おもち大戦争
Added 2020-01-01 14:13:11 +0000 UTCセト「餅……それは毎年お年寄りや子供が喉に詰まらせているにもかかわらず
食べる人は尽きない悪魔のような食い物……
閃いたっ!」
ネベト「餅ベーコン焼けましたよー」
セト「うまい!」
ネベト「うまうまー!」
セト「大量の餅をエジプトに送ったらみんな喉につまらせないかな!?」
ネベト「なるわけないでしょ……」
紫鸞「ぜんざい出来たぞーい」
セト「うまうまー!」
ネベト「あまー!」
セト「いくらでも食える……餅……恐ろしいな」
ネベト「もちもちうまあまー!」
珠烏「セトくん……さっきから食べ過ぎじゃないかな……?
ちなみに私はあんみつかけて食べるのがすき!」
乱々「いやー、正月が終わる頃の体重が楽しみだね! あ、私はラー油派」
ひかり子「ふっ私は体重計から1ミリ浮けるので私の勝ちは揺るがない……
餅雑煮おかわりしよ」
ちい「食いすぎでち……! ひかり子は運動しないんだからカロリー控えるでちー!
あ、ちいはきなこすきでち」
セト「全部試してうまいレシピも送ってやろう……
これは復讐のためであって食べたいわけではないが!」
ネベト「私も別に! これは!
変なレシピを送らないための味見ですから!」
◇
◇
◇
魔理沙「大変だぜ! 今度は魔法の森が餅に飲み込まれてしまった!
みてくれ、しかも食べても食べても無くならない! 時間制限無しの食べ放題だぜ!」
霊夢「これは……たいへんね! すぐに食べ、いやばっちくて食えるかーい!
これは異変よ魔理沙目を覚まして、自己増殖を繰り返す餅が餅なわけないでしょ!」ぱしーん
魔理沙「わたしはしょうきにもどった!
わー冷静になってみると全然美味しそうじゃないむしろ気持ち悪いな」
霊夢「とにかく黒幕をとっちめないと……
というか前は砂漠だったわね。
あの時は金柑飴だか杏子棒だか、そういう塔があったような」
魔理沙「あれじゃないか!? あのなんとも言えないムカつく顔の餅がトーテムポールみたいに連なって天を貫いているやつ」
霊夢「うわ。遠くからでもあの餅呪塔の側壁が剥がれ落ちては再生していくのが見えた。
気持ち悪いなー ほっといたら消滅しないかな?」
紫「結論から先にいうと、あと一時間ほどで幻想郷はお餅でオーバーフローしてしまうわ。
幻想郷の結界が破られたらおしまい、次は外の世界がお餅まみれになるまで5秒、そこから月まで届くのが0.3秒。太陽系が餅に耐えきれず破裂するのが1日後ね」
魔理沙「いきなりスケールがでかくなったな。宇宙の未来は私達にかかっている」
霊夢「焼けばいいんじゃないかなあ……霊夢、行きまーす」
◇
乱々「ひっひっひ、ラー油を塗れば塗るほど……塗っても塗っても……お餅がへらない! うまい!」
霊夢「しばく」
魔理沙「第一発見者が第一容疑者だ、わたしはくわしい」
乱々「私は犯人じゃないぞー! 私はこの餅山の一角を任された餅山の大将さ!」
霊夢「猿山の大将ではなくて?」
魔理沙「ナントカ大将シリーズまで増えるのか。あのナーバス大将も浮かばれるな」
乱々「ひっひっひ、餅上人さまより賜りしマジックモッチーのちからをみせてやろう!」
霊夢「可哀想に、頭まで餅に侵食されてしまったのね」
魔理沙「あふれる知性でかえりうちにしてやろう!」
◇
乱々「ひぃ~餅はもう見たくない~!」
霊夢「餅で周りが見えなくなっていたのならたしかに餅山の大将ね」
魔理沙「霊夢大変だ! 餅にラー油を垂らすと……うまい! 世紀の大発見だ!
私は天才かもしれない……このまま研究を続けて餅の魔女になって一世を風靡しよう」
霊夢「御山の大将になるなーおーいもどってこーい」ぱしーん
乱々「ひっひっひ、ミイラがミイラ取りになってしまうとは情けない。
いいかい? ここの餅の餅因子にふれるとたちまち餅属性を有したお餅大将になってしまうみたいなんだ。
私達の仲間は黒幕を止めようとして逆に餅汚染されてしまってねえ……そんで私も……」
霊夢「なんかぐだぐだしてきたなあ」
魔理沙「とりあえずお前もついてこい。ともだちなんだろ?」
乱々「もちろんさあ!」
霊夢「お餅ってなんだろうね」
◇
ちい「さあおもちぃ大将たちよ! きびきび24時間はたらくでちよぉー!
石臼を回してきなこを生産するでちよ~!
いや最初は水車で回していたのに川におもちが流れるようになっちゃってもーちっとどうにかならんでちかねぇ~」
乱々「あれは私の仲間のちいちゃんだ! だけど、今のあの子は餅神に選ばれしおもちぃ大将……!」
霊夢「ああ、石臼からこぼれ落ちたきなこが誰かに食べられるでもなく餅の川に流されていく!」
魔理沙「ここは大豆の墓場ということか……食べ物を無駄にするのは許せないな」
ちい「でーちっちっち! おもちはきなこに限るでち!
そこでちいは考えた……きなことおもちを融合させ続ければなにかの奇跡できなこのおもちが増えないかな!? って!」
魔理沙「うーん、きなこを眩した餅と餅に練り込まれたきなこはちがうんだよなあ」
霊夢「一緒じゃん」
ちい「ぜんぜん違うでちよこれだから餅素人はぁ……しーかたないでちなー!
おもちぃ大将が直々にお餅教育を徹底してやるでちぃ!」
◇
ちい「んぎゃ~! なんでちかこの惨状はぁ!?」
乱々「かくかくしかじかお餅大明神ということなんだよちいちゃん!」
霊夢「大丈夫? またお餅ハザードしてない?」
魔理沙「おい、まさかこの調子であと4人ぐらいのお餅大将と戦ったりするのか?」
ちい「そうでちね……あとは餅雑煮大将と餅餡蜜大将、餅上人と餅神が居るはずでち……!
みんなちいの大切な友達でち! 餅上人は上人様でちけど」
霊夢「そこ距離は置くのね」
魔理沙「私のモッチーセンスによれば餅神が全部の元凶な気がするぜ」
乱々「私のモンキーセンスによればその四人を倒した後餅呪塔への道が開かれてお餅大明神と戦える気がするよ!」
霊夢「お餅大明神ラスボスだったんかい」
◇
ひかり子「餅雑煮大将って名前ダサすぎるよ……もぅマジ無理餅雑煮食べょ……
そう餅雑煮って何かわからない方のために説明させていただきますと新潟のお雑煮といえば餅雑煮というお餅が見えないくらいにお野菜かまぼこで具だくさんなお雑煮のことでして野菜がたっぷりあるからお餅のカロリーと打ち消してゼロカロリーヘルシーうまいっテーレッッテレー! って感じですよ私は好きはぁ餅雑煮の沼があったら浸かりたいあったわー私のテリトリー餅雑煮の沼だわーひゃっふい水着に着替えよぉ……うふふ餅雑煮の沼から抜け出せないオタクな私も餅上人様は受け入れてくれるやはりあのお方は素晴らしい……ごぼぼぼぼ……アッ! この沼『深い』!! だ、だすげっ!」
霊夢「放っといても……倒せそうね」
魔理沙「救助したら倒した扱いにならないかなー」
乱々「ひ、ひかり子~! いまいくよぉ! アッ! おぼぼぼ!」
ちい「二次災害でちぃ~! 浮き輪をつけてアッチィィィ!」
霊夢「このまま見捨てたら私が妖怪退治したことにならないかな……」
魔理沙「だが、私のシックスセンスがお餅大将を揃えないと餅呪塔には入れないと告げているぜ」
ひかり子「ごぼぼぼぼ……我が名は天餅星の餅雑煮大将(ジェネラル・モチスープ)……!」
◇
ひかり子「はあはあはあ馬鹿はあはあはあ」
乱々「死ぬかと思ったよぉ!」
ちい「オロナイン軟膏さっさとぬるでちぃ!」
霊夢「大丈夫?(頭が)」
魔理沙「餅要素どこにあるんだろうな……
あっ沼底が餅だからどんどん沈んでいくということかほーなるほどなー」
ひかり子「うっみんなの優しさがやけどにしみる……!」
霊夢「落ち着いて、誰もあなたの心配をしていないわよ」
ひかり子「これはもう助けてもらった恩返しをしなくては……鷺の恩返しを……
具体的にはお餅大明神に関するサエズッター上での噂の提供とか……サエズッターのトレンドとか……あとサエズッターバズレシピとか……」
魔理沙「お餅大明神って何者なんだ?」
ひかり子「それは餅の化身……餅が信仰を得て神となった……現餅神といったところね……源平餅ではない……
具体的には……こんな出来事があった……ほわんほわんひかりこ~~~~」
◇◇◇
セト「餅ってすぐ無くなるのが残念だよなー美味しいのになー」
ネベト「それ! かといってもち米を蒸してついてこねて……って手間がかかりすぎですよ!
ちょっと旧時代すぎませんか! 時代はオートメーションっ!」
紫鸞「神様がそれでいいぞい……?」
セト「餅、ひとりでに増えてくれないかなあ」
ネベト「増えてほしいですねえ」
紫鸞「まあ拙僧もお餅つきめんどーいので増えて欲しいぞい……」
お餅大明神『その願いに応えましょーう!』
◇◇◇
ひかり子「ということ」
霊夢「どういうことだよ」
魔理沙「なるほど。つまり本物の神といろいろと信仰を集めすぎた妖怪の信仰が集まってなんやかんやで邪神お餅大明神が生まれてしまったということか!」
霊夢「なんでわかるんだよ」
乱々「思い出してきた……! お餅大明神はまず無名異ちゃんの体を乗っ取ってその次にみんなに餅因子で餅汚染をして餅の使徒餅の刺客お餅大将として餅テリトリーを」
ちい「いいから最後のお餅大将を倒しに行くでちどんだけ茶番続けるつもりでちか!」
◇
珠烏「ふはーはは! 私はお餅大将最後の四天王でリーダー! 餅餡蜜たいしょ……」
霊夢(無言のビンタ)
魔理沙「自由を奪った状態で(前口上中は行動できない)殴るなんて……!」
珠烏「ほろーん! はっ、わたしは今までなにをぉ!」
乱々「何もしてないね」
ちい「何もしてなかったでちな」
ひかり子「珠烏ちゃんは善良で優しい心の持ち主なので何も悪いことなんてしていませんでした。いいね?」
珠烏「え、うん……? あ、そうだ、無名異ちゃんが大変なんだよ!
えーと、何が大変かって言われると大変なんだけど! ほわんほわんほろほ……」
霊夢(無言のビンタ)
珠烏「ほろーんっ!」
◇◇◇
無名異「知らない間にセトが美味しいものを食べるのは別にいいのだ……
でもその結果太るのは私だということ……どうか忘れないで欲しい」
珠烏「うん……セトくんそういうデリカシーないから私からきつく言っておくね!」
◇◇◇
霊夢(無言のビンタ)
珠烏「ほろーっ!!!」
魔理沙「やめてやれよ! もう両頬が焼き餅みたいになってるだろ!」
◇
紫鸞「お餅大明神を崇めるぞーいお餅聖典がなんといまなら拙僧の撮り下ろしブロマイドがついてタダ! これはお買い得ぞーい!」
霊夢「こいつが餅上人ね」
乱々「気をつけて巫女! 餅上人はお餅大明神の教えを広めることでお餅大明神の信仰をがっぽり集める悪徳商人だ!」
ちい「具体的にはお餅聖典のおまけをちょー豪華にして普及させ、お餅聖典を持っているだけでお餅信徒判定をするのでつよい! がめつい!」
ひかり子「私もおまけが欲しくてつい三冊ほど……」
珠烏「私もあとシークレットのおまけでコンプなんだよねー」
魔理沙「なるほど、全種欲しいぜ」
紫鸞「餅を食ったことがある? これから食べる予定がある? 半分そう部分的にそう?
その時点でみな拙僧もといお餅大明神の信徒であるぞい! 信じるものは極楽餅土へ行けるぞい!
ちなみにお餅アレルギーのみなにもこのお餅聖典を一度所持したという事実さえあればお餅大明神様は信徒認定してくださるぞい懐ひろーいぞーい」
乱々「くっ、上人様があんなずぼらな悪徳商人になってしまうなんて、お餅大明神許せない!」
ちい「ひどいでち、最悪でち! 絶対許しておけんでち!」
珠烏「みんなの力を合わせて上人様を元に戻そう!」
ひかり子「えいえい、おー!」
霊夢「いや、元からあんな感じだったような」
魔理沙「すみませーん、お餅聖典ください」
紫鸞「はいどーぞい。ちなみに全種揃えると……特に何も起こらないぞい」
魔理沙「そうか。ではお前を倒して残り全種も揃えよう」
霊夢「さああんたらの上人を取り戻すんでしょ。あとは頑張れ」
四人「「「「えっ!?」」」」
◇
乱々「はあ……はあ……やった……やりきった……わたしやりきったよ……!」
ちい「どこに埋めたらいいでちかね」
ひかり子「ちょっと畑用のタンパク質分解酵素持ってきます」
珠烏「さらば偽物餅上人……!」
紫鸞「いやころすなーしんでないぞーい拙僧正気に戻ったから生き埋めにするのやめるぞーい」
霊夢「あとは餅神だけね。次は手強そうだけども……」
紫鸞「いや餅の中に埋めるのやめてー あー 餅と拙僧の境界がとけて……ああー……やー
……」
魔理沙「霊夢すごいぜ! どうして餅が増えまくっても白い餅のままなのか不思議だったがようやく謎が解けた!
この餅は餅以外を分解吸収して餅に再構成するんだ! ほらみろこの上人餅になりかけてるぜ!」
霊夢「多分、餅因子キャリアーはいずれそうなる運命にあるのね。しらんけど」
紫鸞「たすけてー……たすけてー……」
◇
ネベト「我餅神ぞ~」
霊夢「……ん? ちょっとまって。エジプトの悪神じゃないじゃん」
ちい「なにいってるでちか、セトはべつにちいの友達ではないでち。
ネベトちゃんはちいの友達でちけど」
乱々「お餅大明神は無名異ちゃんの身体を乗っ取った、とは言ったけど
餅神がセトであるとは一言も言ってないけど?」
ひかり子「いかがでしたか? 叙述トリックは怖いということ以外にはわかりませんでしたね(ぱしーん)ひぃん!」
霊夢「じゃあ何? 元凶の悪神はどこに行ったっていうのよ」
魔理沙「乗っ取られたんじゃないか?」
珠烏「正解!」
紫鸞「お餅大明神はセトより強い神として生まれてしまったので逆に操られてしまったということぞい」
霊夢「エジプトの悪神って……! 生まれたばかりの邪神に乗っ取られる悪神って……!」
ネベト「餅をたべるので~す、餅をベーコンで巻くとちょーおいしいので~す。
餅を食べて……いっぱい食べて……親戚三人に広めないとお餅の祟りにあうので~す!」
紫鸞「拙僧も真っ青なまるち商法ぞい……! 餅神……これは危険ぞい!」
ネベト「だいじょうぶ、もちうぇいだよ! みんなやってるよ!」
紫鸞「それいじょうはだめー!」
◇
ネベト「私はとんでもないことを……! ネベト一生の不覚……!」
霊夢「これで全員もとに戻ったわね。さっさとお餅大明神セトをしばいて異変解決よ」
ネベト「お餅大明神セトってなんですか!?」
乱々「餅呪塔のロックはおそらく解除されるはず……問題は……」
ネベト「餅呪塔ってなんですか!?」
ひかり子「餅上人こと上人様と餅神ことネベトちゃんが張り切って布教した結果、お餅大明神に集まる信仰はおそらく幻想郷で一番多い……!」
ネベト「餅上人!? 餅神!?」
珠烏「相手は神様だよ……? それもただ力が強いだけのセトくんですら叶わない、本物より本物らしい神様だよ……?」
ネベト「いや珠烏さんセトに対してかなり厳しいですね!?」
ちい「……巫女、やれるでちか? それとその……できれば、
無名異ちゃんはちいの大切なお友達でちから……助けてあげてほしいでち……」
ネベト「あれっ!? トンチキ時空かなと思ってたけど結構シリアスなお話なんですか!?」
魔理沙「ま、霊夢が神に歯向かう不良巫女なのは昔からかわらないからな。心配は要らないぜ」
霊夢「ちょっと! うちの御祭神に対してはお利口さんですけどね? 何祀られてるかしらんけど……」
紫鸞「ふむ。さすれば拙僧らも全力でさぽおとするぞい! もともと拙僧の巻いた種でもあるゆえにな」
ネベト「なんだか話がわからないけど私も協力しますよ!」
霊夢「全く……足手まといになったらすぐ切り捨てるからね! さ、行くわよ!」
みんな「「「「「「「おー!」」」」」」」
◇一方その頃◇
セト『誠に申し訳ないと思っている』
無名異『いざという時に頼りにならないんだから……』
セト『いやもう何ていうか身体の殆どを餅に支配されているとだめだな!
俺四肢だけだから体積比で分が悪い』
無名異『どれだけ餅食ったんだよ……! 四肢より多めの餅を食うなよ……!』
セト『いや美味しくてついつい箸が進んで……』
無名異『まだ私は今年のお餅を食べてもいないのに!
こんなに目の前にお餅があるのに! 私は! 味わうことが出来ないんだぞ!』
セト『ごめんなさい……』
無名異『……ふんだ、もういい。三秒ぐらい話聞きたくない』
セト『正直そういうお人好しなところが悪いやつにつけこまれる隙なんだよな』
無名異『お前が言うなっ! しかし、私達はもうどうすることも出来ないのだろうか?』
セト『勝算は……ある』
無名異『え? 本当に?』
セト『まずひとつ目のプラン、今ここで俺が精神自殺をする』
無名異『あの、なぜ突然お死にになられるので?』
セト『いやまあなんかそういうことをすると俺の本体が察知したり、あとエジプトのほうの奴らが察知しててんやわんやでどうにかなるのだ』
無名異『そんなふわふわな……!?』
セト『まあ俺が死んだ後お前がどうなるか確証が持てないのでボツだ。
ふたつ目、いつもの自爆ボタンを押す』
無名異『いつものだ』
セト『だがこのとおり、腕の自由が利かない……なので、運命を力で破壊するのでなんやかんやで自爆ボタンのスイッチが入るのを期待する』
無名異『そんな……またふわふわな……』
セト『これはすでにやったが、まだ効果は出ていない。
最後は……お餅大明神を生み出したように、お餅大明神に対抗できる新しい神を作り出すことだ』
無名異『そんな簡単に神を作れるのだろうか……?』
セト『正直無理だ。なのでダメ元で今祈っている』
無名異『やはり肝心な時に頼りないな……しかしお餅大明神に弱点などあるのだろうか……無いのならばお手上げか……?
いや……お餅大明神は私とセトの身体を乗っ取って顕現しているのなら……逆に言えば……私とセトの弱点がそのままお餅大明神の弱点になるのでは……?
私は無敵なので弱点など無いがセトの弱点ならいろいろあるな……たとえば珠烏殿とか』
セト『おい、精神世界だから全部考えが漏れてるぞ! しかしそうだな俺の弱点か……
はー俺最強すぎて欠点無いわーよって勝算はない! 諦めよう!』
無名異『頼りないのは欠点だとは、思わないのか……?』
◇
お餅大明神「すべての人に餅を、すべての貧しい人に餅を……」
霊夢「あれがお餅大明神?」
魔理沙「すごいぜ、手から無限に餅が出てくる」
お餅大明神「お餅は美味しいので、お餅が増える=みんな幸せ、はっぴー。おけまるもち?」
乱々「おけまると丸餅を合わせるだとぉ……こいつ、できる!」
霊夢「出来てないよ正気にもどんなさい」
お餅大明神「最近喉に詰まるからだめだと食べてくれる人は減ってしまった……でも!
ここに! すごくお餅を食べてくれるひと……人? 人なの?
ごめんこのひと人なの? 神様ではないよねちょっと格が低すぎる。
まあこのひとがうまうまーっ言ってくれたのちょー嬉しかったので、私は餅で世界を満たすのだ。
とってもモチカルです」
ちい「今のはロジカルとお餅をかけたギャグでちな!」
霊夢「あんたに名前はあるの? お餅大明神なんて、よそよそしい名前じゃなくてさ。
私の名前は博麗霊夢。霊夢っていうのは素敵な夢」
ひかり子「餅の名は」
紫鸞「ひかり子、ちょっとあっちで拙僧とお話しよっか」
お餅大明神「ないでーす! お名前募集中? でもでも、そんなことより大事なことがあるよね、それはお餅を作ること!
お餅、愛されたいのです! お餅、もっと食べてほしいのです! 美味しいのでーす!
だから捨てないでー。もっと食べてー。たべてたべてたべてー」
珠烏「ううん、えっと、モッチー! あのね、お餅はね……普通の人はちょっとしか食べられないんだよ!
作り過ぎだと、いっぱい余っちゃうんだよ」
魔理沙「食べ物は多すぎれば飽きてしまうんだ。
みんな餅を嫌いになりたくないから、餅はちょっとしか食べないんだぜ」
霊夢「いやまあ私は三食餅でもいいけど……とにかく! 餅に都合のいい夢はこれでおしまい。
みんな迷惑しているの。それは餅が嫌いなんじゃない、餅が多すぎるから。
一度しか言わないからよく聞いて? 餅を増やすのをやめなさい」
お餅大明神「いやでーす。作ります。作るのです。お餅いっぱい食べたらうれしーって
なってほしいのです。
皆さんもお餅の気持ちがわかるはず。だってみんな友達だもの!
お餅、美味しいでしょ!
お餅(わたし)のこと、わかるでしょ! えーいお餅光線~」みょんみょんみょ~ん
霊夢「くっ餅因子をもつ相手に洗脳怪電波をやっぱり飛ばしてきたわね! あんたたち足手まといになったら後で酷いわよ!」
乱々「この巫女なにいってるんだろうね? 私は平常心」
ちい「餅で汚染されてるのは巫女の方だったでちなー」
ひかり子「大丈夫だ、問題ない」
珠烏「私もなんともないよー!」
紫鸞「ふふふ……こんなこともあろうかと拙僧のマインドコントロールで上書きしておいてよかったぞ~い(自分は精神修行のなにがしで無事)」
ネベト「我冥界神本当本当」
霊夢「みんな……!」
魔理沙「モチ……ツクル……フヤスゼ……ウマイゼ……」
霊夢「(無視)知ってる? 友達っていうのは同調圧力では手に入らないのよ。
友達っていうのはね……駄目なことは駄目だって言い合える、対等な存在なんだから」
お餅大明神「えっと、あなたの隣の黒魔法使いは」
霊夢「こいつは、腐れ縁!」
◇
お餅大明神「いやだ……お餅をもっと作らなきゃ……作らなきゃ……」
霊夢「やっぱり身体だけ立派でも中身は子供なのね。さあ、さっさとその身体からとりあえず出なさい」
お餅大明神「やだなー……やだなー……あ、そーだ。そっちに乗り移ればいーんだー」
魔理沙「モチモチ……ううっ! 」
霊夢「あーなんてことなのー 魔理沙の身体の中に黒幕が入っちゃったわー
これじゃあ本気を出して妖怪退治するしか無いじゃない~♪」
魔理沙もちもち大明神「ええー!?」
◇
お餅大明神『うえーんうえーんおぼえてろよー!』
霊夢「とりあえず今年の六日までは覚えておくわーそれ以降は来年ねー」
魔理沙「ひどい目にあったぜ」
紫鸞「これで大団円、といったところかの。いやあ助かったぞい巫女よ……」
無名異「ううーん……お腹が……ぐるじい……」
ちい「巫女ー! ありがとでちー! ちい、感激したでちー!」
珠烏「よかったぁ無名異ちゃんが無事で……ほんとによかったよー!」
乱々「終わりよければ全て良し、かなー? ひっひっひ」
ひかり子(無言でうなずいている)
セト『あーあー今回は良いとこなしだ……バレないうちに逃げよあっ』
ネベト「それじゃあ私はこれで! 正直始末書モノですよ今回の異変は逃しませんよ死なばもろともー!」
セト『ちくしょうおぼえてろー!』
霊夢「ま、今回の異変は収穫があったので良し!」
魔理沙「……え? 食べるのか? その餅を?」
霊夢「もちろん」
無名異「うーんうーん……なにか……なにか忘れているような……?
まあいいか。私も家に帰ったら餅を食べよう……どんな食べ方がいいだろうか?」
霊夢「シンプルに塩で素材の味を引き立てるのもいいんじゃない?」
無名異「そうか塩……塩もいいな……うぐっ、お腹が減ったはずなのにお腹が痛い……ううっ」ぽちっ
魔理沙「?」
珠烏「今何かスイッチの音がした?」
霊夢「それ……禁呪塔の爆破スイッチととっても似てるんだけど……」
無名異「……ほわんほわんむめむめ~……」
◇◇◇
セト『運命を力で破壊するのでなんやかんやで自爆ボタンのスイッチが入るのを期待する(中略)これはすでにやったが、まだ効果は出ていない。』
◇◇◇
無名異「……あー……わけあって今からこの塔は爆発する! 逃げよう!」
霊夢「じゃ、私夢想転生で逃げるから後はよろしく……」
魔理沙「霊夢~つれてってくれよ~」
霊夢「仕方ないなあ……じゃーねー」
珠烏「ほ、ほろっ!? まってー! 私達を見捨てるなー!」
ちい「白状巫女ー!」
乱々「それでも妖怪巫女かー!?」
紫鸞「いや抗議してるばあいじゃないぞいみんなで逃げるぞい!」
ひかり子「やだやだ死にたいけど死にたくない生きたいヒィィィ~~~」
無名異「やっぱり、セトは頼りにならない!!」
◇MOCHIEND◇
Comments
ANMITAさんの画風が好きでイラストを注文したいのですが、ANMITAさんはイラストの注文は承っていますか?
Silver Star
2020-03-12 07:52:36 +0000 UTC