「いかんぞい。二人の喧嘩を止めなければ…かくなる上は拙僧が一肌脱ぐぞいっ!」
Added 2019-08-28 12:47:11 +0000 UTC◇あらすじ◇
セト「俺は鳥公の為を思ってだな……!」
珠烏「それが迷惑だって言ってるの!何度言えばわかるの!?」
紫鸞「おー珍しい、二人が喧嘩とは……まあ喧嘩するほど仲がいいということさな…
拙僧は口出しせず温かい目で見守るとするか…」
珠烏「私はセトくんの子供じゃないんだよ!?家族ごっこがしたいならエジプトに帰ってよ!」
セト「なぁっ……!」
紫鸞「あこれあかんやつぅ!」
◇
『私はセトくんの子供じゃないんだよ!』『私はセトくんの子供じゃないんだよ!』『だよ!』『だよ!』(エコー)
セト「……」(呆然)
紫鸞「おぉーいセトやー……ぺしぺし……ダメぞい完全に放心してるぞい……」
乱々「うわ、何があったの?」
紫鸞「かくかくしかじかちくわの磯辺揚げといった理由でな…」
乱々「…え、よくわかんない。何でそこまでショック受けてるの?いつもなら「うるせ~!!知らね~!!」って感じで切り返してるじゃん」
セト「……ははは…」
紫鸞「みなまで説明するといつものごとく拙僧の社会的地位が無くなってしまうので詳細は省くがセトは血を分けた子供というのにつくづく縁がなくてな…」
乱々「あーなるほど、種無s」
紫鸞「人が言葉を濁しているのになんてこと言うぞい乱々!」
乱々「あれ、でも確かアヌビス君ってネフティスの子供だってネベトちゃんが…」
セト「ぐはぁっ!!!」(吐血)
紫鸞「乱々、もはやわかって地雷踏んでおるな!?」
乱々「だって、セトに子供なんて必要ないじゃん。え、何?今更子供欲しくなったの?強い神様なのにー?だっさ…」
セト「あぼぼぼ…」(泡を吹いて倒れる)
紫鸞「あわわわ…しっかりするぞい気を確かにするぞい!」
ひかり子「今です乱々ちゃん!あの迷惑でうるさい神にとどめを刺してゴッドスレイヤーの称号を得るチャンス!」
乱々「それで血も繋がってない知り合ったばかりの子をまるで自分の子供みたいに優しく接してたとか本当気持ち悪すぎ」
セト「 」(しゅわしゅわしゅわきらーん)
紫鸞「や、やめんかーーーーーっ!!!!」
◇
セト「うーんうーん」
永琳「お気の毒ですが…せ、セト神はぁ゛…っっっ!!!っぷ、ごめんなさいちょっと事の顛末が面白すぎて笑いを我慢できないのだけど…ひぃ、はぁ、ふぅ…
結論から言うと行き場を失った父性の暴走で消滅の危機にあります。なんで?わからないわ…神様ってかってですね…ふふっ!」
紫鸞「わ、笑い過ぎぞい!どうすれば!どうすればセトは助かるぞい!?」
乱々「助けなくていいでしょ…ひっはっはは…はふ、ひぃお腹痛いよ先生私の腹筋も死にそう」
永琳「んん゛!そうね…そうね!一過性のものだから、要は子供の代替品があればなんとかなるわ!リカちゃん人形なんてど…ふふぉおっ!んふっ、無理…リカちゃん人形を抱えるセト神むりぃ…!」
乱々「ヒィ~~゛~゛!」
紫鸞「地獄絵図ぞい……つまり、子供の代替品があればセトは元通りになると…そういうことならば拙僧が一肌脱ぐしかあるまい!」
永琳「ふ、ふふ、お盛んですね…ひはは!」
乱々「こんな真っ昼間から…ッ!んん゛っ!お幸せに上人様!」
紫鸞「作らんわい!」
◇
◇
セト「……まさかそんなことで死にかけるとは、世話になったな…」
永琳「良いのよ…良いのよッ…!もう何も聞かないから安静にねッ…んくく…」
セト「正直また末代まで笑いものにされる醜態を晒してしまったと感じている…この金塊は気持ちばかりの礼だ…」
永琳「今回は笑いっぱなしで治療も何もしてないから、き、気持ちだけもらっておきます…!んふっ、は、早く家に帰ってあげてね…」
セト「正直帰りたくないな…」
永琳「帰って…あげてね!!!貴方の帰りを待っている人がいるのよっ…それってすて、素敵なことだわ…とっても…ふひあぁ…」(腹筋の限界により膝から崩れ落ちる)
セト「めちゃめちゃ帰りたくないな…エジプトに帰るほうがマシな気がしてきたな…」
◇
珠烏「お~よちよち紫鸞ちゃんかわいいでちゅね~」ガラガラ
紫鸞「ばぶぞい」
セト「……」
乱々「おかえりー」
セト「……」(何があったのか説明して欲しいという哀愁を含んだ顔)
乱々「そんな目で見ないでよー。上人様は『父性を満たせるような甘え上手に拙僧はなる!』って言ったきりずっとこうなんだからさー
あと珠烏は前々から抱えていた母性が爆発してなんかこうなった。なんでだろうね…」
セト「実家に帰らせていただきます…」
紫鸞「ちょっと待つぞい拙僧めっちゃ頑張ってるんだからほら甘やかして!おめでとうございます元気な赤ちゃんですよ!ほらほら!」
珠烏「こんなに可愛い子を置いて出ていくなんて流石にパパ失格なんじゃないのダーリン!」
セト「子供とか…欲しいなと一瞬思った自分が馬鹿だった…!こんなところに居られるか俺はエジプトに帰るッ!」
乱々「ヒッヒッヒ、エジプトに帰ったらアヌビス君に優しくしてあげなよー?
アヌビス君、結構寂しがり屋なんだよねー。血が繋がっていなくとも、仮初でも親子なんだからさぁ」
セト「それはオシリスの仕事だっ!」
◇END◇
◇おまけ・蛇足◇
乱々「アヌビスヒヒっていうヒヒが居るんだよね」
セト「そうか…どうでもいいな…」
乱々「そして、ヒヒは英語でbaboon」
セト「審議拒否」
乱々「つまり私こそ真の子供!甘え上手の赤ん坊!ばぶーん!」
セト「お前のような血なまぐさい猿みたいな赤ん坊が居るかッ…!ん、でも生まれたての赤ん坊って確かそんな感じだと聞いたことが…!?くっ繋がってしまった!」
乱々「ヒッヒッヒ…親父ィ…とりあえず酒買ってこい酒ぇ!あとジャッキーカルパス」
セト「甘え方がただのおっさんじゃないか!」
おしまい
Comments
今日も良かったです(*´∀`)過去編とかそういうのは書かないんですか?
2019-08-28 14:25:15 +0000 UTCまさかもう一度「ばぶぞい」を見る日がくるだなんて思わなかったので腹よじれるくらい笑いました。。
Ato
2019-08-28 13:19:59 +0000 UTC