〜ん…変なこと言ったかなぁ…、思っていることを正直に言っただけなんだけど…)」 それからしばらく悩んでもよくわからなかった。 「(今度優奏ちゃんと一緒にお出かけしてその時に聞いてみようかな…。まぁ…私が助かればだけど……)」 光姫は自身の下腹部をさする。 そこにはやはり股縄が施されているのが手の感触で分かった。 「(やっぱりキツイ…座ると大丈夫だと思ってたけど…食い込んで…)」 「ぁ…」 「ん?光姫どうかした?」 「あ、なんでもないよ!ちょっと欠伸しただけだから!」 股縄の刺激で声が漏れたことを誤魔化すように光姫は続ける。 「あれ?もう5時間目なのに先生来ないね」 気がつけば5時間目の始業時間はゆうに超えていた。 「そっか光姫は聞いてなかったね」 「何かあったの?」 「なんか急用ができたみたいで自習になったの」 「なるほどね、それでみんなおしゃべりしてるわけか〜」 高校生にとって自習といえばそれは休み時間となんら変わらない。机を並べて勉強しているように見せてトークを弾ませている。 「それじゃあ私たちもおしゃべりしようか。」 「うん。」 「じゃあ勉強道具だけ一応持ってくるね」 沙希は偽装用の勉強道具を取りに行く。 〈ピロリン〉 そのタイミングを狙ったようにスマホが鳴る。 メッセージアプリを起動させる 『5時間目は自分で股縄を引っ張れ。』 『それって…自慰行為をしろと……。』 『そういうことだ。分かっていると思うが拒否権はない。』 『分かってますよ…。』 「お待たせ〜」 そこまでメッセージを送ったところで沙希が到着した。 「沙希…。」 「ま、せっかくだから朝の分からなかった問題を教えてあげるよ〜」 「ありがと…。お願いね。」 沙希は光姫の正面に座って勉強を教える。 沙希は理系が得意でテストでは常に上位を保っている。 「えっと…この問題だよね…。えーっと…」 沙希は光姫のノートを確認しながら教える手立てを考えている。 そんな中、光姫はおへその下あたりに巻きついている縄に手を伸ばす。 制服の上からでも縄を握ることができた。 〈ギュッ〉 「っ…!」 少し引っ張っただけで股縄は光姫の敏感な部分を刺激する。 〈ギュッ〉 「ん…(こんなにキツく縛らなくても良いじゃん…)」 〈ギュッ〉 「ん…ぁ…(自習中にこんな…うぅ…変態だよ…)」 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 「はぁ…はぁ…」 身体は正直なものだ。 アレだけ嫌悪していたが気がつくと夢中で股縄を引っ張っている。 「(いや…辞めたいのに…。でも気持ち良くて……)」 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 「はぁ…はぁ…はぁ…」 「光姫、大丈夫?」 光姫の異変には流石の沙希も気がつく。 「だ…いじょうぶ……、だよ。」 「いや、全然大丈夫に見えないよ!顔真っ赤だし…」 「あはは…」 光姫の中には考えられないような発想が生まれていた。 いっそ、このまま果ててしまった方が楽なのではないか。 頭の中がボーッとしてまともな思考ができなくなっていく。 そして光姫は快楽を求め、縄を引っ張る。 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 〈ギュッ〉 「ぁ…(もういいや…)」 光姫が諦めかけたその時。 「高浜さん、ちょっと良いかしら?」 教室の入り口を見ると、保健の先生が手招きをしていた。 「は…はい!」 光姫は急いで先生のもとへ向かう。 「ついてきて」 光姫は先生についていく。 辿り着いたのは階段下の広場。 広場といっても数名でおしゃべりをするために使うことが多い場所だ。 「それでお話って…?」 光姫は先生に問う。 「股縄は大丈夫ですか?」 「っ!?どうして…」 光姫から冷や汗が垂れる。 先生に見抜かれていた…? 最悪の展開が頭を過ぎる。 「あ、忘れてました!」 先生は顔の皮をめくる。 「ひっ…!」 一瞬たじろいだが、すぐに安心した。 なぜなら… 「和奏!」 「お待たせしました。助っ人参上です。」 〈キーンコンカーンコン〉 和奏の登場とともに悪夢の5時間目が幕を閉じた。 6時間目 「光姫さん、すみません。監視カメラの位置の把握に時間がかかってしまいました…。」 「いやいや、大丈夫だよ。助けに来てくれてありがとね。」 「とりあえずここなら物陰になりますし、監視カメラの死角なので安心してください。」 「何から何までありがとう。」 「いえいえ、光姫さんを護衛するのが私の務めですから。」 「へ〜、なんか初めて和奏のことが頼もしく思えてきたよ。」 「む…初めてとは心外ですが…まぁ良いです。」 光姫は和奏との会話で少し安堵するもののすぐに現実を思い出す。 「どうしよう…。次体育だよ……」 次の時間は体育。 着替えて身体を動かすことになる。 股縄もそのままで…。 「光姫さん、スカート上げられます?」 「え?」 「股縄を確認させてください。」 「う…うん……。」 光姫はスカートをたくし上げる。 「これは…酷い……。こんなに食い込ませて…」 「あまりじろじろ見ないで…恥ずかしい…」 「ごめんなさい!結構キツく縛られてますね。」 「そうなの。動くたびに擦れて…さっきの時間なんて自慰を強要されて…」 「光姫さん…。すぐに解きますね。」 「待って!勝手に解いたら今度縛り直す時にバレちゃうかも。」 「なるほど…。でもこのままだと光姫さんは…。」 「だから、縛り直して。和奏の股縄なら耐えられるかもしれないし。」 「私が光姫さんを…?」 「お願い…」 「…分かりました……。」 和奏はそういうと股縄を解く。 〈シュルリ〉 股間にかけられていた縄尻が緩む。 「ん…キツかった…。ありがと。」 「いえいえ。では…縛りますよ…」 「うん。お願い。」 和奏は一度緩んだ股縄を再び光姫の股間にかける。 〈キュッ〉 「んぁ…!」 「大丈夫ですか?」 「うん…へーきだよ。ちょっとだけびっくりしただけ。」 「キツさはこのくらいで大丈夫ですか?」 「ちょうど良いよ。」 「では、縛ります。」 〈ギュッ〉 和奏は股縄を施し終わる。 「うん。さっきより全然マシ。和奏の縄は優しいね」 「うぅ…友人を縛るなんて…変な気分です…。」 「まぁ友人を縛ることに良い思いする人なんて少ないよ。ごめんね、辛い思いさせちゃって」 「いえいえ!むしろ辛いのは光姫さんの方かと。」 「私は大丈夫!和奏も優奏ちゃんもついてるし安心だよ。」 「ありがたい言葉です。では体操服に着替えて体育ですね。はい、体操着です。」 「準備が良いね」 「優奏から細かく指示されているもので…」 「さすが優奏ちゃん…!」 「では…何かあったらすぐに駆けつけます!頑張ってください。」 「うん!ありがと!」 そういうと和奏は去っていき、光姫は物陰に隠れて着替えを済ませた。 『いちっにっさんっし!』 『いちっにっさんっし!』 体育では最初に準備運動をする。 「ん…」 縄を緩めてもらったとはいえ前屈運動をするとどうしても縄が締まり、微弱ではあるがローターが刺激する。 「ん…ぁ……」 縄を緩めてもらって良かったと改めて実感する。 あのままだったら到底耐え切れていない。 「(あの男からの指示もないし6時間目は適当に流しちゃおう)」 不気味なことに6時間目はスマホから指示が来ることはなかった。 光姫は多少手を抜きながら体育の時間を楽しんだ。 友達と身体を動かし、汗を流した。 お昼ご飯でたくさん水を飲んだからだろうか。 たくさんの汗が滴る。 「(あのナポリタン濃かったからなぁ〜たくさんお水飲んじゃったよ)」 嵐の前の静けさというのだろうか…。 いや、嵐はもうすぐそこまで迫っていた。 「いくよ〜」 嵐が到達することなんていざ知らず、光姫は無邪気に体育を楽しむのであった。 放課後 『帰り支度をして〇〇公園の公衆トイレに来い』 帰りのHRが終わったと同時に光姫に指示が出された。 「(優奏ちゃんがやつけてくれたわけではなさそうだね)」 6時間目の指示がなかったために淡い期待を寄せていたが無意味だったようだ。 『分かりました』 と返信し、光姫は指定の場所へと向かった。 「ここ…だよね?」 指定された場所にやってきた。 緑に囲まれた公園ではあるが、最近スズメバチが目撃されたとかで立ち入り禁止になっているようだ。 「えと…トイレは…」 光姫の視界に古びた建物が入る。 おそらくアレが公衆トイレだろう。 ひどく黒ずんだ外壁からその古さが見て取れる。 例え用を足したくとも衛生面を考えても使いづらそうだ。 「やっときたか、入れ」 公衆トイレに近づくと例の男が出てきて光姫をトイレの中へ誘う。 「はい。」 光姫は素直に返事をして公衆トイレの中へ入る。 光姫は男子トイレに入るのは初めての経験だった。 とても汚く、嫌な匂いを感じた。 「ローターを取れ」 男は淡々と命じる。 「あの…後ろ向いててもらっても良いですか…?」 「なぜだ」 「恥ずかしいので…」 光姫にはそう懇願するしかなかった。 優奏からもらったローターを弱めるための道具をおとこに見られるわけにはいかない。 「これからもっと恥ずかしいことが待っているのにな、まぁ良い、後ろを向いててやる」 「ありがとうございます。」 男は光姫に背中を見せる。 光姫はその隙にローターを抜き取る。 〈ヌプリ…〉 「ぁ…!」 股間から引き抜いたローターはいやらしく光っていた。 光姫は急いで優奏からもらった道具を取り外し上着のポケットに入れた。 「取れました…。」 そう告げると男は振り返りローターを受け取る。 「それじゃあ…」 男は麻縄を取り出し光姫に近づく。 「また縛るんですか…」 「手錠でも良かったがやはり拘束するには縄じゃないとな」 そういうことを聞いたんじゃない!と光姫は反論したかったが、言ったところで無駄なので受け流す。 「縛る前に…トイレをさせてもらえませんか?」 「ダメだ」 「限界なんです…」 光姫の膀胱は限界が近かった。 朝からトイレにも行けず過ごしてきた。 「そりゃそうだろ。昼飯の水に利尿剤を入れておいたんだからな」 「え…、だったらなおさらトイレに行かせて!」 「ダメだ、トイレを我慢することを含めて調教だからな」 「っ…卑劣ね……。」 「あぁオレたちは卑劣さ。それが分かったら大人しく縛られろ。」 「く…」 男は光姫に縄をかけていく。 手は後ろで束ね、胸の上下に縄を通していく。 簡単な後手縛りを光姫に施した。 「おっと、忘れてたぜ。」 〈ズルリ〉 「ひゃぁ…!」 男は光姫のスカートを下ろし、白い下着を露出させる。 純白の下着には茶色い麻縄が食い込んでいる。 「何するの…」 「このまま帰宅しろ」 「は…い……?」 「下半身を露出させたまま縛られた状態で帰宅しろと言っているんだ。」 「いや…外はまだ明るいし…誰かに見られでもしたら…」 「社会的に終わりだろうな」 「だったらどうして…」 「言っただろ、調教だって。」 「………」 光姫は言葉を失ってしまう。 「ほら早くしないと人が来るかもよ」 「え…でもここは立ち入り禁止のはず…」 「お前が縛られている間にオレの仲間が立ち入り禁止の看板を片付けたのさ。」 「っ!??」 「縛られた女子高生が公衆トイレにいて、理性を保てるような良い大人がいれば良いけどなぁ」 「っもう…!」 光姫は一目散に走り出した。 夕暮れの通学路。 光姫は路地裏に身を隠し大通りの様子を伺っている。 「勢いでこんなところまで来ちゃったけど…こんなの見られたら生きていけないよ…」 光姫の願いも虚しく大通りには多くの人が行き交っていた。 通行人は主に子連れの親子。 幼稚園の帰りだろうか、手をつなぎながら歩いている。 光姫が家に帰るまではどうしてもこの大通りを横切らなければならない。 「トイレも…くぅ…」 同時に光姫の膀胱も限界に近かった。 下腹部を少しでも刺激されたら漏らしてしまいそうだ。 光姫は勝負の一手に出た。 「あ!UFOだ!!!!」 光姫は声を張り上げる。 『え!どこどこ?』 通行人はみんな空を見上げる。 「(いまだ!!)」 光姫は全速力で大通りを横切る。 膀胱のことなんて心配している余裕はない。 全力で対岸の路地裏を目指す。 あと2歩で渡り切れると思ったその時…。 『あ…』 一人の少年と目があってしまった。 「(バレちゃった…?バレてないよね…)」 対岸の路地裏魔に身を隠しながら自問自答を繰り返す。 そしてチラッと大通りの様子を確認する。 『ねぇねぇ、さっき捕まったおねーちゃんがいたんだよ!』 『そんなのいるわけないでしょ!』 『ぐるぐる巻きにされてたんだよ』 『こんな人通りの多いところでそんなことする人なんて居ないのよ』 『ふーん。見間違いだったのかな…』 「(良かった…大事にはなってないみたい…)」 それでも光姫はまだ安心できる状況ではなかった。 だが、ここから先は人通りの少ない道を通って自宅まで帰ることができる。 「ふぅ…」 少し深呼吸をして、光姫は自宅へと向かっていった。 放課後② 「やっと…着いた……」 光姫はやっとの思いで自宅までたどり着いた。 「思ったより早かったな。」 光姫の家から男が出てきて告げる。 「早く入れてよ…!」 光姫は怯えながら男に告げる。 「そんな情けない顔してどうした?怖かったのか?」 「当たり前でしょ…!こんな格好させておいて……。」 「だいぶ身体も出来上がってきたみたいだな」 「誰のせいで…!」 睨み返す光姫であったが身体は火照り、尿意から腰を屈めていた。 「まぁ、いい。入れ。」 男は光姫を家の中へ誘う。 光姫は外から身を隠すために急いで家の中へ入る。 「ふぅ…」 慣れ親しんだ我が家であるが今は囚われの身。 縛られた状態で我が家に足を踏み入れている。 耐えかねない屈辱だった。 「おら、さっさと歩け!」 「あぅ…!」  そんな光姫の気持ちなんて知る由もない男は、光姫の身体の後ろで束ねられている縄を持ち強引に連行する。 「ん…強く…押さないで……!」 光姫は必死に抵抗するものの縛られた身体と男の力の前では全てが無意味だった。 「入れ!」 「きゃぁ!」 光姫はテレビのあるリビングへ連れてこられた。 強引にリビングへ入れられたため受け身を取ることができずに身体ごと倒れ込んでしまう。 「家に着いたんだから縄を解いてよ!」 光姫はうつ伏せの状態で男を見上げながら告げる。 「分かった。解いてやろう」 「え……」 男はすんなりと光姫の要求を受け入れ縄を解く。 〈シュルリ…〉 光姫は縄の拘束から解放された。 「どうして…?」 「なんだ縛られたままでいたかったのか?」 「いや…そうじゃないけど…」 「安心しろ、次の調教のためだ。」 「っ…!」 男の言葉は光姫を恐怖のドン底へ叩き落とす。 まだ、調教は終わりじゃない…。 「ほら、受け取れ」 男は乱雑に光姫にあるものを投げつける。 「赤い…ロープ……?」 それはこれまでの茶色い麻縄とは違う、赤い綿のロープだった。 麻縄よりも少し太いくらいの綿のロープを光姫は手に取る。 「亀甲縛りをしろ」 「え…?」 「自縛をしろと言っているんだ。」 「そんな…せっかく縄を解いてもらったのに…」 「それが調教だからな」 「せめて…トイレにだけは…」 「ダメだ。」 即答される。 「うぅ…」 「どうした?泣いたってどうにもならないぞ」 「もう良いです!警察に通報します!」 光姫は固定電話のあるリビングの端まで小走りで行く。 そして110番を押そうと手をかけたその時。 「お友達がどうなっても良いのかな?」 「っ…!?」 その男の一言で指が止まる。 沙希と友梨の顔が脳裏に浮かぶ。 その瞬間光姫は受話器を置き、再び男のもとへ足を運んだ。 「自縛……します…。」 そう告げると赤いロープを拾いあげ首にかける。 「なんだ、縛り方は分かるのか?」 「っ……。」 光姫は男の言葉を無視し、自分に縄をかけていく。 首の下、胸の下、おへそのところに結目を作る。 〈キュッ…キュッ…キュッ…〉 「股間に当たるように結目を作れよ。」 「(瘤縄まで…)」 〈キュッ…〉 光姫は言われるがままに結目をもう一つ作り、縄を股間に当てがう。 〈ギュゥゥ〉 股間に通した縄は背中を沿うように引き上げられ首の縄に通される。 「ぁ…!」 股間の瘤が敏感な部分に当たり声を発してしまう。 「自縛でイクなよ」 「うるさい…!」 光姫は亀甲縛りを進める。 身体に縄を巻き付け、身体の前側に縄で六角形を作る。 これが亀の甲羅に見えるわけだ。 「できたよ…」 光姫は数分のうちに自縛をやってのけた。 「よーし、ちゃんと縛れてるか?」 〈クイッ〉 「ひゃぁ…!」 男は光姫の縄を引っ張る。 全身に巻かれた縄はどこを引っ張っても連動して光姫の股間を刺激する。 「あとは後ろ手に縛るだけか…」 男は後ろ手に縛るはずが、光姫の正面に立つ。 「縛るんじゃないの?」 「なぁに、お前の口から『縛ってください』の言葉を聞きたくてな」 「そんなの…言うわけが……」 「お、と、も、だ、ち」 「…最低………」 男の脅迫に光姫は対抗する手段なんてなかった。 「(優奏ちゃん…和奏……あとはお願い…。)」 光姫は手を後ろに組んで男に言った。 「私を…縛ってください……。」 「わはは、無様だな」 男は私の後ろに回り込み手首に縄をかける。 〈ギュゥゥ〉 シンプルな拘束だったが、抵抗する気のない女の子一人を拘束するには十分すぎる拘束だった。 そして男は後ろ手の拘束に縄を追加し、その縄尻を握っていた。 縛った光姫は再びテレビの前に座らされる。 男はポチポチとチャンネルを弄っている。 「無抵抗の女の子を縛り上げて楽しい?」 「仕事を受けたときは楽しくないと思っていたが、今こうしてお前の姿を見ていると楽しくてしかたねぇよ」 「ひどい話ね…」 「ここまで従順に縛られ、調教を受け入れるなんてな。元々こういうのが好きなんじゃないのか?」 「そんなことあるわけないでしょ!あんな脅され方したら誰だって…」 「全く、本当にお前“たち”の扱いは簡単だったぜ。」 「お前…“たち”……」 その男の発言が光姫の心の中に一つの不安を生み出した。 その不安は一気に増大していく。 「(そういえば…沙希と友梨……学校のトイレに来てたけど用を足していなかったよね……)」 「(いや…そんなはずは……)」 気がつけば光姫は冷や汗を流していた。 「さぁ答え合わせといこうぜ」 男はテレビの入力を変えて手元のパソコンの映像をテレビに映し出した。 その映像はどうやら動画みたいで、画面中央のスタートボタンをクリックする。 〈カチッ〉 画面には一人の女の子が写っていた。 「沙希!!」 沙希は光姫と同様に下半身はパンツに剥かれた状態で亀甲縛りを施されていた。 そして土下座をするように頭を地面に擦り付けて告げた。 『光姫と友梨ちゃんを助けてください。そのために私をギチギチに縛ってください。』 そこで沙希の映像は終わり、次の動画が始まった。 そこに映し出されていたのは… 「友梨まで…」 友梨も沙希と光姫と同様に下半身はパンツ姿で亀甲縛りを施されていた。 友梨はカメラに後ろで組んだ腕を見せ、振り返りながら告げた。 『大人しく縛られます。だから…沙希ちゃんと光姫ちゃんには手を出さないでください…。』 そこで動画は止まった。 「……騙していたのね…最初から!」 光姫は男を睨みつける。 「わはは、騙させるほうが悪いんだぞ」 「本当に最低ね…」 「まぁ感動のご対面といこうじゃないか」 〈パチンッ〉 男が指を鳴らすと、リビングの扉が開き縛られた女の子二人が入ってきた。 「沙希!友梨!」 沙希と友梨は一人の男に縄尻を持たれ、連行される形でここまで入ってきた。 「感動のご対面だな」 親友三人が縛られた状態で再開を果たした。 「光姫も…そっか……。気づいてあげられなかった…。ごめんね…。」 「沙希、謝らないで…。私だって二人がこんなことになってるなんて…」 「沙希ちゃん…光姫ちゃん……。」 光姫たちは友達を助けるためにここまでの調教を耐えてきた。 それなのに…。 守りたかった友達が既に敵の手に落ちていた。 そして自分の存在を脅迫の材料にされていた。 その事実が三人の心をへし折っていく。 そこに追い討ちをかけるように光姫はあることに気付いた。 「まって…私たちを狙っていたのは三人の男…。でもここには二人しか……」 「その通りだ。良いものを見せてやろう」 〈パチンッ〉 男は再び指を鳴らす。 〈キィィ〉 リビングの扉がゆっくりと開く。 「そんな……」 そんな声が漏れてしまうのも仕方ない。 扉の向こうから現れたのは変わり果てた優奏の姿だった。 全身縛られた優奏はもう一人の男に縄尻を持たれリビングへ入ってきた。 「んぅぅ!!むぐぅぅ!!」 優奏は必死に訴えようとするが口に咥えさせられたボールギャグがそれを許さない。 ボールギャグからは涎が滴り落ち、床を汚している。 身体は後手縛りを施されており、胸の上下に巻かれた縄が彼女の身体をギッチリ拘束している。 そして股間と胸にはローターが付けられており優奏の敏感な部分を刺激している。 「ふむぅ…!ふむぅぅぅ!!」 優奏の身体はビクッビクッと震えており、部屋に入るなり床に崩れ落ちてしまった。 「お前らの周りを嗅ぎ回っていたこいつだが、全員が調教されてるのは知らなかったみたいでな。その事実を伝えてやったら大人しく捕まってくれたよ。」 「ふぐぅぅ…ぁ…」 「コイツは忍術を使えると縄原様から聞いていたからお前らよりキツめの調教を施してやった」 「優奏ちゃんまで……。」 普段は頼れる優奏もここまで拘束されてしまっては手も足も出ない。 優奏は悔しがることもできずに、ローターによる快楽と必死に戦っていた。 「お前もそろそろ姿を現せ!コイツらがどうなっても良いのか?」 男は大きな声で告げる。 「皆さんを人質に取るとは卑怯者ですね…。」 男の声に応えるように、天井裏から和奏が降りてくる。 「ほらどうする?」 男は麻縄を手に持ち和奏に尋ねる。 「降参します…」 和奏は両手を上げ、男に告げる。 「両手を後ろにまわして縛りを乞え」 「っ…!分かりました……」 和奏は両手をゆっくりと後ろにまわし、男に言った。 「縛って…くだ…さい……。」 こうして和奏にも縄がかけられていく。 遂に全員が男たちの手に落ちてしまった。 放課後③ 「せいぜい大人しくしているんだな」 〈ガチャ〉 男たちは光姫たちを拘束したのち、彼女らを車で別の場所へ移動させた。 連れて行かれたのはどこかの撮影スタジオ。 どうやら貸切状態のため、縛られた女の子たちが来ても何の問題もなかった。おそらく縄原が手を回したのだろう。 男たちは光姫たちを縛り直し、撮影スタジオの一室に閉じ込め出て行った。 なんでも光姫たちが縄に悶える姿を撮影し、そのビデオを裏で流すことでお金を稼ぐのだという。 そしてかくいう光姫たちはというと… 「あ…優奏ちゃん…あまり動かないでぇ…」 「光姫さん…ごめんなさい……でも…ん…!」 光姫と優奏は背中合わせに縛られていた。 両手を後ろ手に拘束され、胸の上下に縄をかけられている状態で二人とも背中を合わせるように縄を巻かれている。 そして、光姫の腰縄から股間に通された縄がそのまま背中合わせの優奏の股間を通して腰縄まで繋がれている。 つまり股縄の共有が行われていた。 どちらかが動けばもう片方は股縄が擦れてしまう。 「ん…痛い…けど……ちょっと良いかも…」 「こんなの…初めて…ぇ…」 「く…皆さん…大丈夫です…か…」 光姫と優奏を取り囲むように3つの三角木馬に和奏、沙希、友梨は跨らされている。 以前に三角木馬に乗ったことのある和奏はともかく、沙希と友梨にとっては初めての経験だった。 三角木馬の上では足も縛られ、逃れることは不可能になっていた。 そして調教のために全員下着姿に剥かれていた。 「みんな…」 光姫は調教されている仲間たちを見て言葉を失う。 どうして私たちがこんな目に… みんなそう思っていた。 「ぁん…」 「んくぅ…」 「はぁ…はぁ…」 「キツ…い……」 「あひ……」 撮影スタジオに放置されて数十分、スタジオ内は女の子の吐息で溢れかえる。 「みんな…大丈夫……?」 「な…なんとか……」 「ぁ…」 「ん…いやぁ…」 「んくぅ…」 自分たちで股間への刺激を和らげることができる光姫と優奏は辛うじて大丈夫だったが、三角木馬による責めを受けづけている沙希、友梨、和奏の身体は限界に近かった。 「もう…気持ちよくなりたい…」 沙希が呟く。 「沙希…!何を言って……」 「もう…耐えたくない……気持ちよくなったら…辛くないのかな」 「友梨まで…?」 「優奏…、お姉ちゃん……もうダメみたいです…。カッコ悪いとこ見せてごめんなさい。」 「お姉ちゃん…!?」 沙希と友梨そして和奏は自身の股間を三角木馬に擦り付け始めた。 「ん……!!」 「コレ…気持ち…良い」 「ぁ…」 三人はまるで理性を失ったように快感を求め腰を動かしている。 「光姫さん……」 「なに…優奏ちゃん……」 「私のお尻を触ってくれませんか…?」 「優奏ちゃんまで…気持ちよくなりたいの…?」 「ち、違います…!いざという時のために下着の内側に隠し刃を入れているんです。」 「そんな危ないものを…優奏ちゃんの身体が傷ついたら…」 「あはは…下着の中が一番安全なんですよ。裸に剥かれない限り没収されることはないですし、お尻の傷くらい大丈夫ですよ。」 「分かった…。ちょっとくすぐったいかもしれないけど……」 「はい…。お願いします。」 光姫は縛られた後ろ手で優奏のパンツの中に手を入れる。 「ひゃぅ…!」 「優奏ちゃん!?」 「ごめんなさい…覚悟してたつもりだったんですけど…ちょっとびっくりしちゃって…」 「そっか…じゃ、ゆっくり入れるからね」 「うぅ…よろしくお願いします…。」 再び優奏のパンツに手を入れる。 〈ムニ…ムニ…〉 「ぁ…ん…!光姫さん…お尻じゃなくてパンツに隠してあるので…」 「あっ!ごめん…!!」 〈ガサ…ゴソ…〉 「ぁ…ん…ひぃ…」 「あ…あった!」 光姫は隠し刃を見つけ出した。 「ありがとうございます。ではそれで私の縄を切ってください。」 「分かった!」 光姫は後ろ手で優奏の拘束を解きにかかる。 〈ギリギリ…ギリギリ…〉 〈ギリギリ…ギリギリ…〉 〈ギリギリ…ブチィ〉 「切れたよ!」 「よし…これなら…よいしょ!」 優奏は一瞬のうちに縄抜けを成功させる。 「早い…」 「縄さえ緩めば縄抜けなんて余裕ですよ。縄解きますね」 〈ハラリ〉 「ありがとう。」 「沙希さんたちの縄も解きましょう。手伝ってください!」 「うん!」 「みんな、大丈夫?」 「うん…なんとか…」 「怖かったよぉ…」 「助かりました…。光姫さん、優奏…ありがとうございます。」 三人とも寸前のところで三角木馬から救出することができた。 三人の無事を確認すると優奏はスタジオの出口に向けて足を向けた。 「優奏…あの男たちを倒すなら私も一緒に…」 「お姉ちゃんは光姫さんたちのところに居てあげて。そもそもそんな身体じゃ満足に戦えないでしょ」 「でも…」 そう言いかけた和奏であったが、優奏の目を見た瞬間、その言葉は発せられることはなかった。 「皆さんを…光姫さんを…優しい心を弄んだアイツらは絶対許さない……私がこの手で…必ず…」 「ゆ…優奏……?」 優奏の瞳は今まで見せたことのない怒りの感情がこもっていた。 これはもはや殺気と言っても良いのかも知れない。 このままではまずい、和奏を始めみんながそう思った。 「優奏ちゃん…!」 「どうしましたか?」 光姫は優奏の腕を掴みそのまま強引に引き寄せる。 そして優奏の頬に光姫は唇を当てる。 「ふぇ…?」 「じっとしてて…」 光姫は唇を頬に重ねたまま、優奏をギュッと抱きしめ続ける。 周りにいた三人も言葉を失い優奏と和奏を見つめている。 数分抱きしめ続け、ようやく優奏を解放した。 「え………あ…は……?」 優奏は顔を真っ赤にして光姫を見つめている。 「良かった。いつもの優奏ちゃんに戻った」 「ふぇ…?」 「さっきまでの優奏ちゃん、ちょっと怖かったもん。でもこれで大丈夫」 「あ…あの…」 「やられてもやり返すようじゃ、なんの解決にもならないよ。さっきまでの優奏ちゃんだったらなにするか分からなかった」 「あ…ごめんなさい……。私……」 「でもね、私たちのためにすごく怒ってくれたのはすごく嬉しかったよ。優奏ちゃんは誰かのために怒ることができる、これってとても素敵なことだよ。」 「ありがとう…ございます……」 「うん、じゃああの男たちを捕まえてきてくれるかな?今の優奏ちゃんならできると思う」 「はい…!行ってきます!」 それから優奏は男たちを捕まえ、警察に引き渡した。 男たちは縄原については口を割らず、縄原は依然市長として活動を続けていた。 そして優奏は帰宅後、自室のベッドの上で布団を被り一人で思い耽っていた。 「(どうしよう…!光姫さんにキスされちゃった…!!ギュって抱きしめられたし…良い匂いだったなぁ…)」 「(お尻も触られちゃったし…。えっと…こんな感じだったっけ…)」 優奏は目を閉じて、自分のお尻を触る。 自分が光姫に触られていることを想像しながら… 「ぁ……ん…光姫さん…!」 だんだんとお尻を触る手は下の方まで伸びてくる。 「あ…光姫さん…そこは…ダメ…ぇ……」 〈ガチャリ〉 「優奏ぁ…縄抜けの特訓してなら解けなくなりました…って布団なんて被って具合でも悪いんですか?」 「ひぅ!?」 「どれどれ…お姉ちゃんが面倒見てあげますか…っとその前にこの縄、解いてくれます?」 「お姉ちゃん…部屋に入るときはノックをしてって言ってるよね…」 「優奏…?どうしてパンツ姿で…?」 「お姉ちゃんには身体で分かってもらうしかないみたいだね…」 「あぅ…どうして縛り直すんですか!?ひゃ…!三角木馬に乗せるのだけは…ぁん…」 「せいぜい反省してると良いよ!」 「うぅ…助けてください〜!妹に調教されちゃってます〜!!」


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