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しばりしばられ10 その⑩ 縛られない心

「うそ…でしょ……。」


「優奏ちゃんが…こんな姿に…。」


沙希と友梨は優奏の吊るされた姿を見て絶望していた。


「沙希、友梨!諦めちゃダメだよ!私たちだけでも…!」


光姫は両手をぐーに握って戦う体勢をとる。光姫だけは諦めていなかった。


「う、うん…!」


「私たち3人なら…。」


沙希と友梨も光姫と同じように構えた。


「あらあら、まだ諦めてはなかったのですね。」


和奏はヤレヤレと言いながらローターのスイッチを起動させ出力を上げていった。


「んくぅ…ぁん…!やめ…ぁぁ!」


優奏の股間のローターは無常にも震える力を強め、彼女の敏感な部分を刺激していく。


「こんな姿…ごめん…なさい……!んひぃ!んくぅぅ…ぁん!」


そんな優奏の姿を見てしまった沙希たち。あれだけ強く、頼りになったかわいい後輩は敵の手に落ち非常な拷問をうけていた。そんな光景は沙希たちの心を打ち砕いた。


「っ……」


いつの間にか握った拳は力なく開かれていた。


「それでも私と戦いますか?」


和奏は煽った。

普段なら「ドジな和奏になら勝てる!」と思うのかもしれない。だが今はドジを克服した縄原の優秀な部下。彼女たちに抵抗する力なんてこれっぽっちも残っていなかった。


「あら〜妹ちゃんは良い感じに拘束できてるじゃない。高校生のお嬢さんたちはこれからってところかしら?」


「縄原様!」


そうしているところに縄原が現れた。和奏はすぐさま縄原のもとへ傅き、現状を報告した。


「なるほどね〜。脱走した罰を与えようと…。素晴らしいアイディアよ。それでこのお嬢さんたちはこれから?」


「はい。三角木馬にて拷問をしようかなと考えておりました。お気に召しませんでしたか?」


「いえ、完璧よ。」


「ありがたきお言葉…。」


「この子たちの拷問は私が担当しても良いかしら?」


「縄原様がそう仰せられるのならば…。」


和奏は縄原に麻縄の束を手渡した。


「貴女は妹ちゃんの方をお願いするわ。弄りながらこの子達が縛られていく姿をきっちり見せるのよ。」


「御意…!」


_____________________________


「逃げるなんて悪い子たちねぇ。」


「ふん…捕まえる方が悪い人だよ…!」


沙希は縄原に向かって啖呵を切る。


「あらあら言ってくれるじゃない。それで、貴女たちは反抗する気はあるのかしら?」


「っ……!」


3人は俯く。


「無いってわけねぇ。それじゃあ身体を縛る前に心を縛ってあげましょうか。」


「こ…心を…?」


縄原は不敵に笑った。


「服を脱ぎなさい。」


「ぇ…」


「早くしないと痛いことしちゃうわよ。」


「…はい……。」


縄原の脅迫によって沙希たちは服を脱ぎ始めた。


「全裸になる必要はないわ。下着姿で辱めてあげる。」


「………」


慣れたもので沙希たちは僅かな時間で服を脱ぎ終わった。


「あらあら若い子らしい下着じゃない。可愛いわね〜」


「っ……。」


沙希たちが全員赤面したところで縄原はたたみかける。


「そうね、折角だし…」


縄原は沙希のところまでツカツカと歩き、その足元に麻縄の束を置いた。


〈パサッ…〉


「横河原沙希さん、この縄でお友達を縛りなさい。」


「っ…!?」


沙希はハッと驚きつつも逆らえないことを思い返し強く唇を噛んだ。


「返事は…?」


「……分かりました。」


俯きながらも縄原の命令を受け入れた沙希は麻縄の束を拾い上げた。


「うふふ、見応えがあるわね。」


縄原は腕組みをしながら沙希たちの様子を見物している。


「光姫…、友梨ちゃん。」


縄を拾い上げた沙希は光姫たちと向き合う。恐怖からか沙希の瞳には涙が滲んでいた。


「わ…私は沙希に縛られるなら…嬉しいよ…!」


沙希を勇気づけたのは光姫だった。いつも縛られて嫌な顔をしている光姫とは思えないような内容の発言に沙希と友梨は困惑していた。


「縄原とか黒忍に縛られるのは怖いけど…沙希なら安心だよ。いっつも縛られてるもん。」


「でも…、これからどんな目に遭うのか分からないよ。」


そう、これから沙希たちを待っているのは三角木馬による調教だ。頼りの古町姉妹も和奏は操られ、優奏は縛られ吊られていた。助かる希望なんて…。


「みんな一緒なら絶対乗り越えられるよ。」


「光姫…。」


「それに私は沙希に縛られるんだよ。沙希の縛りは優しいし、全身を締め付ける縄も沙希の縄なら安心できるよ。沙希に抱きしめられてる感じがするしさ。ね、友梨?」


「うん…!沙希ちゃんの縛りなら…私も大丈夫!沙希ちゃんこそ悪者に縛られちゃうけど平気?」


「え、うん…。私は縛られ慣れてるしさ。」


「えへへ、それなら良かったよ!」


3人の表情が少しだけ柔らかくなった。絶望的な状況下にいながらも心まではまだ折れてはいなかった。


「ほらほらさっさと縛りなさい。」


そんな状況を快く思わない縄原は縛りを急かす。


「お願い、沙希…!」


光姫は両手を後手に組んで沙希に向けた。


「わ…私も…!」


友梨も同様に両手を後ろに組んで縛りを乞う。


「光姫…友梨ちゃん…ありがとう……!」


沙希は涙を拭い、麻縄の束をギュッと握りしめた。


「いくよ…。」


沙希は自分に身を委ねてくれている親友に感謝をしつつ、その親友の一人である光姫に縄をかけていった。


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