私は2020年にデビューした今年3年目の新人漫画家なのですが
今回は投稿~デビューまでの話をしてみようと思います。
長くなりますが、興味のある人は良かったら見てみてください。
私は、実はオリジナル漫画をしっかり完成まで描いたのは、デビュー作が初めてです。初めて描いたオリジナル作品で担当が付き、初投稿&受賞し、モーニングという雑誌でデビューしました。
じゃあそれ以前は何をやっていたかと言いますと、高校1年~大学を卒業する2019年頃まで、ずっと二次創作でBL,百合,NL、エロなどを漫画ではなくイラストメインで描いてました。
👆大学4年の絵
このころは、漫画家になる気はなくて、大学を卒業したら公認会計士になる予定でした。経済学部で、大学は・・・まあ鬱で留年したり色々あったけど、なんやかんや二次創作やりながら公認会計士の勉強をずっとしていました。
趣味で漫画とか絵を描くのは好きだったので、この先私は公認会計士としてキャリアを積んで、いつか税の漫画とか描いて出版できたら楽しいかもな~!とか妄想してました。
2019年の3月に大学を卒業し、同年8月に公認会計士試験の2次試験(最後の試験)が終わって、11月の合格発表までの数か月間、何もやることが無く暇でした。
そこで、なんとなく思い立って、初めてオリジナル漫画を描いてみました。
それがこれ↓です。
この漫画のネーム(絵コンテのようなもの)を10月ぐらいにデイズネオっていう講談社の持ち込みサイトに投稿してみたところ、モーニングで担当さんがつきました。
「担当がついたくらいでお前・・・マジか」って感じなんですけど、担当さんが付いたことで、
あれ?私もしかして天才なのか?これ漫画家なれる?いけるんじゃ?と調子にのってしまいました。
同時期に、公認会計士試験の合格がわかりました。
若干はためらいましたが、それ以上に調子に乗っていた私は、
担当さんが付いただけで公認会計士になるのを辞めて突然漫画家を目指しはじめてしまいました。
その時はもう・・・なんか脳内から麻薬物質みたいなのが出てて、せっかく会計士受かったのに!こんなに勉強したのに?!あはは!!おもろ!!と、なんかハイになってて異常に楽しかった記憶があります。親戚にこのことを報告したときの絶望顔が今でも忘れられません。
リアルに3秒くらい固まってました
それで、そのあと同年12月〆切のモーニングの賞に出すことになりまして、頑張って👆の漫画を清書しました。
そしたらなんと大賞に選ばれてしまい、あれよあれよと初投稿で100万円GET、デビュー、・・・・という形になり、さらに調子に乗りました。
(今思えばこの時が一番の自分のピークでした)
そのあといくつかネームを描いたのち、
私はデビュー2作目になる「とうふのてつがく」という読み切り作品を2020年3月に完成させました。これはちばてつや賞という、まあ分かりやすく言ったら以前取った賞よりもさらに権威のある賞に出すためのものでした。
マジで調子こいてたので、描き終わった後は、「まあ佳作くらいならとれるんじゃないかなっ♪」と何故か得意げに思っていました。
しかし、めちゃくちゃ調子にのってた私に、ついにここで事件が起きました。
「とうふのてつがく」はちばてつや賞選考外となりました。
落選とかではなく、選考外でした。
理由とか詳しいいきさつは10年後くらいじゃないと言えないような話なので割愛しますが、まあざっくりいえば編集部で色々あった、って感じです。
こうして、「すみません」の言葉とともにとうふのてつがくの完成原稿は私の手元に返却されました。
私はめっちゃ凹みました。
ナンデ・・・?せっかく完成まで描いたのに・・・え・・・?編集サンネーム通したじゃん・・・モブ描くの大変だったよ・・・?ドウシテ・・・?とうふちゃん・・・編集部さん・・・私の漫画もちゃんと選考シテ・・・?
それまでめっちゃ調子こいてたのもあって、本当に凹みました。
今思えば、漫画業界ではこの手の話ってよくあることです。連載が白紙になったとか、掲載が無くなったとか、そういうの。ほんといくらでもあります。編集部も会社であり編集者は会社の一部なので、仕方ないです…。辛いですが。
今思えば漫画家の洗礼だったのかもしれません。
しかし私は諦めませんでした。
こうなったら「とうふのてつがく」はどこか別の出版社に持ち込むしかない・・・
どこかに持ち込めば採用されるに違いない・・・きっとどこか評価してくれるはず、だってとうふちゃん可愛いし、演出とかも頑張ったし・・・!きっとわかってくれる人が・・・!!(涙目)
そんな気持ちで、
なんとなく今までの感じからして青年誌が自分に合ってる気がしていた私は、とりあえず青年誌の大手:ヤングジャンプとヤングマガジンに「とうふのてつがく」を持ち込みに行きました。
当時(2020年の3月頃)は、コロナが本格的に流行し始めたあたりで、集英社のオフィスや編集者との待ち合わせのカフェに全く人が居なかったのを覚えています。
持ち込みでは、まずヤンマガに行きました。
ヤンマガでは、正直あんまり手ごたえが無かった感じでした。
っていうか、編集者とずっと雑談で盛り上がっていた気がします。自分の持ち込み原稿そっちのけで映画の話をずっとしていました…
こうしてヤンマガではほぼ漫画の話をしないまま持ち込みが終わりました(笑)
次にヤンジャンに持ち込みに行きました。
ここでのちに1年ほど付き合っていくヤンジャンの担当編集Yさんと出会います。
Yさんはとうふのてつがくを読んで言いました。
「絵、上手いですね。女の子がかわいいです。ストーリーはピンときませんが、とにかく女の子がかわいくて魅力的なのが南さんの才能だと思います。やさしくて柔らかい女の子、いいですね!これ、シンマン賞に出してみませんか?」
・・・・とにかく女を褒められました。
拾ってくれそうなのは嬉しかったけど、Yさんの感想が、私には意外でした。
褒めるとこ、そこ!?って思いました。
自分の持ち味は独特な世界観とか比較的個性のある絵柄だと思ってたので、そこには全く触れられずに、ただただ女の子を褒められたことが意外でした。
そうかぁ~?と不思議な気持ちになりながらも、
なんやかんやあって「とうふのてつがく」は無事シンマン賞で準入選しました。
めっちゃ嬉しかったです。
良かった、ちゃんと正当に認められた!!みたいな気持ちだった気がします。
色々あったけど、私は編集さんYさんとともに、ヤングジャンプという新たな場所で再スタートを切れることになりました。
私はモーニングでうまくいかなかったけども別のとこでやっていけそうな気配を感じ、また以前の調子をとりもどしつつありました。
しかし・・・・・・・・・・・
その後、ヤンジャンでネームが通ることはほぼありませんでした。
新人漫画家の話②デビュー~ネーム全没時代 に続く!!
くおんじ
2022-03-28 12:49:38 +0000 UTC南文夏
2022-03-27 06:19:15 +0000 UTCくおんじ
2022-03-25 14:59:10 +0000 UTCくおんじ
2022-03-25 14:53:22 +0000 UTC