セト「またあいつに言い負かされた…!坊主のくせに生意気だ…!くそっ!」
珠烏「セトくん落ち着いて、上人様は口先だけで今の地位を築き上げたんだからセトくんみたいな神話に残るぽんこつうっかり残念5面ボスだと相性が悪いんだって!」
セト「くそっ鳥公にすらこの言われようだ…!
巷では面白き者とかレタス食って◯◯した男とか唐突に出てきた世界観ガン無視エジプトマンだとか幼女に勝てない男だとか好き勝手言いやがって!俺は!こんなところで!負けるわけにはいかんのだ!」
珠烏「事実でしょ、現実を見つめ直して!」
セト「ぐああ!今回の世界線は鳥公の言葉のキレがすごい!俺にも鳥公並の毒舌トークができれば…」
ひかり子「…ちからがほしいか…」
セト「何…!?」
ひかり子「…ほしいか…力が…上人様を倒すだけの口の上手さが…
私が長年サエズリバトルで培った語彙力(レスバトルパワー)がほしいか…!」
珠烏「あなたはサエズリ論客108星が一人!天魁星のひかり子!」
セト「いやな108星だなあ!」
ひかり子「…ふふ、その名前で呼ばれるのは(脳内シミュレーション以来)久しぶりね…
サエズッタランドの主役(メインヒロイン)たる私の語彙力の前では上人様でも無力な雛鳥と化す!」
セト「し、信頼しても良いのか…?」
瀬戸(聞こえますかセト…もうひとりの私です…そうやって軽率に信頼して何度裏切られたか数えたことがありますか…)
セト「(無視)俺はあの坊主に復讐できるならなんだってやる!」
ひかり子「…私の修行は生半可な志では耐えられない、それでも?」
セト「天地神明に誓って、俺は修行など投げ出すものか!」
珠烏「さっすがセトくん、禁呪塔と敗北フラグの建築なら右に出るものはいないね!」
ひかり子「ふふ…(楽しくなってきた)ではこちらに…」
◇◇◇
セト「おい坊主!今日こそ俺はお前を言葉で負かしてやるぞ!」
紫鸞「すでに語彙力が小学生並になって、なけなし程度だったカリスマが霧散しているが大丈夫ぞい…?」
ひかり子「セトよ…落ち着いて…練習の成果を思い出して…」
セト「フーッ!フーッ!」
紫鸞「威嚇する猫かよ。バステト喫茶に就職したほうが良いぞい」
珠烏「こんな煽り耐性ゼロで堪忍袋が瀬戸物でできてるセトくんじゃ特訓した奥義を使う前にまた負けちゃう…!どうすれば!そうだ!時間を止めて時間を作れば良いんだ!私ってあったま良い!
時間停止!解除!時間停止!」
◇◇◇
ひかり子「セトよ…今までの練習は長く険しいものだった…それでも貴方がめげなかった理由は?」
セト「そ、それは…そうだ、あいつが俺のことを掌の上でもて遊べる程度の存在だと見下しているからだ!」
ひかり子「そう…だからこそ、貴方は練習をした。
私に罵られてもまず反撃をしないように、次に頭に血が上らないように、自分を客観視出来るように…」
セト「そうだ…俺はお前の「リサーチ不十分で負けた男」だとか「下見をせずにマンションを建てた結果活断層の真上だった男」だとか「オレオレ詐欺に引っかかってカモにされてそう」だとかいう根も葉もない誹謗中傷に耐え抜いてきた…!」
ひかり子「そう…貴方は耐えた…貴方の仲間たちの屍を背負って、いま貴方はここに居る!」
乱々「セト…私の分まで頑張って…」
ちい「必ず上人様に一泡吹かせるでち…」
セト「乱々…!ちい…!お前たちの無念は俺が晴らす!こんなところで俺たちの野望をむざむざと潰されたりはしない…!」
珠烏「そう…セトくんに足りないのは私みたいな主人公力!たとえそれがダークヒーロータイプでも!
仲間の幻覚からの応援展開ならきっと勝てるよ!」
セト「鳥公…!お前…」
珠烏「そうして主人公に悪辣な態度を取るヒロインでありライバルでもある私は最期にセトくんのために全力を出し切って光りに包まれて消えていく…!
これなら絶対セトくんでも勝てるから!私を信じて!」
セト「鳥公…!いや珠烏!俺はまだ言いたいことが…」
珠烏「えへへ…もう(腹筋が)限界みたい!私先に(楽屋裏に)行ってるね!」
ひかり子(カンペ)『今です、ヒロインの名前を叫んで!』
セト「ほろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
◇◇◇
紫鸞(時を止めていたようだが…ぶっちゃけ拙僧の時が止まっていなかったせいで見てはいけない物を見てしまったが…まあ見なかったことにするぞい…)
セト「ふっ…今日こそお前をたおーす!」
紫鸞(そもそも妖土真宗メンバーなのになんでみんなセトに味方を…?こういう時大体拙僧の味方するのが鉄板ぞい…まあ、別に…別に良いが…)
セト「お前を倒すのに必要なサエズリカードは4枚…これが俺の背負ってきた物のすべてだ!行くぞ!」
紫鸞「お前以外のメンバーの人数と掛け合わせているということか…どこからでもかかってくるが良いぞい!(まあいいやとりあえずラスボスムーヴしておくぞい)」
セト「まず上人様はいつも全力を出さないがそこが逆に底知れぬ強さを感じさせてとてもかっこいい!」
紫鸞「!?」
セト「次に名前に”徳”とか入れちゃうところとか自意識過剰に見せかけて実力が申し分ないおかげで実際徳が高いでち!強そうでち!」
紫鸞(こ、これは…!)
セト「あとあと、鸞っていうのが鳳凰が長生きした姿ってことは長寿で人生の先輩的!」
紫鸞(こ、これは妖土真宗メンバーが普段拙僧に言えない感謝の気持ちをこの眼の前の恥じらいもクソもない馬鹿に言わせることで伝えようとする代理感謝法…!うぐっ拙僧の門徒達が可愛すぎて辛くなってきた…!)
セト「上人様はなんの取り柄もない私に手を差し伸べてくださりどんな日でもそばにいてくださり私にサエズッターの門番という重役を任せてくださりそんなクソデカ懐恥ずかしくないんですか?」
紫鸞「ぐあぁーーーーッ!(勝手に感じた尊さで往生)」
セト「よ、良し!なんかわからんが勝ったぞ!」
END