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03番外編:天下一アイドル決定戦


のなめ「……」

今日も布団の中にくるまってるだけで一日が終わる。

ごはんも3日ぐらい食べてない。

いいダイエットだ。

ママは心配するけど……もう、なんにもやる気が出ない。

千子「……あるじどの……もう、ずっと、拙者達ぎゅーっとしたまま、

死んじゃおっか」

のなめ「……うん……それもいいかもねぇ……手、ずっと握ってて……」

千子「あるじどのなら、拙者のこと……ちゃんとつれてってくれるよね。えへ」

のなめ「うん。ずっと手を離さない……一緒にあの世にいきたいね。地獄かなぁ」

千子「かもねー……」


そうして、今日も一日が終わる。

……

フーマ「大変だっ! フーマ達の国のほぼ全ての領土が!

アイドルに乗っ取られてしまったっ! って、何をしているのだ……?」

千子「あ、フーマ殿ぉ……いまからね、三途の川渡るの」

のなめ「ふーまちゃんもいっしょにいこうよぉ……」

フーマ「何寝ぼけたことを言っている?

ほら、フーマの国の領土をほとんど奪っていったのはのなめと千子だろう。

引っ張って連れてくぞ作戦会議だと命廟がうるさい」

のなめ「あーぁー……」

千子「ずりずりずりずりぃ~……」


◇遠音リコ襲来!


のなめ「リコちゃんが来てるって何で教えてくれなかったのっ!?」

フーマ「フーマは最初からそう言っている」

命廟「おはようございます、のなめさん。彼女曰く【トップアイドルの座が奪われそうなので異世界に進出してみた】だそうです」

のなめ「……うーん手強いぞぉ。でも……アイドルを崇める住民、誰も居ないよ?」

フーマ「何を寝ぼけたことを言っている? 人間なんてすぐに生えてきたぞ」

のなめ「……は!?」

千子「え、人間って無から生えてくるものでござったかなぁ!? 

拙者の中の常識がすごい警告音出してるんだけどそれってほんとに人間なのかなぁ!?」

命廟「ホロウメイキュウ内ですから外の理と多少差異はあって然るべきでしょう」

のなめ「多少とかそういうレベルじゃないと思うんだけど!?」

紫鸞「まあ、なにはともあれ……遠音リコの侵略によりわが無名藩の領土の71村が奪われてしまった。

振り出しに戻ってしまったので、さあ、楽しい組織運営のスタートぞいッ!」

のなめ「そ、そんなぁ~~!」

◇


のなめ「……でも具体的にどういう風に取り返せば良いんだろ」

命廟「そうですね。演説・食事・お金ももちろん有効ですが……

今までは宗教も重要なファクターでしたね。今回それよりも強烈な【アイドル】が登場し、結果領土を失ってしまった。

……そう、これを打ち破るたった一つの正解は……」

杏「友達全員アイドル化計画でーす!」


のなめ「わ、わぁお……?」

命廟「考えてみてください。のなめさんの友好関係は大変広く、その誰もが強烈な個性を持っている。

……つまり磨かれていないアイドルの原石が、貴方の手の内に在るのです!

大好きな友達の良いところ……沢山の人に、知ってほしいですよね?」

のなめ「うん。知ってほしい。みんなに覚えていて欲しい。私のたいせつな友達を!」

千子「ううーん、まあ、うん、なんか話まとまってるからいいや。

で、具体的にはどうするでござる?」

杏「アイドルプロデュースなら私の出番!

【まずは売り出したい人材】を私に教えてね。その人材は……」

紫鸞「のなめとの絆が深ければ深いほど、【魅力】が上昇するぞい。

そして【歌唱力】【演技力】の特訓については千子に任せるぞい」

千子「なんで拙者なん!? ま、まあやれと言われたからにはやるでござるけど!」

杏「【魅力】【歌唱力】【演技力】……これらの数値が高い人材を、

どの村に派遣するかが重要になってくるわ。リコの影響が弱いところは簡単に取り戻せるけれど……

最西端の村はリコの本拠地だから、険しい戦いになる。

みんな、頑張って天下一のアイドルになりましょうっ!」

のなめ「えいえい、おーっ!」

杏「とりあえず、【フーマ】【命廟】【紫鸞】の中から好きな子を選んでね♡」

フーマ・命廟・紫鸞「「「えっ!?!?」」」



◇フーマをプロデュース→【だーく☆うぃっち】


フーマ「こ、このっ……すーすーする淫らな服で……お、踊るのかっ!?」

のなめ「私の目に狂いはないねぇ」

千子「びしばし鍛えていくので覚悟するでござるよフーマ殿!

いや………【だーく☆うぃっち】!!」

フーマ「うう、あぁぁぁ……恥ずかしい、顔が、真っ赤になって死んでしまうっ……」

杏「そおれ、あんよがじょうず、あんよがじょうずっ!」

命廟(……正直選ばれなくてほっとしている自分がいる……!)

◇命廟をプロデュース→【放課後の女教師】

命廟「ジャンルに悪意を感じますッ!」

のなめ「いいよぅ命廟ちゃん、私に個人レッスンしてほしいよっ!」

千子「拙者のことは今から体育教師のごつくてムサイやつだと思って!」

杏「禍公様の個人レッスン……受けたい!」

フーマ(……この感情は……安堵、か?)

◇紫鸞をプロデュース→【新感覚実況解説者】

紫鸞「うう、拙僧をそんな目でみるんじゃない! このえっち!」

のなめ「ばぁちゃん、意外と若いコの服いけるじゃん!」

千子「うーん妖怪の年齢がわかっちゃうからマジで無理すんなって言いたいでござる」

杏「大丈夫、昨今の流行りはロリババアって木霊が言ってる」

命廟「その木霊捨ててきたほうがいいですよ」

フーマ「魔本を読むの実際疲れるので代わりに読んでほしいな……」



◇


杏「さあ、アイドルを配置してレッツバトル!」

のなめ「うおおおおおアイドルは人を傷つける道具じゃねぇぇぇ!

私とアイドルバトルで勝負だぁぁぁぁぁ!!!」

無名異(……ちょっと、元気になってよかった……

いや良くないな私が選ばれたら大変なことになる、隠れとこ……)


■番外編:第四層 天下一アイドル決定戦!

 ■陣地取りゲームのシステムはそのままに、アイドルを配置して制圧するよう変化

 ■難易度はかなり高い。上の階層の友達も必要になるかも……?

 ■すべての陣地を制圧すると遠音リコちゃんと友だちになれる! そそるぜぇ!

 ■勢力拮抗(36:36)状態になると、メインストーリーが進行します


◇イシュアをプロデュース →【せいんと☆おねえさま】

イシュア「光あれ」

のなめ「わっまぶしっ! ライブ会場はサングラス必須だなぁ」

ミシェル「偶像崇拝……ま、まあ、神の御子本人を崇拝することは良いですね。

私、最近妥協を覚えました。この混沌の魔界を浄化するのに手段は選ばない」

ジャネット「この天使長はZAPされてしまうかもしれん。

次の天使長は元通り上手くやってくれることでしょう」

イシュア「……これも父の意思である」

ジャネット「そうかなぁ!?」

のなめ「あ、サイン会は適当でいいけどイエヤスだけはやめてね!」

イシュア「……え……私のばかうけギャグが……禁じられた……」(とても悲しそうな顔)

ジャネット「そうだった、御子って割と愉快な方だった。

ちくしょう正常なのは私だけかーっ! 一人で新約:救国の乙女やるしかねぇーっ!」

◇ユニークイベント(まぐら&めぐむ)

まぐめぐ「「まぐめぐラジオ!」」

まぐら「今週も沢山のお便りが届いておりますわ。皆様ありがとう!」

めぐむ「いやぁ毎朝のラジオ番組を任されるなんて、嬉しいねぃ!」

まぐら「お寝坊さんなのに大丈夫ですの? と思ったのは数回だけ。

めぐちゃん、やれば出来る子でしたのね」

めぐむ「とはいえ録画撮りだめしてる関係上たまに寝過ごしちゃうけどね。

こればかりは仕方がない。というわけでー今日のお便りはこちら!」

まぐら『宇宙進出と地下進出はどちらが良いか』

めぐむ「私としては、人類のみんなも無限の宇宙を目指してほしいね。

地下は有限だからね」

まぐら「そうですの? でも、たしかにマントルは高温ですものね。

流石に人間文明の適応力でも、あの高温に耐えるのは難しいですわー」

めぐむ「だから、頑張って宇宙世紀を目指そー! 

それまでにめぐちゃんも羽化目指すわ。ちなみにいま第三形態ぐらいだよん」

まぐら「楽しみですわぁ……ちなみに第何形態ぐらいまでいくと宇宙へ?」

めぐむ「うーん、第108形態まであるらしい」

まぐら「そ、それは……大変な道のりですわねぇ……」


◇まぐめぐラジオが人気番組となった!◇




◇ユニークイベント(千子をプロデュースして派遣)

??「俺はさすらいの通行人Aですが何か?

ハードボイルドはクールに英字新聞を読むぜ。英字新聞読めねえけどな。

ふいぃーなになに、今日のスポーツ新聞の一面……こっこれはっ!?!?」


【特級呪物系戦国アイドル:ムラマサ現る!】


??「真田様なにやってんだ!?!?!?!?」


◇

千子「うぇーいみんなみてるぅ~? 拙者の事、好きになっちゃってもい・い・よ?」

オタクくん達の群れ「「「「「さ・な・だ! さ・な・だ!」」」」」

??「ほ、本物だ……血迷ったのか!? あの鬼教官の真田様が……

……ん、あの舞台袖にいるのは……」

のなめ「千子ちゃん!いぇいぇいぇいぇい! さ・な・だ!」

千子「ちゅ!」(投げキッス)

のなめ「きゃーーーーっ! ずっきゅーんなんだよぉ!

かわいいよぉ千子ちゃんっ! いよっ、戦国一のアイドルぅっ!」

??「……なんか安心したと同時にどっと疲れた。

気づかれない内にクールに去るぜ……」

千子「次に千子が歌う曲は……ある人に捧げる歌。【愛・おぼえていますか】」

??「……も、もうちょっとだけ聞いていこう……」

千子『おぼえていますか、目があったとき』

??「まさか平和な悪魔村に屈強な戦武者がやって来るなんて……」

千子『おぼえていますか、手と手が触れ合ったとき』

??「……

っと、しんみりしてないでそろそろマジで去ろう、バレると面倒くさいし」


◇翌日の朝刊


【大人気アイドルに彼氏疑惑!? 炎上・謝罪会見・Pとの関係】


??「炎上してるーーーーーー!?!?!?!?」




◇天夢をプロデュース→【ろいやる♡もんすたぁ】

天夢「わしかわいいじゃろ♡わし♡」

のなめ「きゃーーーーーかわいいよぉ! 最高だよぉ!

天夢ちゃん最強! さいかわっ! 人気投票一位狙えたヒロインっ!」

天夢「わしが登場した直後に人気投票あったら実際わし一位よな?

まあ今も負ける気はせぬがな、フンッ!」

千子「動きがとろい」

紫鸞「魅力がたりない」

杏「歌ヘッタクソ」

天夢「な。なんじゃとっ!?」

千子「そんなんでトップアイドル狙えるわけねーでござるが?

は? アイドル舐めてらっしゃる? あ? この新人が良い気になりやがってよぉ」

紫鸞「見た目の良さだけで勝てるほどトップアイドルはぬるくないぞい?

こればかりは念仏唱えようがスペカカットインドッキリバナナハンドでも無理ぞい?」

杏「音程がこない。歌謡曲ってしってます?まず楽譜読めてます?

これだから短歌の時代に置いてけぼりにされた老人は……」

天夢「ぐぬぬぬ!! かならず、必ずっ!トップアイドルになってやるぞっ!」

のなめ「わたしは天夢ちゃんのこと、最初から最後まで応援たっぷりだよっ!!」



◇せきとをプロデュース→【24時間踊れます】

せきと「みんなー! 今日は24時間耐久ライブに来てくれてありがとう!」

のなめ「うおおおおお!!せきとちゃんは最強のアイドルだよおおおお!!!」

オタクくん「「「うおおおおおお!!!」」」


◇24時間後◇

せきと「今日はみんな来てくれてありがとう! 最後の締めは~……」

――――つわものどもがゆめのあと―――――

せきと「あ、あれ?」

のなめ「せきとちゃんの……体力にだれもついてこられないよう……ガクッ」

◇ユニークイベント:たくさんの子をプロデュースした

時は少し遡る。


命廟「……ということで、貴方の大ファンの女の子のために、遠征、

していただけませんか?」

リコ「やる」

杏「あらっ、そんなあっさり……いいの?」

リコ「……元天満天国の住民、あれからすごい増えた。

なんか地球の領土じゃ足りないから、宇宙進出派と地下進出派でもめてるの。

……こっちの世界に、移住するって選択肢。……いいと、おもわない?

私のファンには、つらい思いをしてほしく、ない」

命廟「……人口爆発か、考えていなかったわけではありませんが……

えっと、私がいなくなってからあちらはどれだけの年数が経ちました?」

リコ「んー……500年かな、録画が5周はした、はず」

杏「え、そんなにっ?」

命廟「……いやはや、このメイキュウは時間感覚がおかしくなるわけだ……

とりあえず、リコのファンを優先的にこちらの世界に移住させましょう。

少し不便ですが……快適な生活を提供することは、この禍原命廟の名にかけてお約束します」

リコ「おねがい」


◇

命廟「ファンだけで領土の71が埋まってしまった」

杏「元国民的アイドルとはいえ流石にすごいね、衰えてないねぇ」

命廟「というか、普通に……これはその、なんだか波乱の予感がします」

杏「でもでも、これから楽しくなりそう。

のなめちゃんも、元気になってくれそうだし……

それに、禍公様もうずうずが隠せてないですよ?」

命廟「……ふふ、バレちゃいました?」

杏「私には何でもお見通し、です!」


~その後、リコを信仰するファン達による大規模デモが発生し、現在に至る~


◇メインストーリーへ:勢力拮抗状態

のなめ「なんとか36:36まで持ち直せたね!」

命廟「おめでとうございます。これでしばらくは、新規アイドルの育成なども不要になり、

のなめさんの力がなくとも勢力拮抗状態を維持できるようになりました。

……非常に心苦しいのですが。本当は、私……貴方の旅についていきたいのですが。

のなめさんには、上の世界を冒険して欲しい、そう思っています。

ですので、ここは貴方の友、命廟さんにお任せしてどうか……旅立って、いただけませんか?

たまにでも、顔を出してくれたら嬉しいです」

のなめ「えっ……でも、でも……」

無名異「貴方の母として、貴方が治めるこの世界は素晴らしい国であると保証する。

……でも、私は、貴方に様々な世界を見て欲しい。上の世界は、また異なる世界なのだ。

そこで貴方が何を思ったか……何を思い、何を理想とするのか。

それこそが、貴方の父親と、本当の母親を取り戻す唯一の鍵になると信じている」

千子「主殿。拙者は、この国をちゃんと治めるでござる。

だから、その、また前みたいな、素敵な旅人の主殿に戻って欲しいでござる!」

のなめ「……う、でも、でも……

私が、旅をしたから……みんな、死んじゃったんだよ?

私が、旅をして、……思い出をあげたから、死んじゃったんだよ?」

フーマ「確かに、貴方の思い出がある悪魔を変えてしまった。

その悪魔は意地悪なやつで、よりにもよって最も貴方の傷になる方法で魂を捧げた。

――――悪魔の名はバルバトス。過去と未来を見通し、友情の回復を司る者。

きっと、悪魔は貴方にずっと覚えていて欲しいかったのだろう。

貴方という友に、遠い未来まで……ずっと。酷い悪魔だが、それは奴なりの友情なのだ」

のなめ「……いじわる、いじわるだよぅ……

忘れられなくて、ずっと、涙が止まんないの。ほんとは毎日、ぐしゃぐしゃ泣いてる。

今も、気を抜いたらつらくてつらくて、鼻水いっぱいでるの……」

フーマ「我々は、外から来た部外者だ。故に永遠の命を迷宮の神より保証されている。

……のなめ。貴方はこの迷宮の地に足をつけて生きるもの。

いずれ外へ旅立つために、だからこそ。

迷宮の中の人類とも、これからも友となってほしい。

そして、彼らを魂に刻み込むこと。貴方の魂を構成する一部とすること。

――――これこそが、我が父ソロモンが残した魔宝の全てであり、

フーマが扱う召喚術の正体だ」

千子「拙者もね。ご主人さまと、素敵な十勇士のこと、ずっと魂で覚えてる。

だから……何時でも呼んだら来てくれる。覚えているから、そばにいてくれる。

死別は終わりではなく、悲しみでもなく、永遠に貴方の心の側に在るための儀式」

紫鸞「案外呼んでみると来てくれるかもしれんぞい?

恋の力は……いや、愛の力は己のみならず、相手すらも変えてしまう一つの奇跡。

それに。悪魔という種族はわりと契約にうるさい。

のなめ。貴方はすでに契約を――――交わしているよ」

無名異「……私の亡き友も。呼びかけに……応えてくれた。

だから、大丈夫」

のなめ「……ほんとに、きて、くれるかな? 私、魔力へっぽこだし、

ぜんぜん素敵な女の子じゃないし。面白い、抱腹絶倒のげーむ。教えられない。

でも――――でも、でも。信じていいの? 

信じたいことだけ、信じるのは悪い子、だよ」

フーマ「悪い子の呼びかけに応えてくれるのは、それこそ悪魔がふさわしい。

フーマの手を握ってくれ。それだけでいい。それだけで、フーマは――――

我が友を喚ぶことが出来るから」

フーマちゃんの、ちっちゃな手を片手でにぎる。もう片方の手は、だれとも繋がない。


私達はとっても悪い子だ。多分天夢ちゃんがこの場にいたら、

強欲とか。欲張りとか。死者の安寧がどうとか言うけれど。

でも、私は世界を2つも壊したとっても悪い子だから。


――――だから、もう一度、貴方に会いたい。


『死後に未知の世界へ旅立てる。そういう契約ですからね。

だから、連れていってください。いつまでも側に居ますよ』


両手で、友達のぬくもりを感じるよ。だから、次の世界に、旅立とう!


□新しき契約が遂行されました。/スキル獲得:わたしの悪魔召喚



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