最初にお断りですが、これは出版社をおとしめる記事ではありません!
一人でも多くの作家さんがご自身のオリジナル作品を多くの方に読んでいただき、日々の創作活動を充実したものとして欲しいという思いから書いています。
まずはわたくしの作品から説明で恐縮ですが!
わたくしが今web発で描いている「不愛想なカフェ店員に恋する話」
こちらは以前描いていた「カフェちゃんとブレークタイム」
という作品のキャラクターを日常物語に流用したものです。
この「カフェちゃんとブレークタイム」も自身のweb発の作品で、
最初は相手にされなかったのですが、次にくるマンガ大賞にランクインしてから商業出版のお話をいただき、そのまま書籍化されたものです。
しかし販売数が伸びなかったため3巻で打ち切りとなりました。
その後も個人で描き続けましたが、1~3巻の本が無いこともあり(当時は電子書籍がそれほど盛り上がっていませんでしたし)思うように展開出来ませんでした。
新刊を出すタイミングでキャンペーンも出来ないし、試し読みをして欲しいのにそれが出来ない。正直何も出来ませんでした。
なんとかならないかと出版社に相談しましたが、当たり前ですが終わった作品に取り合う程企業は暇ではありませんので何も出来ません。そのため出版権を返してもらおうとしました。
しかし当時の担当さんも不在で、対応はとても遅く、打ち合わせもしてくれず半年ほどかかってやっと権利が返却されました。
これを聞いてもわかる通りですが、出版社は今の連載が忙しいので終わった作品に構っている暇はありません。これはディスっている訳ではなく会社であれば当然のことなのです。
だからこそ自身発のwebマンガを出版社に預けておく意味は、作家にはあまり有益とは言えないと考えます。
※キャラ原案物語原案も自分自身であり、制作に出版社が関わっていないためです。
返却していただいてから電子書籍の会社から声をかけていただきました。
再編集した「カフェちゃんとブレークタイム」を電子書籍で出しませんか?という申し出です。自分でも電子書籍化は行えるのですが、電子書籍を手掛ける会社に委託すると、より多くのサイトに展開することが出来るので、より多く読者の目にとまることが出来ます。
しかもサイトによって得意不得意があり、自分の絵柄、話にあったところではより多くの売り上げを出すことが出来ます。
しかも定期的にキャンペーンをやって下さるので、読んでいただける機会がグンと増えます。何もしないと売り上げが動くことはほとんど無いのです。
先日「不愛想なカフェ店員に恋する話」をBOOK☆WALKER様で電子書籍で出したところ
このように「カフェちゃんとブレークタイム」が日間2位になりました。
同じ作家が描いたものは新刊を出したタイミングで少なからず注目されます。
その時に過去作がキャンペーンで押し出せないのは勿体ないの一言です。
わたくしが委託をお願いしている電子書籍の会社は
No9という会社で
https://no9.co.jp/top
こちらは契約段階で疑問があった時も一つ一つ丁寧に説明してくれました。
「これが出来なければ契約は出来ません」などのような上から目線は一切ありませんでした。
※作家を下に見る人がクリエイター業界には少なからず居ます。
作品は商品であるが故に時に雑な扱いをされることが多々あります。
その度に作家が泣き寝入りしてきたところを何度も見ています。
最悪「売れないのはお前の作品が悪い」という人まで居ます。もちろんそんな人ばかりでは無いのですが、そんな心無い人のために作家が精神をすり減らして犠牲になるのを見たくありません。
自分のオリジナル作品を出す場は必ず存在します。これからの電子書籍を出版社と盛り上げるためにも自分の作品を一番大事にしてくれる場で展開するのが良いと考えます。
繰り返し言いますが、これは出版社をディスる訳ではなく、現状をしっかり把握することで作家の方達に元気になってもらいたいために書いています。出版社の方も大変なのです。我々作家は自分の作品のためには命をかけますが、出版社の方は会社のために働きます。その差で衝突が生じてお互いに精神をすり減らしてしまうことはありません。
わたくしの作品「フーリッシュ!」という商業漫画は1巻で終わってしまった作品ですが、担当編集さんとはなんのいざこざも無く終わりました。何故なら最初から最後まで担当さんは作品に向き合って下さったからです。
お互いに意見を出し合って決めた内容でスタートし、伸びませんでした。
しかしお互いにそれを受け止め、お互いにこれで最後まで行こう、と走り切りました。最後まで責任を持ってくれたのです。
たったそれだけなのですが、これが中々出来ません。途中うまくいかないと
「この作品が悪いからでは?」とポッと出てしまうのです。
この作品を描いているのは作家ですが、この作品で行くと決めるのは担当した方です。
二人に責任があり、作品の責任を放棄するような発言は衝突に繋がります。
※もちろん描いている作家に責任があることは間違いありません。
一つの作品に責任を持ち完走するのはとても大変なことです。
作家が自分の居場所を見つけられるような、安心して作品作りが出来る環境作りが大切だと、ワイトもそう思います。
もちろん出版社が自分の居場所、という作家さんには特に必要のない話です。
それを否定している訳ではありません。多くの需要があり本を出せば売れるという状態は非常に素晴らしいものです。ですがだからと言ってそうではない作家をないがしろにして良い訳ではないのでこの記事を書いています。
わたくしは去年鬱をやった中でこのようにやってこれたのは、カフェちゃんとブレークタイムの権利が全て手元にあったからだと思います。鬱の状態だと全てが敵に見えてしまうので無用な衝突を産みます。
現在進行形で鬱の方がいらっしゃったら、あなたの居場所は必ず存在する、今の居場所は「今は」投げ出しても構わない、と声をかけたいです。
ポルリン☕
2021-05-19 15:33:29 +0000 UTC彩雲@元GC8乗り
2021-05-19 14:35:15 +0000 UTCポルリン☕
2021-05-18 17:11:07 +0000 UTC<牙と鎖>
2021-05-18 17:00:20 +0000 UTC