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まおーのダンジョンに挑むRPGプロット・第三階層





◇あらすじ◇

なんやかんやあって旧人類の文明が滅び、神の手によってドラゴンの文明も滅んだね。

ドラゴン族も完全に絶滅してしまったわけではなくて、

海の底に根城を築いていた水龍族や、地下深くに生息していた土龍族は

いまもときおり見かけるよ。

ドラゴン族が居なくなった後は、新人類がまた文明を作っていった。

新人類っていうのは、異世界の住民たちと、彼らと交配した旧人類の子孫たちだよ。

今も現存する長命な旧人類のことを「古代種」「長命種」と呼ぶ人たちもいるけれど、

別に旧人類のみんなが長命だったわけじゃないよ。

あ、それで新人類がまた地上で栄えたのは二つの要因が大きい。

ひとつは天界の神の御使い、建国の天使エトワール。

彼女は誰よりも人類を愛していた。おそらく彼女の三人の姉よりも、父よりも。

そしてもうひとつは旧人類に歩み寄り、そして裏切られた「魔王」。

魔王は人類を憎み、殺しすぎてしまった。だから、次は無くならないように……

え? これ以上は書かなくていい? わかったー


壮絶な歴史はさておき、愉快なコノハたちはまおーが経営しているダンジョンに

今日も挑むのであった。

まおーは魔王じゃなくてまおーなので、そのところ勘違いされると、こまる!



◇第三階層 もぐもぐパニック◇


コノハ「あ……今度は最後尾はこちらという看板を持っているな

 あれが中ボスかな?」

マーシェ「なんだかすごい行列ついてるあるねー」

アラヤ「行列の中にすごく見覚えのある色合いのやつがいるね」

ナナミ「勝手についてきて勝手に迷子になって勝手に行列について楽しそうにしているとか、

 さすがの私もそこまで面の皮が厚くないですぞ」

マイ「……一掃するね」キュイイイイ……

マーシェ「えっ! いやモンスターの皆さんもすごい楽しそうあるけど!?」

マイ「モンスター、駆除するのマイのしごと。あと、スローネの上司だから、叱らないと」ギュイギュイギュイ

アラヤ「大丈夫!? 部下消し炭にならない!?」

マイ「だいじょーぶ、首の皮一枚だけ残るから。マイ、手加減とくい。

 過充電磁投射砲、はっしゃー」

ナナミ「なるほど! それなら全然安心じゃないですな!」

ルテア「最後尾はこちらー、最後の人は看板持ってー……う、うわああああ!」


◇

 中ボス ルテア

 マイちゃんをPTに入れている場合、自動的に勝利します

◇


マイ「れべるあーっぷ」

アラヤ「このエフェクト当たり判定あるのかっ」

ナナミ「すごいですぞ、経験値ひとりじめ。私も今度やろう」

シネンシス「あー、せっかくの幼女戦なのにシネンシス様活躍しなかったじゃん

 なんてことしてくれるんだー?」

マイ「マイ様の活躍をみたかー?」

シネンシス「みたけどーー! 体動かさないとむらむらするー!」

コノハ「ごめん、友達ひとりずつ見せ場つくってあげたくて……」

シネンシス「ちぇーいいもんいいもん、おうちかえってようじょスープ飲むもん」

マーシェ「フロアボスもロリかもしれんあるよ?」

シネンシス「じゃあフロアボス見たらかえるか決める……」


セーラ「なぁぁ! にゃんだこれー!」

ナナミ「奥で驚いてるあれじゃないかな?」

シネンシス「ロリじゃない、かえる」

マイ「帰っちゃだめ、マイあれたおす。活躍するとこみてて」

シネンシス「……もうちょっとだけいる」

マイ「うん。すぐたおすね」

セーラ「お、おまえたちぃ! にゃんてことしてくれたんだにゃ!

 お客さん全滅したらみゃーの作ったご飯がドブ行きにゃんだけど!」

アラヤ「いや知らんよそっちの都合なんて」

コノハ「あなたはフロアボスですか?」

セーラ「もちろんにゃ! みゃーはフロアボスとして第三階層のみんなと

 仲良くする必要があったんだにゃ。

 あとおねーちゃんのごはんもつくらなきゃもーやばいっ!

 だから、毎日こうやって炊き出しをしてたというのに~」

ナナミ「良かったですな、これからはする必要がなくなって」

セーラ「これからの話なんて誰もしてないんだにゃ!? 今! この!

 山盛りのご飯たちが! 腐ってしまうという話をしとるんよ!」

コノハ「その心配もする必要はなくなる」

セーラ「あぁん!? 息の根を止めようたってそうはいかんよ!

 みゃんの姿を見て気が付かないお馬鹿にゃんめ、見てわからぬか~この風格っ!」

コノハ「どうみても猫だが」

マーシェ「猫が強いという神話はそんなに聞いたことがないあるね」

アラヤ「猫には興味ないね」

ナナミ「古代文明の砂漠の国の神話にいた~ような……うむ、わからぬ!」

セーラ「おみゃんらはめんたまついとんのかっ!

 どこからど~みても……りっぱな土龍でしょーに!」

コノハ「土龍……? それって……」

セーラ「ふふん、怖気づいたかにゃー?」

コノハ「おしえてきのこ先生」

セーラ「しらんのかーいっ!」

マーシェ「土龍っていうのは、地下世界を根城にしているドラゴン族のことあるね。

 古代文明で土竜というとモグラやミミズのことを言ったそうある。

 で、土龍族はモグラが突然変異した種族ある。ルーツは実はドラゴンとは違うんだけど、

 ドラゴン族と同じ時期に栄えていたのでひとくくりにされてるらしーあるよ!」

セーラ「ふふぅん、にゃんのこの立派な鉤爪をみよー!

 お前らにゃんか、にゃんにゃんパンチでお腹に風穴があいちゃうみゃん!」

コノハ「……やっぱり猫では!?」


◇

 第三階層フロアボス セーラ

 神様はドラゴン族狩りが上手。

◇

マイ「こんにちは、神です」

セーラ「ぎにゃぁー! たすけておねーちゃあんっ!

 おかしいにゃ、おねえちゃんは最後尾に並んでいたはずにゃのに、

 なんでこんなやつらを通したんだにゃっ」

コノハ「……もしかして」

シネンシス「この幼女かな?」

セーラ「みょあーーー!? お、おねーちゃんを離してぇ!」

ルテア「い、妹よ……お姉ちゃんの話をよく聞きなさい……」

セーラ「あっ! これって辞世の句ってやつだにゃ!?」

ルテア「猫ちゃん風の鉤爪カバー兼ミトン外して戦えば良かったんやぞ……」

セーラ「……ほんまにゃ!」

ルテア「でも……似合ってるし、イメージ戦略的にはバッチグーやぞ……」

セーラ「う、うん。おねーちゃんに選んで貰ったからみゃんも好きにゃん!」

マーシェ「……もっとこう、狼に育てられた猫みたいな話を想定してたある」

ナナミ「真相がしょうもなさすぎる」

セーラ「……あっそうだにゃおねえちゃん! ご飯いっぱいあみゃっちゃったにゃ!

 このままじゃ、ご飯が無駄になっちゃうんだにゃ!」

ルテア「そうか……でもご飯があまっちゃったのは、妹のせいだけではないし

 きっとお米の祟り神様はそこの人たちも祟ってくれるよ」

セーラ「それなら安心だにゃん! みんなで死んだら怖くないみゃん!」

ルテア「そうだね。あの世でも一緒だよ、妹よ……」

マイ「お米の祟り神さまってなにー?」

セーラ「土龍族のご先祖様だみゃん! 

 ご飯を無駄にした時に、あらゆる障害を乗り越えて確殺してくる

 本体が外宇宙に存在しているからこっちからは手出しできないやべーやつにゃ!」

ルテア「そういうわけで、頑張りたまえ」

マイ「うぇー、マイ、まだ外宇宙に攻撃できないよー大変だよー」

コノハ「これは……ピンチ!」


◇

 第四階層が開放されましたが、

 クエスト もぐもぐパニックなんだにゃ! を自動的に開始します

◇


その日……島はおにぎりの悪夢に襲われた……

アラヤ「たーっもうだめ!」

コノハ「お、おつかれ……私もそろそろだめだ」

マーシェ「なんでみんなそんなお腹にはいるあるか……」

ナナミ「こ、この巨大おにぎり塩してない! つらい!」

ルテア「ヒュゴゴゴゴゴゴゴ」

セーラ「まだあるにゃん! まだまだあるみゃん!」

コノハ「マスターたちの手も借りるしかないな……」


マスター「もうむり、おにぎり見たくない」

シェフ「もぐもぐはむはむ、おいしいですねーこのおにぎり」

スミス「もっともっと持ってきてくれ、こっちには余裕がある」

セーラ「はーいおまたせなんだみゃん!」


シネンシス「マイちゃん! 私に洗脳をかけるんだ!」

マイ「まいんど~こんとろ~る」

シネンシス「あははは! ようじょのあじがするお! このおにぎりようじょなの!」

マイ「だ、だいじょうぶ……?」

スローネ「外宇宙……外宇宙ねえ、呪いから逆探知して座標が特定できればなぁ~

 あっできた。ぷちっとな♡ できた~私でも倒せる雑魚ドラゴンでよかったわ!

 でもおにぎり勿体ないことには変わらないし、大変ねぇ~もぐもぐ 」

シネンシス「うおおお、なんでおにぎりだけなんじゃああ! おにくがほしいんじゃああ!!」

セーラ「お肉入りおにぎりあるみゃん!」

シネンシス「うおおおお! これはようじょこれはようじょこれはようじょ!」

マイ「うう、こうなったら神様ビーム最大放出しながらマイもいっぱい食べる!

 エネルギーにしながらたべる!

 びーむ! びーむ! びーむ!」

スローネ「マイちゃんがんばれーっ! がんばれーっ ピョ」(ビームに直撃する音)


セーラ「いわれたとーりにショーユとサトーを塗って炙ってもらったみゃん!」

サクラ「おぉーこの香ばしいかおり! 懐かしいですねぇ~」

ミヤコ「焼きおにぎり好きなんじゃよ~ ありがとな、土龍の若いの」

セーラ「はわわ! 古代種様方のお役に立て光栄ですみゃん!」

クズハ「しかしおにぎりばかりだと飽きるわ、次はいろんな料理を作るようにね」

セーラ「精進するみゃん……」

サクラ「お赤飯の作り方教えますよ~」

ミヤコ「では清酒の作り方を……」

クズハ「米は、もう、いい!」



まおー「みゅー、おにぎりおいしいね」

ミュール「そうだな」

まおー「みんなたのしそーだね」

ミュール「そうかな」

まおー「みんな、幸せだとまおーはうれしいのです。

 あしたもがんばるぞーってなります」

ミュール「そうか」

まおー「うん」

ミュール「あしたも、みんな幸せだといいな」

まおー「そうだね!」


◇おれたちのぼうけんはこれからだEND◇


◇おまけ◇



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Comments

ミュールさんが言う「あしたも、みんな幸せだといいな」から深みをとても感じます...本当、皆んなずっと幸せだといいなって... ...おまけの起承転結シネンシスちゃん助かります...。

Ato


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