悪魔のアプリLv.15「クリア条件:???」
週明けの月曜。
土日の土砂降りの雨と打って変わって、満天の快晴。
昨日まで雨が降ってたなんて信じられないぐらい、雲の一つも無い。
「おはよー」
「おはよ」
私は、登校途中で明子とたまたま一緒になった。
「何、暗いじゃん」
「あー、うん・・・」
晴れ間しかない空と違い、私は思い切り沈んでい...
2021-02-27 13:36:55 +0000 UTC View Post
週明けの月曜。
土日の土砂降りの雨と打って変わって、満天の快晴。
昨日まで雨が降ってたなんて信じられないぐらい、雲の一つも無い。
「おはよー」
「おはよ」
私は、登校途中で明子とたまたま一緒になった。
「何、暗いじゃん」
「あー、うん・・・」
晴れ間しかない空と違い、私は思い切り沈んでい...
2021-02-27 13:36:55 +0000 UTC View Post「ちょっと、部外者の方はご遠慮下さい」
「うるせぇ! 俺は天下の○×新聞の記者様だぞ」
木造の旧校舎に男の怒号が響き渡る。
「教室はここか」
新聞記者を名乗った男が、木造の扉は横にガラッと開いた。
「っ!? うぉ・・・みんな、デケぇ」
「ちょっと、何この男。いきなり失礼なんだけど」
美樹が、教室への...
2020-12-31 15:00:00 +0000 UTC View Post「おい、ジョージは何処行った?」
「んぁ、外で小便でもしてんじゃね」
とある海外の地方都市。その外れにあるマフィアの事務所。
“その日”、その地方一帯は猛吹雪に見舞われ、外は一面の銀世界。
マフィアの組員たちも、こんな悪天候の日ばかりは、と戸や窓を閉め切って酒を呑んでいた。
「おい、ニック! “今日”は...
2020-12-23 15:00:02 +0000 UTC View Post「うぅむ、やはりこうなってしまったか・・・」
三塁側後方にあるグラウンド脇の入り口から、初老と思しき紳士が現れた。
「学長!」
多村が慌てて、対応に飛び出した。
「ああ、そのままで良い。まだ“勝負”の途中なんだろう?」
「それはまあ、ええ・・・」
スコアボードの黒板には、二回表に「20」と書かれている...
2020-12-19 15:10:58 +0000 UTC View Post今回、プランを新設させて頂きました。
元々、こういったFANBOX等のサブスクサイトをやるにあたり、かなり以前ですがGTSモノを始めようとしました。その際なんですが、色々なご意見を頂きまして、非常に難しいジャンルだと思い知らされ、頓挫しました。
今回はその仕切り直しになります。サブタイトルは「T型JK」ですが、設定等は見直して新作と...
2020-12-08 09:24:17 +0000 UTC View Post「それでは、両チーム前へ」
「「「はい」」」
体育教師に呼ばれた両チームが、本塁を挟んで両サイドのバッターボックス付近で整列した。
私立巨王学園(男子校)。
100m×200mの大きなグラウンドの隅の角には、野球のダイアモンドが白線で引かれていた。
一塁側(ホーム)には、野球帽にユニフォームを着た如何にもな高校球...
2020-12-08 08:59:28 +0000 UTC View Post「ねぇ、ミイコさん。今日は多い・・・ね」
「勿論♪ だって、今日は月に一度の『肉の日』ですもの」
そう言って、ウチの奥さん・・・ミイコさんは食卓にこれでもかと料理を並べた。
野菜やスープにご飯。一般的なメニューが並ぶ。しかし、食卓の大半を埋めるのは肉、肉、肉・・・。“職業柄”、鶏肉が多めだが、牛や豚は勿論、...
2020-11-28 15:00:09 +0000 UTC View Post「改めて思うけど、ホンッと凄い・・・わね」
「ちょっと、シミジミと言わないで」
明子は、私の身体を嘗め回すように見遣った。
私が身に着けているのは、ただのTシャツと短パン。ラフで余裕がある筈の、部屋着。
しかし、激しい運動をした訳でもないのに、あちこちがボロボロ。
袖は爆発でもしたかのように散り散りに...
2020-11-16 08:45:31 +0000 UTC View Post「はぁい、『OKUNI』だよー♪ みんなぁ、待ってたかなー?」
フリフリの衣装を纏い、インカムを付けた美少女がカメラに向かって語り掛けた。
いつもの、窓のないコンクリート四方の部屋・・・では無かった。
照明で煌々と照らされる、広い部屋。幾つかの器具に、サンドバッグが設置されている。
「恒例の、肉の日限定配信。今日...
2020-10-28 15:00:35 +0000 UTC View Post
「おはよ、朝から暗いじゃん。どしたの、雨だから?」
「あ、うん」
今日は朝から雨が降ってる。土砂降り。勿論それもある。
「失敗しちゃった」
「失敗って?」
私は、昨日の顛末を明子に話した。
「・・・あちゃ~」
「ホント、どうしよ・・・」
“長袖”の『6XL』の制服に何とか収まっている、自分の身体を...
2020-10-01 07:45:19 +0000 UTC View Post
「あれ、仁美? もう、大丈・・・」
「あ、おはよ」
何日か振りの、明子との朝の挨拶。
「・・・・・・・っ!?」
「あー・・・、うん」
驚き過ぎて声にならない明子に、私は『わかった、わかった』とジェスチャーした。
「今、幾つあるの・・・?」
「身長、体重? それとも、バスト?」
私は、スマホにメモっ...
2020-09-15 16:10:08 +0000 UTC View Post
―――――。
・・・・・・・ミヂ。
「・・・・・」
・・・・・ミチッ。
「・・・・・・・」
・・・ミチ、チ。
「・・・・・ぅ」
・・・・・ミヂッ。
「・・・うぅ、ん」
ミリ・・・ミリリ。
「・・・・・ん?」
・・・ミチチッ!
「・・・え」
...
2020-08-31 15:06:14 +0000 UTC View Post
「でもさ、今って実際、どのぐらいのサイズなの」
「・・・え、今? えーっと・・・」
明子には病院行く前に慌てて連絡取ったから、ちゃんと測ったサイズは伝えてなかった。
「このぐらい、かな」
私は紙に、“今の私”のサイズを書いて見せた。
...
2020-08-15 21:57:28 +0000 UTC View Post「来たよー」
「あ、上がって~」
インターホンから、明子の声。
「ほい、持って来たよー」
ガチャ、と明子が私の部屋に入って来る。
「ありが・・・」
私がお礼を言おうとした瞬間。
「うぇぇっ!?」
何度目かの、明子の驚きの声。勿論、それは“とある”回数に比例している訳で。
「・・...
2020-08-01 10:50:52 +0000 UTC View Post
結局あの後、保健室から病院に直行して、そのまま早退した。
病院での診断結果は、『異常なし』。擦過傷、いわゆる擦り傷すら無かったというのだ。
晴井さんの“殺人スパイク”を至近距離で受けて、文字通りの無傷。ノーダメージ。
念の為・・・というか、次いでに首から下、つまりは“身体全体”についても聞いてみたけど、こち...
2020-07-14 10:36:06 +0000 UTC View Post
「私の筋肉は良いから、そろそろ“これ”運ぼうよ」
「“それ”、錆ついてて動かすのしんどいのよね・・・」
私たちは、バレーボールが入った『ボール籠』を見遣った。
1m四方ぐらいの鉄製の籠で、中には所狭しとバレーボールが満載。
バレーボールって確か、1個あたり260gぐらいって聞いたことある。多分、籠込みでトータル50kg近い...
2020-07-01 13:34:11 +0000 UTC View Post「明子、おはよ」
「おはよう、仁美・・・ぃっ!?」
明子は、私の姿を見るなり、素っ頓狂な声を上げた。
朝のホームルーム前で、教室内はワイワイガヤガヤの真っ最中。明子の声は、喧騒にかき消された。
「その、何て言うか・・・。昨日より凄くない?」
「やっぱ、そう・・・だよね」
私は未だに、『これが夢なら・・・』そ...
2020-06-19 05:35:23 +0000 UTC View Post「・・・」
ミチ・・・ミチッ。
「・・・・・」
ミチ、ミチチッ。
「・・・・・・・」
ミチッ。ミヂィッッ!
「・・・んぇっ!?」
私はガバァッ、とベッドから飛び起きた。
「何・・・」
身体が、痛い。というか、腕や脚、身体中の関節が悲鳴を上げている。
「あ・・・っ」
それは、昔々の話だった。
山の麓。そこに、とある大岩がある。その大岩は『大鬼岩』と呼ばれ、古くから鬼が封じられているとする伝説がある。
その傍に鬼岩院というお寺があった。『鬼岩院』という禍々しい名前なのは、鬼の伝説に由来するそうな。
「がはは、ここの寺の坊主共は腕っ節が強いと聞いていたが、大したことなかった...
2020-05-28 12:16:14 +0000 UTC View Post「オニーサン、そこで何してるの?」
「あぁん?」
女が、男に話し掛ける。
夜の街。
夜・・・ではあるが、深夜と言うほど遅い時間では無い。しかし、周りに他の人影は無かった。
「何でこんな時間に、外にガキが居やが・・・・・ん? ガキってほどでもねぇのか」
繁華街とはいえ、夜の路地裏。ほとんどの店が...
2020-04-26 13:05:35 +0000 UTC View Post「本当にここが、“魔女”の館なのかね?」
「はい」
剣を持った男が、騎士風の男の問いにそう答えた。
剣の男は再び、国外れに在る“とある館”を訪れていた。そう、紛れもない“魔女の館”。
数日前、年端も行かないたった一人の“少女”に武装した戦士たちは追い返された。
仲間を一人、無残に殺された。・・・にも関...
2020-03-29 13:36:19 +0000 UTC View Post「ここが、“魔女”の館か」
剣や斧、鎧や盾で武装した戦士と思しき数人の男が国外れに在る、“とある館”を訪れていた。
「おーい、誰か居ないかー?」
剣を持った先頭の男が、館の扉をドンドン!と叩く。
「本当に居るんですかねぇ・・・」
「“魔女”には、国から莫大な懸賞金が懸けられている。“魔女”自体は居る筈...
2020-03-10 08:58:44 +0000 UTC View Post「ねぇ、今日は一緒に筋トレ行って良い?」
「え、一緒に?」
奈緒は突然、そんなことを言い出した。
「普段通ってるジムが今月一杯、設備の改装でお休みなの」
「でも、奈緒は・・・」
奈緒は色々あって、『トレーニングルーム』を卒業した。
学校備え付けの『トレーニングルーム』では、ウェイト的に物足りなくなったのだ。...
2020-02-29 13:53:39 +0000 UTC View Post2020/01/29 肉の日のOKUNIちゃん
2020/01/21 クラブ【虐殺OL(1-3)】
2020/01/13 悪魔のアプリLv.04
2019/12/29 2020-01-28 15:01:41 +0000 UTC View Post
「はぁい、『OKUNI』だよー♪ みんなぁ、待ってたかなー?」
フリフリの衣装を纏い、インカムを付けた美少女がカメラに向かって語り掛けた。
窓のない、コンクリートで四方を囲まれた部屋。カメラ撮影の為か、ライトアップされている。
だが、撮影所というよりは、どちらかというと“倉庫”といった風の空間だった。
染めたのか...
2020-01-28 15:01:04 +0000 UTC View Post「うぅ・・・ん。ここ、は・・・」
“そこ”は、窓のない殺風景な部屋だった。
「よぉ。ようやく、お目覚めかい」
椅子に、両膝に両肘を置いて前傾で座った男がそう語り掛けた。
「・・・ん、あれ? 何で、あたしはベッドに寝かされてるの」
確か、バーで飲んでたはず、と女は言った。
「何だ、覚えてないのか...
2020-01-21 13:44:09 +0000 UTC View Post
「ねぇ、仁美」
「ん?」
朝・・・ではなく、体育の授業。私は明子とペアを組んで準備運動をしていた。
「背ぇ、伸びた?」
「え、そうかな?」
“こんな私”でも、まだ成長期残ってたのかな。因みに、前測った時は150cmちょいぐらい。
「うん。最初、気のせいかなって思ったけど・・・」
「けど?」
「...
2020-01-13 10:11:41 +0000 UTC View Post俺は、いわゆる『婚活』というイベントに来ていた。
と言っても、ただの婚活ではない。数ヶ月に一度、“肉の日”に開催される通称『肉活』。
趣味であれ仕事であれ何であれ、“筋肉”に関する者のみが参加を許される、特殊な婚活。
トレーニングジムやボクシングジムのトレーナー。ボディビルダーや、ただのトレーニー。
(※...
2019-12-28 15:31:48 +0000 UTC View Post
『“つながり”は“はんえい”となる。おぼえておくといいよ』
『てきのこうげきをかわすには、“すばやさ”のほかに“しりょく”もよくないとだめ』
「ふぅん・・・」
私は、地道に情報収集していた。
拠点となる街。そこの人々、つまりはNPC(ノンプレーヤーキャラクター)に話し掛けているのだ。
マップ移動するゲームが減ったの...
2019-12-19 15:35:04 +0000 UTC View Post「・・・うぅ、ん」
少女が、ベッドからモソモソと起き出す。
「・・・あれ?」
気付くと、まだ外は明るい。・・・が、もう、太陽は沈み始めても良い時間だった。
二度寝のつもりが、かなりの時間が経っていた。
「ふぁ、あ・・・」
大きな欠伸。
ミチ・・・ミチチッ。身に着けているパジャマから、聞こえ...
2019-12-13 14:37:00 +0000 UTC View Post