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【全体公開】一次創作のために[2024/05/19]

1.「一時創作やってみたいなぁ~」

 今まで二次創作をメインにやってきたのと、オリジナル描いても使い捨ての男の子ばっかり描いてたので「一時創作」って言えるものはして来ませんでした。漫画とか描けば良いんだろうけど自分が薄っぺら過ぎて「何も『テーマ』とか『伝えたいこと』とか思いつかないよ~(泣)」ってなるし。でも、オリキャラ作って関係性とかストーリーとかを創り上げている人を見ると「凄い!自分も"そう"なりたい!!」という気持ちが出てきます。困りましたね。

「じゃあ、どうにかして『一次創作』を始めよう!」

2.「続けられるもの」が結局良い!

 初めに、一時創作で「何がしたい」のかを考えます。例えば、

・重厚なストーリーと設定を持った長編が良い

・とにかくカッコいい/かわいいキャラクターが欲しい

とか、僕の場合は

・「何描いても大丈夫なもの」

でした。これは、設定とかガチガチに決めちゃうと自由度が無くて飽きた時に詰むと思ったからです。時期によって「魔法が描きたい!」とか「銃器が描きたい!」とか、ムラがあるとダルいですよね。これを解決するのがそう、「世界を移動する」という設定のやつですね。例として「ツバサRESEVoir CHRoNiCLE/CLAMP」が上げられます。まぁツバサに関して言うと長大なストーリーがあるわけですが...。この「世界を移動する」というストーリーのモデルには「複数の短編からなる」という強みがあります。つまり、「描きたいモノに合わせて世界ごと変えちゃえば良い」というわけですね。そこに共通の主人公的キャラクターを入れれば良い。魔法の世界であれば魔力が湧くとか、主人公も世界に合わせてある程度矯正される設定(ツバサの阪神共和国の巧断で見た)にすれば、色々融通が利きますね。

3.「都合の良い設定」を用意しよう

 上記の通り、「世界を移動する」というモデルを採用しましたが、それに整合性を持たせるため、説得力を持たせるために都合の良い設定を用意します。

 ここで参考にしたのは、以前より好きな「SCP」という創作概念です。この「SCP」という創作は、

・1つの写真をテーマに、被写体が「異常存在」であると仮定して、その存在に関するストーリーや収容・管理方法などをある程度一律の書式で記述する。

という共通のルールに則り世界中の人が様々な記事を書くというものです。この形は

・色々なものを「ひとつ」に纏めて創作とすることが可能である。

・創作世界内の一律の書式を用意すると解像度が上がった感じがする。

という点で、やりやすい創作の形なのではないか?と思ったからです。


そこで今回設定したのは、

・複数の異世界が存在する。

・それぞれの異世界に繋がるゲートのようなものが存在する。

・それを秘密裏に管理する組織がある。

・主人公はその組織の一員となり、ゲートの先の調査へと赴く。

という設定です。ほら、ありきたりではありますが骨組みが出来ましたよ!

4.体裁を保てる最低限の肉付けだけで良くない?

 ここから肉付けしていくんですが、「ガチガチに決めるとダルい」と「ある程度決まってないと書きづらい」がせめぎ合ってくる気がしますね。でも、よく考えたら、「ガチガチに決めるとダルい」のは世界観の話で、複数の異世界を用意した時点で解決しています。「ある程度決まっていないと書きづらい」のは現実世界の設定の話ですから、別の話です。

 では、必要最低限の肉付けは何でしょうか?私は「名前」だと考えました。古より「名は体を表す」と言います。フワフワした設定にそれぞれ名前を付けて、「ちゃんとしてる感」を強めます。

・異世界→ここはそのまま「異世界」とかで良い気がする。ゲートをコードで管理するならコード名で呼称すれば良い。

・異世界へのゲート→ここはかなり難しい。ありふれている設定なので。ここでの個人的なポイントは「カタカナより漢字のが好き」「意味が沿っている名前」の2つ。ゲートとか門とかホールとか、聞いたことありそう~と思ったので、「ボーダー、ターミナル、境」が繋がっているとか、穴が開いているというイメージで「境洞(けいどう)──境(さかい)に開いた洞(うろ)という意味」を考え付きました。ちょっと「ゲート」と音が似ているのに加え、検索してもヒットしなかったので「無い言葉」を作れたと思っています(もし既出だったら申し訳ない)。

・管理している組織→「境洞」が決まったので、それを使いたいですね。設定が異世界へのゲートみたいな重大な話なので、企業ではなく国の機関だと嬉しいということで、「~機関」「~機構」「~局」「~院」「~会議」「~委員会」「~庁」「~省」にしたいなぁ。「管理」を入れるなら実際に「出入国在留管理庁」があるので、「境洞管理庁」も良いけど、音の響きが気に入らない。結果、「境洞管理局」に決定しました。

5.必要なものを考えよう

 以上で、「異世界へとつながる穴、境洞を秘密裏に管理する機関、境洞管理局に所属する主人公が、異世界へと調査に赴く」という大まかな設定が出来ました。あと必要なものは何でしょうか?そう、主人公のデザインです。ここはかなり迷ったところなので割愛しますが、考えたポイントは3つ、

・服装は一般的なスーツとは異なるが、複数回描くのが面倒にならない程度にシンプル。

・その服を「制服」という設定にすると他キャラのデザインの時に楽。

・「武器」過ぎない程度に護身用の何かを携帯している。

以上は服装の話で、顔のデザインに関しては、20個くらい顔を描いて「好きかな~」と思った要素を組み合わせてみる、を繰り返す脳筋スタイルで決定しました。

それがこちら、笠村芳樹くん(17)です。

①見た目(細身でも筋肉はある。下着は未設定)

②顔(左側に分け目、他ポイントは画像内)

③武器等(特殊警棒に決定。持ち手は後でアヤ目のローレット加工のデザインに変更)

④服装(深い灰色ベースで裏地は黒。合わせはコックコート風で、ファスナーで留める。左胸に武器を携帯しているため、上のボタンは普段は外して折り返して胸元を空けている。)

やった~これでかなり固まったので後はこの世界観で絵なり漫画なり描けば良いだけですね!時代も世界観もバラバラでも整合性がとれちゃいますね!

6.後は好きなように解像度上げれば良い

 本当に後は描くだけですが、折角「境洞管理局」を作ったので、事務手続き的な書類をいくつか考えてみましょう。とりあえず、笠村くんは調査に向かうので、

・調査実施報告/指示書

・調査担当者リスト

・調査要件通知書

・物資貸与に関する申請書

・境洞内逗留期間中の就業認定に関する説明書

・境洞調査機関に応じた勤務免除について

を作りました。

(因みに、境洞A-3は北海道大学植物園温室付近、B-6は有栖川宮記念公園の開園記念碑周辺に出現しました。その時地図で見かけただけなので理由はありません。)

7.俺たちの一次創作はまだ始まったばかりだぜ!

 今回、初めて「設定のある一次創作」を行ったのでBlog形式でまとめてみました。どういうプロセスで設定を組んだのかを文章でまとめてみると、かなり自分のだらしない部分が浮き彫りになってしまった気もしますが...

 昔に作った日常系なオリキャラもサルベージしてリデザインしても良いかな~という気持ちにもなってきました。気が向いたらね。


ここまで読んでくれた方はありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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