行き先は神戸。神戸にはかつて暮らした外国人たちの居宅や商館がたくさんあります。北野異人館街が有名ですね。
洋館を舞台に女の子を描きたいなーと常々思ってるのでその一環として行きました。
撮った写真は資料になるし、なにより異人館街という地域の雰囲気と各館の知識が得られたので良い取材でした。本記事はそこで見た建物の一部紹介、得た知識の紹介です。
こちらがあらかじめチェックしておいた洋館の所在マップ。すさまじい数です。これでも有名な建物だけなので歩いてる最中に「あ、ここもだ」なんてことがしょっちゅうありました。
これらのうち、見学施設として内部公開されてるものは10軒余りで、残りは商業施設、外観のみ公開、私邸、廃墟など、形態は様々です。
印象に残った建物を紹介します。
左上、風見鶏の館。北野異人館街のランドマーク的な洋館。赤レンガと尖塔が特徴的で、現存する神戸の異人館の中でも独特な見た目です。
右上、うろこの家。こちらも北野異人館街のランドマーク。外壁に丸いスレートを貼っていてそれがうろこのようなのでうろこの家です。
風見鶏の館とうろこの家はFate/stay nightで遠坂家のモデルになっているらしく、ギャラリーにアニメパネルが飾ってありました。
左下、旧ハンター住宅。南向きのベランダの窓枠が美しいです。動物園の園内に移築されていて、元の所在地の北野からは少し離れています。
右下、英国館。1階は英国を感じる家具の展示、2階はシャーロックホームズを意識した内装が施されていて、庭にはバラが咲き誇っています。
これら4館はすべて内部まで公開されている異人館です※旧ハンター住宅だけ期間限定。みな綺麗な状態で展示も工夫されているため見ごたえがありますが、神戸に建てられた異人館のなかでは少し特殊な見た目をしています。
もっともオーソドックスだと感じたのがこちら。
みなと異人館。遺憾ながらど逆光です。本来はベランダが南向きだったと思うのですが公園に移築された現在は北西を向いていて、その先には神戸の港町があります。内部は現在一般公開されていませんがベランダからの眺めが良いらしく、おそらくそのための方角なのでしょう。
さて具体的にどのあたりがオーソドックスなのかというと、これらの要素が共通して見られます。ご覧の通り。
各住宅の差異を作るのは塗装の色、ベイウインドウの配置、ベランダの広さや間取りなどです。また柱や屋根のデザインでも印象が変わりますね。自分で創作する際はこれらを足掛かりにすれば良さそうです。
なお本来のベランダは左下のように開け放たれていました。しかし日本の冬の寒さに対応するために窓がつけられた形が基本となりました。ベランダというよりもサンルームですね。
洋館全般の話に戻ります。
美少女系イラストの背景モチーフはこれらの洋館や別荘、もしくは洋館の要素を抽出した撮影スタジオ(アイドル、Jr.アイドル向け)がイメージ元になっている場合が多いです。
非日常感、憧れ感、"先へは進めない、けど進みたい"感、美少女に我々が抱く渇望と同じイメージを持つことが出来るのがこれら洋館だったのだと思います。
果たして今も同じように感じられるのかどうか、、、僕は当然感じます。素敵な家々ですし、若干の威厳を感じるのも含めて好きです。けど他の人はもしかしたらそうでもないかもしれない。なのでその魅力が改めて伝わるようなイラストを描くことも、今後の課題としたいと思います。