前回のお話
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麗美は鍛え上げられた男の筋肉を下から上まで舐めるように見つめる。
『へ〜ちゃんと鍛えてるのね、かっこいいじゃない。
その割に覆面なんて被っちゃって。女相手に素顔もさらけ出せないの?
情けないわね。私は正々堂々顔を晒してるっていうのに。』
(!?)
男は図星をつかれ動揺する。
運動神経にも恵まれ強靭な肉体を持ち、抜群の格闘センスさえ持ち合わせる男だったが、彼には唯一の弱点があった。
"視線恐怖症"
彼は大観衆の前で素顔を晒すと極度の緊張感に襲われてしまい、本来のパフォーマンスが発揮できなくなってしまう。
それさえなければ男の実力は男子マット界でチャンピオンに君臨できる程の実力を持ち合わせている。その弱点をカバーする為に覆面を着用しているのだ。
身体的に恵まれている彼は下半身も立派であった。
麗美はその立派なイチモツに目を向ける。男もその視線を感じている。
『今日の試合で一生分の恥をかかせてやるわ』
”カ〜ン!”
会場にゴングが鳴り響く。
まずは冷静に麗美の一手を伺う男。
少しずつ麗美との距離を詰めていくが、容易には仕掛けない。
相手が女だとはいえ油断は禁物だ。
ありえないと思うが万が一の展開を警戒する。
ゴングが鳴り終わってもなお余裕の態度の麗美。
トップロープに腕をかけ、コーナーポストにもたれかかっている。
男は余裕の麗美の態度に悪寒が走り全身から脂汗が吹き出してしまう。
そんな対戦相手をあざ笑うかのように麗美は乱暴な口調で挑発する。
『ほら、どうした?かかってこいよ?』
男を見下したような態度で人差し指をクイっと複数回曲げ、挑発しながら尚もにやける麗美。この時点で彼女の『責め手』は決まっていた。
対戦相手の男の股間を徹底的に破壊していくこと。
覆面レスラーの地獄はここからはじまる。
東京ミックス
2021-06-17 14:06:29 +0000 UTC