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探偵サークルの日常 かすみと誘拐犯

「う…動くな!」

僕は果物ナイフを片手に語気を強める。

「っ……!」

目の前にはポニーテールの女の子。不況で仕事を失った僕はこの女の子を誘拐して身代金を要求してやる…。

「両手をあげて…!」

僕はナイフを突きつけ命令する。

「はい…」

女の子はゆっくりと手をあげる。とても従順で助かった…。

「身分証はある…?」

「そこのバッグの中に…」

女の子の視線の先にあったバッグを漁る。

「これか…」

バッグの中から取り出した学生証を見る。有名な私立の女子大学生らしい。これは親もお金持ちの可能性が高いぞ…。

「秋山霞ちゃんだね…?」

「うん…」

身分証に記載された名前を呼ぶとかすみちゃんは小さく頷いた。

「君を誘拐して…み、身代金を要求するよ…」

「ゆ…誘拐…!?」

かすみちゃんの声が上ずる。知らない男に誘拐すると宣言されて怯えない女の子はいないか…。悪いこと…してるな…。

「これで…縛るから…大人しくしてて…」

「はい!」

僕はガムテープを取り出し、かすみちゃんの身体に巻きつける。

〈ビリビリ…ビリビリ…〉

かすみちゃんを気をつけの姿勢のまま縛っていく。

〈ビリビリ…ビリビリ…〉

身体に2、3周巻いて手をパンパンと払う。

「これで良し…」

僕はふぅと深呼吸をする。

いよいよこれからかすみちゃんの両親に身代金を要求するぞ…。

もう後には引けない…。

学生証に記載されている実家の電話番号に連絡しようとしたその時だった。

「お兄さん…舐めてるの?」

「ん??」

かすみちゃんがドスの効いた声で怒っていた。

「なにこれ…」

 

「なにって…君を縛って…」

「こんなの緊縛じゃないよ!!」

「き、緊縛??」

「縛り方教えてあげるから、さっさとガムテープを解いて!」

「は、はい!」

僕は言われるがまま拘束を解いてしまった。

「ちょっと待ってて」

かすみちゃんはクローゼットの中をガサゴソと漁る。

「はい、これ。」

かすみちゃんは麻縄の束を僕に渡してきた。

「麻縄で縛らないとね」

「でも…痛くない…?」

「ちゃんと縛れば痛くないよ。ほら、縛り方教えてあげるから、やってみてよ」

「う、うん…」

かすみちゃんは両手を後ろで組んで縛りを待っている。

「まずは両腕に縄をかけて」

「分かったよ」

誘拐しようとした女の子に縛り方をレクチャーされている…。こんなので良いのかな…。

〈ギチギチ…ギチギチ…〉

「そうそう、じゃあ次はね…胸の上下に縄をかけていって…!腕と身体を密着させて上半身を完全に拘束しちゃおう!」

「こ…こうかな…?」

〈ギチギチ…ギチギチ…〉

「ん…」

「だ…大丈夫!?」

「大丈夫…ちょっと気持ち良くて…」

かすみちゃんは頬を赤らめていた。

こういうのが好きなのかな…?

とても色っぽい…。

〈ギチギチ…ギチギチ…〉

胸の上下に縄を巻くと、かすみちゃんの小さな胸が縄によって強調されていた。

「ほら…もう動けない…」

かすみちゃんは両手を動かそうとしても、たった一本の縄によって身体は拘束されて動かせない。

縄抜けを試みるかすみちゃんが可愛らしく見えた。

「それじゃあ…電話を…」

かすみちゃんを縛りあげ、脅迫の電話をかけようとした。

「まだだよ!」

「え??」

「まだ股縄が残ってる!」

「ま、股縄…??」

その響きからも少しいやらしい感じがした。

「腰に縄を巻いて…!」

「う…うん。」

言われるがまま、かすみちゃんの腰に縄を巻いていく。細い女の子の腰とぷりっとしお尻が目の前にある…。

「そして…私の股間に縄を通して!」

「え…!?」

「はやく!」

「うん…。ご…ごめん…!」

僕は謝りながらかすみちゃんの股間に縄を通した。

「ひゃん…!」

かすみちゃんは声を上げる。

「大丈夫!?」

「だ…大丈夫…だよ、股縄はこういうものだから…」

「そ、そう…なんだ…」

腰の後ろで縄を結んで股縄とやらを完成させる。

「ん…これで……緊縛は終わりだよ…」

「これが…緊縛…」

目の前には縄によって縛られた女の子。

縄によって締め付けられ身体のラインが強調されている。

縄によって締め付けられ、秘部を刺激され…女の子は色っぽい表情になっている。

「正しい緊縛はね…相手を傷つけずに…拘束することができるんだよ。」

「かすみちゃんみたいに…」

「えへへ…そうだね…。そしてね…股縄を施せば…歩くと擦れて気持ち良くなっちゃうから…逃げられなくなるんだよ…」

「なるほど…」

僕は感心した。

そして同時に感動してしまった。

こんなに美しい芸術があるのかと…。

「お兄さん…身代金…ってことはお金ないの…?」

「っ…」

かすみちゃんが真剣な表情で尋ねる。

「うん…」

「そっか……」

かすみちゃんは俯く。

「ごめん…かすみちゃんには怖い思いをさせちゃったよね。」

「いや…私は縛ってもらえて…逆に嬉しいというか…」

「あはは…かすみちゃんは強いね。」

「ねぇ、縄師とか目指してみたらどうかな?」

「え…?」

かすみちゃんは僕に提案してくる。

「お兄さん、すごく手つき良かったし…挑戦してみても良いんじゃない?」

「僕なんかにできるかな…」

「できるよ!だって私をこんな風に縛れたんだよ!」

「それは…かすみちゃんの指示があったからで…」

「そんなことないよ!初めての縛りでこれは大したもんだよ!この縛られるのが好きな私が保証するよ!」

「はは…それはちょっと嬉しいな」

「頑張ってみてよ…」

その時、僕の中で何かが吹っ切れたような気がした。

「目指してみようかな。」

「ほんと!?」

「かすみ先生の名に恥じないように努力してみるよ。」

「うん!プロとしてデビューしての初めての縛りは私を縛ってね!」

「今度はこんな形じゃなくて…ちゃんとしたセットでね。」

〈ガチャ…〉

そこまで話していたところで、玄関の開く音が聞こえた。

「あ…」

まずい…こんなところを見られたら…警察に連絡されて…

「大丈夫、私の友達だから」

「友達…?」

「あ、そうだ!せっかくだから私の友達も縛ってみてよ、縛りの練習としてさ」

「え…でも……怒られない…?」

「大丈夫!縛られ慣れてるから!」

「う、うん…」

僕は麻縄の束を持ち、待ち構える。

「お邪魔するわよ〜」

黒髪の可愛い女子大生が入ってきた。

「いまだ!縛っちゃえ!」

「はい!先生!」

僕はかすみちゃんの友達に突撃していく。

「か、かすみ!?どうして縛られて…!って…私も…!?」

〈ギチギチ…ギチギチ…〉

〈ギチギチ…ギチギチ…〉

こうして縄師の卵が誕生した。

Comments

ありがとうございます! いろんな視点で書く練習してます! 縛り方をレクチャーするかすみちゃん可愛いですよね!

のべ

男性目線で物語が進んで楽しかったです!かすみさんはすでに人質の達人だと思います!

セノジ


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