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⑦弱オスのぼくに女の子のイジメ方を実演して自信をつけてくれる爆乳ツンデレ幼馴染 第3章 専属おまんこペット猥褻ビデオ撮影 ~自己紹介編~ 《12000字》

 スマホの画面をタッチすると、ピコン、という電子音が録画モードの開始を告げる。聞きかじった知識によれば、こうしてシャッターが鳴るのは、プライバシーの保護を目的として通信事業者が示し合わせて設定した、日本のスマホならではの機能らしい。つまり、この電子音は時と場合によっちゃ「今からあなたの肖像権を侵しますよ」と通告するアラートの役割を果たすわけだ。扉のすぐ向こうにいる彼女にも当然聞こえている。もし被写体にされることに同意しないのであれば、権利の侵害を正当に主張すればいい。しかし、聞こえていて訴えないならば、それは“犯”される扱いに同意したとみなされるべきだろう。  内開きのドアノブをガチャリ、と捻る。目線の高さで構えているスマホのカメラがまずは部屋の全容を映した。収納付きベッド、デスク、引き出しチェスト、姿見、床に敷かれたラグまで、インテリアは白で統一されており、まるで展示場のモデルルームだ。人が住んでいるにしては、整然とされ過ぎていてノイズが少ない。そんな中で部屋の主の人となりが読み取れそうな本棚にクローズアップすると、古典クラシックの楽譜大全やスポーツ教本、さらには起業家の自著といった数々の実用書が映し出された。そこに混じった受験対策用の問題集や最新号のファッション雑誌が、かろうじて現役の女子高生らしさをほのめかしている。年齢と性別のヒントを踏まえて、今一度部屋全体を注視してみると、シンプルな部屋の中にもパステルピンクのペンダントランプやデスク用チェアがさりげない差し色となっていることに気づく。  決して無機質というわけではないが、実用性の高いものだけで己の暮らしを完結させてしまえる、強固な合理性を有した女――というのが、部屋そのものが物語る主人像だ。  だからそんな部屋の床で、ひとりの女が知性と理性を擲ったコスプレ姿で恭しく三つ指をついている様子はひどく場違いな絵面になっていた。 「お帰りなさいませ、ご主人様」 「おぉぉ……♡ 迫力えぐ……♡」  裸である。いや、正しい意味での素っ裸ではないが、色白の背中を剥き出しにして丸まっているからそう見える。ブラジャーの締め付け痕がくっきりと赤く残っているのが、またたまらなく生々しい。普通は「帯状の太い圧痕がつくなんて下着のサイズが合っていないのではないか?」と訝しむところだろうが、改めて説明する必要はない。胴と膝のあいだで圧し潰されてむにゅむにゅとはみ出しているモノが、有無を言わせない答えを有している。  彼女が女であることを運命づけている実り——つまりは、乳である。すらりとした長躯の美的印象を損なわない限界ぎりぎりまで膨らんだこの規格外な爆乳は、エリカの背中に四六時中爆乳用ブラジャーの痕跡を刻んだり、視界を遮って手元の作業を手間取らせたり、そして、今、お出迎えの姿勢が持つ厳かな慇懃さを損なわせている。膝の上にだっぷりと乗っかっている丸々としたバストが身体の二つ折りを阻み、そのせいで礼が浅い印象を与えているのだ。  それが真実かどうかは検証しようがないものの、そこはさして重要ではない……というか、むしろ明らかにしない方がいいのかもしれない。強固な合理性を抱えているエリカが、悪趣味な辱めを諾して呑み込まざるをえない立場にある姿を映した方がきっと画的にも映える。  そう思って、僕はわざとエリカの羞恥心を突く台詞を投げかけることにした。 「てか、お前身体畳めてなくね……?」 「ふんっ♡ お行儀の悪い、デカ乳ホルスタイン女で悪かったねッ!♡ 仕方ないじゃない、110㎝のLカップもあるんだからっ♡ こんな爆乳ぶら下げてたら、おでこ地べたにつくわけないでしょッ!♡」 「えっ……お、おう……♡」  前言撤回。垣間見せた従順さはあっという間に霧散し、自暴自棄めいた半ギレ剣幕で開き直ってしまった。睨むような目つきや態度の刺々しさは依然としてあるのに、己を貶してオス様を敬う言葉――男尊女卑謙譲語——を流暢に使いこなしている。  彼女は知悉しているのだ。毎日毎秒猛烈に肩がこるだとか着られる服が限られるだとか、過剰発達した身体に悩まされている女の子は、その際に芽生えた羞恥心や煩わしさといったコンプレックスまで全部ひっくるめて、男たちのギラついた性欲の対象にされてしまうことを。ならば、「私はエロメスです」という看板を無理やり背負わされる弱弱しさではなく、やけっぱちで引き受けて気丈さを保とうとする強がりを選んだのだろう。  「個撮AVっぽいの、撮るわよ」とだけ伝えられていた僕は、大人しくコスプレ衣装に身を包んで正座する姿に相応しい態度を取り繕うとばかり思っていたので、いきなり威勢のいいエロメス宣言を喰らって呆気に取られてしまった。 「あっ……♡ ~~ッッ……♡♡ とにかくっ、じ、自己紹介するからッ……♡♡」  しかし、言い放ったエリカ本人も、僕が構えているスマホを直視した瞬間、カメラが回っている前でとんでもない発言をしてしまった実感が遅れてやってきたのか、喉に言葉を詰まらせた。そして、それを誤魔化すかのような、あるいは足を竦ませる羞恥心を叱咤するかのようなデカい声を出すと、伏せていた上半身をゆっくりと起こした。 「やば……えっろ……♡」 「ッッ……♡♡」  高校生らしからぬグラマラスな肢体がカメラの前へと曝け出される――。  その身体は白黒の斑模様によって飾り付けられている。デフォルメされた角つきカチューシャに始まり、上下の水着、肘から先を覆うロンググローブ、むちむちした長い脚を際立たせるニーソックスに至るまで全て牛柄。これは動画の撮影にあたって「女の子の尊厳をおもいっきり破壊するようなヤツにしなさいよね」とのエリカの要望を汲んで、ついさっき某激安の総合ディスカウントストアにて購入したコスプレ衣装だった。若い男女の有り余った性欲と悪ノリにまかせた購買意欲のみをあてにした、おそらく最も低俗な販売会議を経て売り出された商品のひとつ。撮影場所である真面目一辺倒な部屋との対比と、長大な乳を揶揄う意図を込めて選んだが、大正解だった。  男の性欲とはつくづく悪趣味だと思うけれど、大きなおっぱいがコンプレックスの女の子に無理やり着せる牛コスは、所有者たる人間が畜産動物の在り方を定めるように、その女が持つ内面的な個性や意思は完全に度外視して母乳をびゅーびゅー噴き出す運命を押し付けている征服感を強く感じてめちゃくちゃに興奮する……。 「すげぇ似合ってる……」 「似合うと思ったからこれにしたんでしょっ……♡ 別にっ………………ありがと……♡」 「…………」  「別に嬉しくないわよ」と言いかけて、そっぽを向いて独りごちる声まで拾ってしまったおかげで、僕は言いようもない衝動を苦心して抑え込む羽目になってしまった。  は?何だこいつドスケベ牛コス褒められてまんざらでもない反応してんじゃんねぇめちゃくちゃに意地悪すんぞコラかわいすぎんだよボケ……くそ、好きだ…………。  咳ばらいをひとつ。改めて居住まいを正したエリカは、カメラに向かって自分が一体何者であるかを訥々と語り始める。 「はーーっ……ふーーーっ……♡ ご主人様のおチンポ様と、結婚したっ……デカ乳おまんこペットの、城屋敷エリカよっ……♡ 平成〇〇年9月14日生まれの、17歳でっ……身長は179㎝……体重は……っ……な…………78㎏っ………♡」 「うぉ、僕より重たい」 「~~ッッ……!!♡♡」  仕返しの気持ちを込めて言葉に詰まった部分に目敏く反応すると、今度こそ期待したとおりに、赤らんでいた顔がさらにかぁっと紅潮した。  一応訂正しておくと、上背180㎝の体重78㎏ならすこぶる適正体重の範囲内である。いくらそうと分かっていても、コンプレックスが結実した数字を揶揄われるなんてのは、女子としては看過しかねる扱いなんだろう。「乳もお尻もデカいんだから仕方ないでしょッ♡」とかいった機転が利いた切り返しが咄嗟にできなかったあたり、彼女が心の底からエロメスである己を受け入れられていないことは一目瞭然だった。 「ふーッ……♡ ふーーッッ……♡♡ はぁーッ……ふぅーーッ……♡ ……スリーサイズは……110‐58‐96で、カップはLっ……♡ 小5ぐらいから過剰に膨らみ始めてっ……中3で、もうHカップはあったと思うっ……♡ このバカでかい乳がほんっとうにうざったくてっ……いつも、オスどもに狙われてる気がして、笑われてる気がしてッ……だから、こんな面倒な性格になったのはぜったいコレのせいよッ……♡」  鎖骨のあたりから牛柄水着の肩ひもに差し込んだ親指が、“コレ”を上下させてみせる。ほんの少し振動を与えてやるだけで、既製品のブラから乳肉はみ出しまくりの三桁バストがダイナミックに弾んだ。普通はおっぱいの谷間が浅くなったり深くなったりするのだろうけれど、エリカの場合はいくら揺らしてもみちみちに詰まった乳肉が谷間を保ち続けている。代わりに、一抱えもある爆乳を吊る肩紐が親指の腹にぎりぎりと食い込んでいて、途方もない重量感が伝わってくる。 「ちなみに、乳首の位置はココ。……見てなさいっ♡」  両方の人差し指が、それとなく膨らんでいる牛柄ビキニの一部を指す。ただ白黒のコスプレではイマイチ陰影がはっきりせず、確信には至らない。  エリカはそのシルエットもどきを、カリカリっ……♡っと引っ掻き始めた。 「んっ♡ ……んっ……♡」  逆八の字に怒らせた眉がピクピクと動く。引き結んだままのへの字の唇が、ぷるぷると震える。押し殺そうとして、押し殺しきれなかった反応が表出する時特有の生々しさが滲み出ている。 「っ……これ、誰が見てるかわからない、けどっ……♡ 今見てる、そこのあんたっ……♡ 自分の親指をっ……まじまじと見なさい……♡ んっ……♡ 見た? ちょっと見なさいってばッ♡ 私が自分の乳首カリカリしてるシーンなんて、あとで巻き戻して見ればいいんだからッ……♡ ……見た? そう、なら、ドスケベカミングアウトするから、よく聞いてっ……♡ 男の人の親指の……先端から第一関節あたりまでが……だいたい、私の乳首の大きさっ……♡」 「うわ、でか……。そんなデカ乳首じゃ赤ちゃんが吸えないだろ」 「で、でかくないッ!♡ バランス考えたら全っ然変じゃないしッ、赤ちゃん吸えるッ!!♡♡ 吸えるったらッ……!!♡♡ ふーーッッ……♡♡ ふーーッッ……!!♡♡」  声を荒げるのに伴って、乳頭カリカリも勢いづく。最初は掘り起こすような形で人差し指を使っていたのに、今や、寝かせた中指で往きも帰りも弾きまわしている。弄り方が妙に手慣れているうえに、ちょうど羞恥心で心をかき乱されたに切り替わった状況証拠まで併せれば、彼女が普段から精神的な辱めをオナニーのオカズにしているマゾな部分まで浮き彫りになっていた。 「授乳できるッ、できるわよッ……♡ そうじゃなきゃオカシイでしょぉッ……!!♡ せっかくミルク出ても吸ってもらえないなんて、ホルスタインすら失格じゃないッ……♡ 男をムラムラさせるしか役割がない乳になっちゃうじゃないっ……!♡ ん゛に゛にぃぃ~~ッッ……♡♡ はーーッ、はーーッ……!♡ ……ねぇ、もし本当にそうなったら、あん——ご主人様が吸ってよねッ……♡♡ ペットの面倒はっ、飼い主が見るもんでしょッ……♡♡ ふーッ、ふーーッ……!♡ 責任取れっ♡♡ 責任取って吸いなさいよッ……!!♡♡ ふーーッ……!♡ ふぅーーーッッ……!!♡♡ ……ほら、乳首勃ったわよっ♡」  おっぱいに貼り付けて抑えた牛柄ビキニの一部を、人差し指と中指でくぱぁ……♡っと広げて開くと、ソラマメサイズのこんもりした隆起が目立った。恥ずかしさを意識の外に追い出すためか、つい声色が大きくなっている感じもヤケクソじみていて妙にエロい。 「こうやって乳首を勃たせると、頭ん中がエッチなイライラでいっぱいになんのよっ……♡ こうなるともうダメ。アクメしないと、気が済まなくなるっ……♡ だから、私の場合……オナニーは週に一日だけ、休みの日の深夜って決めてるっ……♡ 三時間ぐらい使って、大小合わせて正味二十回ぐらいかしらっ……♡ オカズにしてるシチュエーションはだいたいいつも同じ。有象無象のオスどもから向けられる不愉快な視線を、ご主人様の愛撫で上書きしてもらうヤツよっ……♡ っ……♡ 『うざったいエロ乳ジロジロ見られて恥ずかしかったよな……♡』って小馬鹿にされたり、『でも僕の赤ちゃん孕むためにそんな身体してるんだから、我慢しろよ?』って優しく諭されたり……♡ 恋愛感情を人質に取られながら、エロメスであることを受け入れさせられる展開が、お気に入りっ……♡ 最近やっと仲直りするまでは、そうやってご主人様といちゃいちゃする妄想で、寂しいさ紛らわせてたっ……♡」 「ッッ……♡ それもっと早く言えよ……♡」 「バカッ♡ 女の子がそんなこと言えるわけないでしょッッ……♡♡」 「はぁっ!?バカってお前、設定どこいったっ。僕、ご主人様じゃなかったのかよ」 「うっさいッ♡♡」  口論じみたやり取りを晒してしまったが、好きな女が自分を想ってこそこそサカっていた話のカミングアウトにじわじわと愛おしさが込み上げる。昼間に顔を合わせた時のギクシャクした空気感に感じる閉塞感や鬱憤を、お互いとも自慰行為で晴らしていたなんて思わないだろ普通。しかも、三時間使って二十回もアクメするってことは、仮にオナニーを始めるタイミングが同じだったとしても、僕がエリカの名前を呼びながらこってこての精液を搾りだした後も、そのあと賢者タイムに打ちひしがれながらスマホで動画を見ている時も、なんだか寝付けなくておもむろに週末課題に取り組み始めた時だって、そのあいだ、エリカは壁数枚隔てたこの部屋で何度も何度もオーガズムに上り詰めていたんだ。  それにしても、こいつ、半ギレなのにずっと指動かし続けてるとか、どんだけ乳首カリカリ好きなんだよ……。それとも、無理やりにでもカメラに痴態を曝そうとしてんのか? そのあたり、教えてくれないところは前のまんまだけれど不思議だ。両想いだって知ってるだけで、不思議となんでも許せてしまう。というか、僕もここ数年分のすれ違いを埋めたい気持ちが逸っているから、普通の同年代のカップルにはない過激さに乗り気なところもある。  だが、そうはいっても、エリカが床に並べたモノにはさすがに息を呑んだ。 「で、これが、オナニーの時にいつも着けてるっ……乳首の部分を切り抜いたブラと、ショーツっ……♡ それから通っている高校の、学生証っ……♡」 「はっ? え、おま、それ……」 「いいから撮りなさいってばっ……!♡」  言われるままに、カメラの倍率をぐぐーっと引き上げ、床に並んだ下着と学生証を映す。そこへ画角の外から指が入ってきて、畳んで置かれていた下着を広げてみせる。そして、生年月日、氏名、高校名、顔写真まで載った公的身分証の隣で、自分というメスがいかに猥褻であるかをプレゼンし始めた。 「バスト105、アンダーバスト70の、Kカップ。去年の7月頃に買ったヤツね……今より若干小さいけど……まだつけられる。むしろ、ちょっときつめにフィットするのが、しっかり支えられてる感じがして、これをオナブラに選んだわっ……♡」  シンプルなピンクのブラカップの一部が、アルミ缶の直径程度のサイズ感で切り抜かれている。乳首を出すにしてはいささか大きすぎるが、穴の形はまんまるな新円で彼女の気質を考慮すると、寸法をきっちり測ってくりぬいたことは想像に易い。 「やってみせた通り、乳首は簡単に勃つけど、そんな二時間も三時間も弄りっぱなしってわけにはいかないでしょっ……♡ だから、序盤はイライラを熟成させるパートっ……♡ たっぷり時間をかけて、焦らしながら乳輪をさわるっ……♡ ショーツがべっちょべちょになるまでねッ……♡ ほら、これ……っ♡ 三枚組で、2000円しないぐらいの、やっすいやつ……♡」  ショーツは水色のチェック柄で、ウエストや脚口がインゴムになっていて、へそまで包める長い丈をしている。摩擦に弱い敏感肌やお腹を冷やさないようにするデザインの意図を鑑みれば、明らかに小学校低学年をターゲット層に販売されているものであり、断じて、大人顔負けの長躯な女が足を通すものではない。 「これ、子供の頃のヤツ?」 「ちっ、ちがうに決まってんでしょっ♡ オナニーのために買ったのッ♡ よく伸びるしっ、汗とか愛液とかっ、いっぱい吸ってくれるから理にかなってるんだってばっ♡」  小学生から同じパンツを履き続けている女という汚名を晴らすため、オナニー目的で低学年用のパンツを購入したことを暴露する、恥を恥で訂正する無様な大声に、ゾクゾクっ……♡っと興奮が走る。  確かに穴あきブラに見劣りしないサイズ感だ。ちょっとキツイぐらいがいい的なことを言っていたし、ボリューミィなケツをむっちむちに締め上げてくれるのがキモチイイのかもしれない。 「見なさいよっ、変な痕ついてないっ♡ 女の子はどれだけ気を付けていても……ぉ、オリモノとか、おしっこのシミとかついちゃうものなのッ……♡ でも、これは汗と愛液しか吸ってないでしょうがっ♡」 「いや、わからん……」 「これ、こういう感じのシミっ……♡」  毎日のように夥しい数の性欲に狙われているというのに、視姦する目のひとつひとつに牽制の睨みつけを返している点から、プライドの高さもそうだが、エリカの秘めている羞恥心はとてつもなく鋭敏であることが窺い知れる。なのに、オナニー用パンツを裏返して、クロッチの部分を指で指し示しながら、乙女のトップシークレットを晒しものにしてゆく。  こっそりとカメラの角度を変えてみると、全身色白な中で異様に紅潮している表情が映った。しかも、くぼんだ鎖骨には首を伝って流れ落ちた汗がわだかまっており、谷間にさしかかる部分も水滴が浮かんでてらてら光っている。陸上選手は汗をかきにくくなるらしいし、この発汗は精神的な興奮状態から生じたものであり、つまりは、恥じらいが目に見える形となって染み出したのだ。どうやら、自らの尊厳を凌辱している自覚はあるらしい。 「で、縦筋に沿って弄りまわすから、表っカワはほら、生地が薄くなってるっ♡ こんなの、上も下も、洗濯機に入れて回せるわけないでしょっ……♡ 家族に見られたら、死んじゃうっ……♡ だから、休みの日じゃなきゃダメなのよっ♡ 三時間がっつりオナニーして疲れてくたくたになった身体で、洗面所でこんなマヌケな下着一式手洗いしてる時は、いつも惨めすぎて頭おかしくなりそうよっ……♡♡ んっ…と、もう一回、アクメしたくなるっ……♡♡ ……で、そんなことしてる女が、この女ね。ほら、ちゃんと映してっ」  下着を指していた指が、満を持して個人情報の塊に触れる。入学当時の証明写真なので数週間前までは義務教育の庇護下にあった少女のはずなのだが、ツンと澄ました表情は大人びていて、まるでバリキャリの履歴書だ。ただ服装だけは一年生らしくきっちり上着のボタンを閉じており、見切れていてもはちきれんばかりの胸元が窺える。 「見なさいよ、この不貞腐れた顔。下心持ってる男を前にすると、警戒心がはたらいて自然とこういう顔になっちゃうのよ。まぁ、変な虫が寄り付かない予防線にはなってると思うけど……って、思い出したっ……! これ撮った時、私、男のカメラマンに制服のボタン全部閉じてって言われたのよ。しかも、やけに撮影長くって。あとで他の子に聞いたら、私だけだったって。……ったく、信じらんないっ……♡ ウブな一年生の女子を騙して、AVの宣材写真みたいなの撮るとか……クっ…ソさいってぇっ……♡♡ こんなの渡された週末はもう、狂ったように腹いせオナニーしたんじゃないかしらねっ、もう覚えてないけどっ!」  色々と指摘してやりたい気持ちをぐっと堪えて我慢する。羞恥心と強く紐づいた記憶が強烈に焼き付いているエリカが堰を切ったように話し始めた時は、チンポを喜ばせてくれる話が次から次へと出てくる。しかも、話している最中にその時の怒りや恥じらいを思い出すのか、口調もやや乱暴になってゆく姿に不憫だと思う一方でたまらなく興奮してしまう。 「ふーーッ……♡ ふーーッッ……♡♡ ……で、裏面」 「え、おい、さすがにそれはっ……!」 「うっっっさいッ……♡♡ いいのよっ、覚悟なんだからッ……♡♡」 「ばっ、やめ」  僕の制止を押し切る形で、エリカは学生証を裏返してしまう。と、そこに記載されているのは非常時の連絡先……つまりは、本人の携帯番号や住所だ。今現在の城屋敷家の事情はあまり詳しくないが、両親の出張日程(旅程ともいう)を把握しているあたり、依然として家族仲は良好なのだろう。少なくとも、口うるさい母親を疎ましく感じている僕よりはイイはずだ。そんな僕ですら、家族を巻き込むのは一線を越えてると思うぐらいなのに——。 「これで、もうそれ、誰にも見せられない動画になったわよねっ……♡」 「ぇ、ぁ、当たり前だろっ……そんなお前、羞恥心で頭バカになっちゃったのか……?」 「ちがうっつのッ♡ もうっ、一から説明してあげなきゃわかんない? ……私は、あんたの何なのよっ……♡♡」 「え……お、幼馴染……?」 「ちがうっ♡ 今求めてる答えじゃないっ♡」 「…………恋人?」 「ッッ♡♡ その話はまたあとでするッ♡ でも、今はそうじゃなくってっ、動画の冒頭で私なんて言ったっ?」 「え、えーっと、おまんこペット?」 「そう。じゃあ、ペットにつけるものと言えば?」 「……首輪」 「そう。その動画は、目に見えない首輪なの。誰に見せるでもなくてあんただけが握っていればいい、私の人生の首輪よ。……なんか、文句ある?♡」 「やば、こいつっ……♡」  ようやく合点がいった。娯楽セックスのために女に着せるコスプレ衣装をわざわざ準備したのも、乳首を引っ掻きながらオナニー事情を告白したのも、個人情報を曝け出したのも、すべてはこの動画を絶対にばら撒かれてはいけないものにして、“首輪”の耐久性を上げるためだったのだ。撮影した動画が社会的な死をもたらすジョーカーであればあるほど、それはきつく苦しくエリカの首元にぎりぎりと食い込んで、僕たちの人生を繋ぐリードにもなるし、なんなら強オスごっこまで抜かりなく踏襲されている。  とはいえ、だ。一人の女の人生を縛り付けたという征服感を感じる一方で、僕の心の奥底ではそんなもので強制的に縛った関係で、はたして純粋に愛を育むことができるのか、という懸念もある。僕はエリカを性奴隷として一生飼い続けたいってわけじゃない。童貞だからこそ、あくまでも自由恋愛のすえに結ばれたいと強く願っている。 「いやでも、ま、なんつか、嬉しくはあるんだけどさ……」 「皆まで言わなくていい。わかってるから。言ったでしょ、覚悟でもあるって。いいわよ、教えたげる。もし、将来的にお金に困ったら、この動画編集して売りに出す……って言ったら、どうする?」 「え、はっ?」 「女子高生ブランドよ。たぶん、今の私がおそらく人生でいちばんおちんちんにとって価値がある。リベンジポルノとかうたって、個人販売サイトで売りにでも出したらそれなりのお金になるんじゃないかしら」 「いや、ダメだろ。っていうか、ヤダよ。ぜっっっっ……ったい嫌だッ!!」 「そうよね。私もこんな姿、あんた以外のオスに見られるなんて死んでもイヤ。子ども十人は産みたい気持ち。でも、ちゃんと育てられる経済状況じゃなかったら悲惨なだけ」 「は……なに? わからん、どういうこと? それでこの動画を金策にするってこと?」 「ちがう。『もしもあんたと婚姻した時点で人生の目標を達成した気になって生活に困ったら、この動画売りに出す』って自分を追い込む……まぁ、額面通りの自縄自縛みたいなもんね」 「いや、わからんわからん」 「だーかーらッ♡ たとえば、あんたが膣内射精したいとか言っちゃったらっ!私は許しちゃうでしょッ!!嬉しくてッ!!♡」  半ギレのエンジンがかかってエリカの物言いが次第にヒートアップしてゆく。この数年間、エリカの小言や正論勧告には自我を押し殺して受け流すことに慣れていたはずなのに、その忍耐力はもう失われてしまったらしい。「それ前もって教えとけよ」と思ったのを皮切りに、孕まされ願望を暴露する処女マゾ女の半ギレ剣幕を浴びせられた僕とチンポはだんだんと苛立ちが募ってゆく。 「だから首輪よ、首輪っ♡ 私につける見えない首輪っ♡ あんたに握らせとけば、実質、首輪に繋がったリードにもなるしッ♡ 強メスの人生に首輪引っ掛けたんだから、あんたの強オス自尊心もさぞ満たされるでしょッ♡ ふんッ♡ 一石三鳥じゃないッ♡ よかったわね、こんなご主人様思いのおまんこペット一生飼えてっ♡」 「どっ……」 「なによ……」 「この、どヘンタイバカ女がっ……♡」 「はぁッ!? なんでっ!?♡ ここは頭撫でまわして褒めちぎるとこでしょーがッ♡」 「うっせぇッ!♡いきなり激重感情ぶつけてくんなッッ♡」 「バッ、ぃ、いきなりじゃないわよッ♡ 張ってたでしょッ、ペットとご主人様って伏線ッ!♡ 私が意味ないことするわけないでしょーがッ♡♡」 「おまんこペット自称する女に賢さなんか感じるわけねーだろーがっ♡ しかもお前っ、さっきの一石三鳥って、絶対おめーがされて嬉しいって項目混ぜただろッこのマゾメスッ♡」 「ッッ~~~!!♡♡ それじゃあんたはッ私のお腹にスミ入れる方が良かったのッ!?♡ 目に見える首輪でもいいのよ私はッ♡♡ 下腹部に、あんたの名前のタトゥー彫るとかッ、そういうのでも別にいいのッ♡ でも、あんたはちょっと後ろ暗いかなと思ってそっちは辞めにしたのッ♡ これで妥協案なのッ♡♡ わかれバカッッ♡♡」  照れ隠しでキレる僕と、キレながら惚気るエリカ。お互いに大声で罵り合っているが、僕の股間はビクビクッ♡っと跳ね、エリカに至ってはこんな会話の応酬に興奮が限界に達してしまったようで、ビキニの上からでもわかる乳首のシルエットを指でカリカリと擦っている。 「はーーッッ……♡♡ はーーーッッ……♡♡」 「ふーーッッ……♡♡ ふーーーーッッ……♡♡」 「っ……ベッド行くぞ、バカメスっ……♡」 「ふんッ……♡ 腰抜けるほど気持ちいい射精させてやるわよ、バカご主人様っ……♡」 《続く》 ーーーーーーーー ーーーーーーーー 番外編小噺 ~風邪~ 「探したらあったわよ、抗生剤。おばさんがマメで良かったわね。で、飲み物とゼリー。これは食べられたらでいいから。あと、ちゃんとマスクする」 「してるってば……」 「私が帰った後もよ。喉の保湿しなさい」 「大袈裟だって」 「バカ。引き始めの対応で長引くかどうか決まるんだから。で、暖房につけとくけど、寒気がするうちは勝手に切らないこと」 「えー……」 「えー、じゃない。もとはといえば、あんたが暑いからって暖房弱くしたからでしょ」 「だったらエリカだって風邪引いてるはずだろ……」 「さあね。サカってるあんたの身体が湯たんぽみたいに熱かったからかしら。……じゃあ、帰るけど、何かあったら通話ね。メッセじゃなくて、通話」 「わかった……すまん、本当に助かった。ありがとう……」  「ふん。……何かほしいものあったら、なんでもいいなさいよ」 「エリカの脱ぎたてブラ……」 「オナニーしようとすんな」 「じゃあ風邪治ったら一緒にスマブラやって……」 「はぁ? なんでそんな話になんのよ絶対イヤ」 「マジで一生のお願い……」 「んな、しょーもないことに一生のお願い使うなっての。もっと大事な局面に取っとくもんでしょうが普通」 「え。でもさ……してくれるんだろ。その……け、結婚」 「する」 「で、子どもとか」 「産む」 「なら、もうねーよ……然るべきタイミング」 「……はぁ。知らないからね、つまんなくても」 「よっしゃぁー……」 「あ……悪かったわね、長居しすぎた」 「エリカぁ……」 「何よ」 「…やっぱ、なんでもない」 「……一応言っておくけど、さみしいの、あんただけじゃないから。埋め合わせしなさいよ」 「すきだ……」 「私の方が好きよ、バカ。早く寝ろ」 《終》

Comments

シリーズ本当に好きです、ぜひ最後までお願いします....!

ゆう

お互いがお互いにムラついてるイチャラブっぷり、最高ですね……エリカのむちむちっぷりを文章で表現するの上手すぎる……

魔泥


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