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おふとん@布団(ぬのだん)
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【限定】注文の多い・・・【文字だけ】

「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」


二人は戸を押して、なかへ入りました。そこはすぐ廊下になっていました。その硝子戸の裏側には、金文字でこうなっていました。


「ことに体が柔らかい方や、お若い方は、大歓迎いたします」


ずんずん廊下を進んで行きますと、こんどは水いろのペンキ塗りの扉がありました。


 そして二人はその扉をあけようとしますと、上に黄いろな字でこう書いてありました。


「当軒は注文の多い・・・ですからどうかそこはご承知ください」


「注文はずいぶん多いでしょうがどうか一々こらえて下さい。」


 ところがどうもうるさいことは、また扉が一つありました。そしてそのわきに鏡がかかって、その下には長い柄のついたブラシが置いてあったのです。

 扉には赤い字で、


「お客さまがた、ここで髪をきちんとして、それからはきもの

 の泥を落してください。」


と書いてありました。


そこで二人は、きれいに髪をけずって、靴の泥を落しました。

 そしたら、どうです。ブラシを板の上に置くや否や、そいつがぼうっとかすんで無くなって、風がどうっと室の中に入ってきました。

 二人はびっくりして、互によりそって、扉をがたんと開けて、次の室へ入って行きました。

 扉の内側に、また変なことが書いてありました。


「お持ちの電話と鋭利なものをここへ置いてください。」


見るとすぐ横に黒い台がありました。

 二人はスマホを取り出し、糸切りハサミなどを台の上に置きました。

 また黒い扉がありました。


「どうか帽子と外套と靴をおとり下さい。」


 二人は帽子とコートを釘にかけ、靴をぬいでパタパタあるいて扉の中にはいりました。

 扉の裏側には、


「ヘアピン、筆記用具、手鏡、財布、その他金物類、

 ことに尖ったものは、みんなここに置いてください」


と書いてありました。扉のすぐ横には黒塗りの立派な金庫も、ちゃんと口を開けて置いてありました。鍵まで添えてあったのです。


二人はヘアピンをはずしたり、ペンケースや化粧道具、財布を取り出し、みんな金庫のなかに入れて、ぱちんと錠をかけました。

 すこし行きますとまた扉があって、その前に硝子の壺が一つありました。扉には斯書いてありました。


「壺のなかのテープを口や手足にすっかり巻き付けてください。」

っていうやつ描きたい_(:3」∠)_<描けよ




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