【書きかけ】グラブル:ヴァジラ皮モノ
Added 2019-07-25 04:17:25 +0000 UTC「鍛錬?」 大きな荷物を背負った十二神将の犬神宮の主の一人、ヴァジラにその荷物の理由を聞いた答えだった。 「うむ!ちょっと今日は特製でな!特別に拵えて貰ったんだ!」 わくわくと尻尾を振り、荷物を解くヴァジラ。その中にあった物は――ヴァジラと同じ服、同じ毛色、同じ顔の形をした皮、いやスキンと呼ぶべきモノか。 「ふふふ、これを着ると団長もわしになってしまうみたいぞ!ま、着てもガルやわしは鼻でニセモノとわかってしまうけどな!」 はははと笑い飛ばす陽気な闘神。見た目は肉を抜かれた少女みたいで少し気味が悪いが……スキンといえばスキンなのだろう。皮という名の。 「で、でもそれで何を鍛錬するんだ?」 「これを着てわしと鍛錬してほしいんだ!自分に勝たなければ強くなれぬと聞いたからな!」 敵を知り己を知れば百戦殆うからず。確かに一理はある。あるのだが……問題はやはりその『わし』になるということだ。 「これを……僕が?」 手に取ると皮膚や服まで、そのものの肌触り。誰が作ったのかは少し心当たりがあるが……逆に心当たりがある故に安心もできるのだが。吊り下げると魂のない彼女みたいであるが、何事も挑戦だ。僕は意を決して背中にあった入口を開いた。 「ま、まぁ一回なら……」 「ありがとう団長!」 入り口をのぞけば吸い込まれそうなぐらいに暗闇。犬のにおいも人のにおいも感じない無味無臭が少しの恐怖を催す。皮と体格は違うが収まるように設計されているらしい。仲間を信じて顔からぐわりと被ると、皮が途端に顔にぐぐっと密着し、顔を自動的に痛みもなく整形する。 「うおっ!?」 口から出る驚きの言葉は団長のものではなく、少女――ヴァジラの言葉以外他ならぬモノだった。顔をむにっとつねると皮ごと中の肉もむにっとつねられ、耳を触れば頭頂部に触られてる感覚がダイレクトに伝わってくる。 「す、凄いなこれ……」 顔だけヴァジラじゃ少し気持ちが悪い。残りの身体も皮の中に。右腕は右腕へ、左腕は左腕へ。腰を入れればがくんと視線は落ち、少女の腕が己の腕へと変わり果てる。胸には双丘がむにゃりと現れる。それを試しに少女になった手でむにゃっと触ればおぅっと少女の声が震え上がるほど感じる。そのままぺたりと張り付いた下を見ればそこに興奮したら勃つものもなく、そこには黒タイツとすぺんとつるつるとした下腹部。身体にまとった巫女服は見るのはさほど新鮮ではないが、着るには新鮮だ。お尻はむにゃりとガルに跨がるに丁度良いもっちりとした肉つきになり、背中をとじれば少女の背中へと代わり……完全にヴァジラを着終わった僕を見てヴァジラは耳をパタパタしてはしゃいだ。 「おぉ!これは凄いな!さて団長、わしと今日の鍛錬よろしくな!」 にやりと笑い、竹刀を構えるするヴァジラ。 「ちょ、ちょっとまって、まだ体に慣れてな――」 「よしいくぞー!」 ――結果から言えばボロ負けだった。 股間についておらず、かつ黒タイツで隠されるべき場所が最低限になっているのでどうしても雑念で集中が途切れてしまう。そしてこのヒール。どうやってこの前に居る少女は履きこなしているんだ。こんなに高いブーツでは歩くこともままならない。少しの膨らみがある胸、視点。何もかもが不利だった。 「これは少し失敗だったんじゃ……」 「いやいや、自分の間合いなどがよくわかって鍛錬になった!ありがとう団長!」 息を切らし、赤い顔でお互い疲れ切っている。あとは脱ぐだけだ、と思った時、不意にぎゅっと手が掴まれた。 「ね、団長、もう一つお願いがあるんだけど良いかな?」 何かがおかしい。火照った顔を見る度に隠れているモノがグンっと皮の中で勃ちあがる。耳をぱたぱたさせて、黒タイツと黒タイツを絡め擦り合わせる。